師走も半ばをすぎ一段と寒さがまして参りました。
そんな中をどうしても脇田和の展覧会が見たいと思い、滋賀県にある佐川美術館に出かけて参りました。
名古屋から新幹線と電車、バスを乗り継ぎ、1時間40分ほどでたどり着きました。
佐川美術館は佐川急便40周年の記念事業として建設され、日本画家平山郁夫さん、彫刻家佐藤忠良さん、陶芸家楽吉左衛門さんの作品を中心に展示しています。
今回は企画展として脇田和展が開催されました。
脇田和は1908年生まれ、2005年没の洋画家です。
脇田の魅力は色彩感覚の素晴らしさにあると私は思っていますが、 四十代後半からの作品が展示された今回は、特に七十代、八十代の作品に魅了されました。『調和』という言葉がビッタリの作品があり、寒さと師走の慌ただしさに縮みこんだ心をフワァ~と自由に解放して貰えた気がいたします。