当店の展覧会も三日目を迎えました。立冬となりさすがに少し寒くなりましたが、今日は一宮市から懐かしいお客様がご来店くださり、とても嬉しくなりました。
一宮市といえば・・この秋大変お勧めの展覧会をご紹介いたします。
今月23日まで三岸節子記念美術館で開催中の「佐分眞展」です。
佐分眞は1898年に名古屋で生まれ、東京美術学校で藤島武二に師事、早くから洋画壇に頭角を現します。
1927年にはパリに渡り、32年までフランス、北欧、イタリア、スペインに遊学、帰国後もリアリズムに立脚した独自の重厚な画風が高く評価されていましたが、惜しくも38歳の若さで没しています。
当店でも佐分の作品は多く扱わせて頂き、今回の展覧会にも4号の風景を飾らせて頂いておりますが、一宮のこの展覧会に伺い、佐分眞の作品の素晴らしさにあらためて驚きました。
5年という、当時にしては長いヨーロッパでの生活に絵画という表現の本質を求め、頑なにそれを追った画家の作品、約70点はとても見ごたえがありました。
お近くの方は是非お出かけ頂きたくご案内いたします。
もちろん、当店の展覧会にも是非お立ち寄りくださいませ。
※ 佐分眞展 -洋画界を疾走した伝説の画家- 11月23日まで
一宮市三岸節子記念美術館にて