最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

セカンドオピニオン

2005-08-28 17:57:40 | くも膜下出血
私のHP「しぶとく生き残るためのヒント」のBBS「しぶとく生きる掲示板」
今年の2月にHN“クレオ”さんから下記のような書き込みがあった。

昨年9月に未破裂脳動脈瘤がCTで見つかってから、
必死になって脳動脈瘤を検索いたしました。
そして1番最初にひらいたのが、ここのホームページでした。
しぶとく生きていらっしゃるmayakoさんに大変勇気づけられました。ありがとう。
その後、医者に言われるまま血管造影もしました。
脳外科学会での基準が書かれている本のコピーもいただきました。
それによると、外科医なら手術を勧める範囲でした。
「手術をするかどうかは家族でじっくり話し合ってください」
と医者から言われています。
しかし、夫もこどもも、「私のしたいようにすれば」と相談になりません。
医者にもまだ、破裂するかどうか結果でしかわからないのですから、
家族にもわかりようがないですよね。
今私には、くも膜下から生還したら、「英雄」、
予防手術で後遺症をもったら「弱虫」とも思えるのです。
でも、不安を抱えては、なかなか気持ちのよい生き方はできないしーーーーー
脳外科医の世界も狭いと思うとセカンドオピニオンも聞きにくいのです。
もし、同じ悩みを持つひとがいたら、どう解決したか聞かせてくださいね。


そこで、私は次のようなレスを書いた。

「手術をするかどうか、セカンドオピニオンも聞いてみたい」と、
思い切って主治医に言ってみた方がいいと、私は思います。
それをいやがるようなお医者様では、信頼できない気がするからです。
手術はそれに自信のある医師に信頼して任せるのがよいと私は思います。
未破裂ならば時間があるのですから、よく話し合って…
でも最後に決めるのは、自分です。
「英雄」とか、「弱虫」なんて考えはあまり私は賛成できません。

すると、つい最近また書き込みがあった。

こんばんは
2月にクレオという名前で未破裂脳動脈瘤について悩んでお邪魔したものです。
脳外科の手術を受けて元気なひと、
運悪く?不幸にもくも膜下出血で命をなくしたり、
後遺症に苦しんでいる方、本当に人生いろいろですね。
もし、選択できるのなら、最良の道をと思い、勇気を振り絞って、
主治医に、セカンドオピニオンのことをきりだしました。
快く紹介状を書いてくださいました。
検査も再度しなくてもよいように画像も貸してくださいました。
どきどきしながら、
セカンドオピニオンをきいたところ、主治医と同じく経過観察となりました。
現代医療により、運命を変えられることもあるけれど
変えられないこともあるんですね。
私としては、とてもエネルギーを使った8月でしたが、
半年間もやもやしたことがすっきりしました。
これからは、へんな遠慮?はやめて、
クレオからクレオパトラとして生きていくことにしました。。


未破裂脳動脈瘤が見つかった場合、どうするかについては、
医師も患者も迷うことが多い。
未破裂の脳動脈瘤の破裂率は年間1%と書いてあるものもあるし、
0.05%と書いてあるものもある。
5~6㎜以下の場合は破裂率は低いので、
手術の危険性を考えると経過観察になることも多い。
しかし、私の場合は6㎜で破裂している。
大きさ、家族歴、何らかの症状がある、
できている場所など様々な個人差があり、
また、医師の技術、経験などもそれぞれで
いったいどうすればいいのか、迷うところである。
最終的に自分で決めることとはいえ、その決断のためには、
セカンドオピニオン、いやサードオピニオンも欲しい。
医師に言い出すことができず、
これでいいのかと悩み続けるほど馬鹿らしいことはない。
ストレスは病気自体にも大いに影響する。

クレオ改めクレオパトラさんも、
医師に遠慮して言い出せなかったモヤモヤから、
解放されすっきりとして、落ち着いたと書かれている。
迷っている方、是非、思い切って行動してみて下さい。
医療は、納得して受けるべきです。
コメント (4)
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