最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

医療保険

2005-08-10 23:18:45 | 医療と健康
          
                 (窓辺のペチュニア)

私は今までに、4回も全身麻酔手術を受けた。
現在も、4週毎に通院している。
MRI検査や、超音波検査、CT検査など
必要に応じて何回も受けている。
降圧剤も今のところ止められない。
家族は、ほとんど医者にかかることはなく、
我が家の医療費は、ほとんど私の分だけだ。

3割負担、高額療養費制度などがなく、
今までの分、全部自費で払わなければならなかったら、
我が家は、極貧になってしまっているであろう。
自分でかけていた保険ももう年齢的に切れてしまうものもある。
もう、一度脳卒中になった私が入れる保険は、
補償も少なく掛け金も高く、これからの分はとてもカバーできない。
子どもも、母が病弱ゆえ、当然公立に転校してもらって、
進学もあきらめて働いてもらわねばならないかも…

こうして普通の生活を送れるのは、社会医療保険のおかげだ。
家族や医師や病院スタッフには本当に感謝しているが、
それと同時に健康で保険料を納めてくれている
多くの人たちに感謝しなければならないのだ。

社会医療保険は、医療行為のどこまでを保険医療と認めるか、
自己負担をどの程度にするか、年令や、資格など、
難しい問題が山積みで、議論の的であるが、
基本的に、みんなで支え合う制度は絶対になくすべきではないと思う。
今、健康な人もいつ、病気になるか分からない。
いくら自己保険をかけていても、
自分だけで安心できるほどの保険を掛け、
病気になった時にかかる様々な費用を
払う余裕のある人は、本当に一握りだ。
現在は社会医療保険制度があるので、
「一日1万円!」
なんて言って、それで済むように言っているが
その制度がなければとてもそんな程度で済むはずがない。

医療制度は、自己負担を基本にしているアメリカを
手本にすべきではないと思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする