最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

闘うリハビリ

2008-02-12 17:16:13 | 医療と健康
一昨日と昨日、放送されたNHKスペシャル「闘うリハビリ」観ました。
リハビリは病状が落ち着いたらなるべく早く始めることは常識になりつつありますが、
まだ本当に意識もはっきりしていない状態からあれほど早く
リハビリを始めることは今までにない試みで、
しかも大きな成果を上げているというのでビックリ。
常識というものは、どんどん変わっていくものなのだとつくづく思いました。

しかし、早期リハビリは色々な角度からその患者を診断して慎重に始めなければ、
かえって悪い結果になることは十分に考えられます。
素人考えで、無理をさせてはいけないと思う。どの程度、どういったリハビリが有効なのか、
大いに研究されて、どんどん実施されていくことを望みます。。

番組の中で綾戸智絵さんがお母さんが脳卒中で倒れられた後のリハビリで、
「いつまでやらなきゃいけないの?」と聞かれたので、彼女が
「一生、死ぬまで」と答えたとおっしゃっていたが、

義母の最近の様子を見てつくづく、介護予防リハビリの大切さを思う。
義母は別に脳卒中になったわけではないが、
脊柱管狭窄症で座骨神経痛がひどくなり、一時、もういよいよ、
車椅子椅子生活になるかという状態だった。
しかし、薬を飲んでジッと座っていれば、よくなるどころか
かえって動けなくなるということを、何度も言って、
痛くない動き方(前屈みの姿勢で歩く、上体を反らせてはいけない)を知ってもらい、
家の中をシルバーカーにつかまって歩くうちに、
今では家の中ならシルバーカーなしでも歩けるようになりました。
何とかもうしばらくは歩けそうです。

番組中で長嶋元巨人軍監督が「リハビリはウソをつかない、次は走れるようになりたい」
と言って頑張っている様子をみて、我々も最後の最後まで
自分の努力でできるところは(もちろん、無理な場合もあるが…)
頑張って、自分のあらゆる能力を維持していきたいものだと思います。



コメント
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