常に能力をブラッシュアップせよ！

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【贈る言葉】

自らが保有している能力や知識は、時間の経過とともに陳腐化するものです。常にやれることの面積を広げることを怠ると、刻々と変化する環境に適応できなくなってしまいます。

　　　　　　　　　～小笠芳美～

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【本文】

■常に能力をブラッシュアップせよ！■

「芸は身を助ける」ということわざがある。

「昔取った杵柄（きねづか）」ということわざもある。

しかし、このようなことわざは死語になりつつあるのではないか。

変化がめまぐるしく、既に陳腐化してしまっているものが多いからだ。

ビジネスマンも自分自身に新たな付加価値を付けなければ太刀打ちできない。

古い知識や技術を持ち出して自分で自分を高く評価し、ひんしゅくを買っている人は多い。

しかし、中には「温故知新」なるものもあることは確かだ。

古いものでも今の時代に立派に通用するものもあるということだ。

陳腐化したものか、温故知新に該当するか、その見極めが大切だ。

常に能力のブラッシュアップの必要性を自覚し、自己啓発してほしい。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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経営には二律背反の問題解決が求められる！

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【贈る言葉】

経営というのは科学ではなく職人芸なのです。職人は矛盾した二つの要素を融合するのが仕事です。

　　　　　　　　　～カルロス・ゴーン～

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【本文】

■経営には二律背反の問題解決が求められる！■

企業経営で永遠のテーマは「在庫の削減」だ。

どこの会社でも資金が寝そべってキャッシュフローが稼げなくなるから在庫を減らせと指示を飛ばす。

一方、営業部門は欠品を防止してくれ、受注してから生産するのでは納期が間に合わないと騒ぐ。

欠品を無くせと言われれば、在庫を持たせてほしいと生産管理部門や調達部門は泣きを入れる。

しかし、考えてみればこの二律背反の問題を見事に克服している会社は結構ある。

代表されるのは「トヨタ式生産方式」だが、米デルでも共通部分まで組み立てた在庫を少し持ち、受注後カスタマイズの部分を組み立てて完成させるから早い。

要するに、限りなく「無在庫生産」に近づけることはできるわけで、経営は「職人芸」と言うことになる。

経営の「職人芸」は、普通の人がさじを投げた二律背反の問題を解決する技術なのだ。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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