「想定外」という言葉は使うまい！

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【贈る言葉】

日本にきて知った言葉で一番嫌いなのは「しょうがない」です。

　　　　　　　　　～サフィア・ミニー～

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【本文】

■「想定外」という言葉は使うまい！■

皆さんの会社では「しょうがない」という言葉が飛び交っていないだろうか。

「あの時はしょうがなかった」、「あの一件はしょうがない」などと。

みんなで納得しあい、許しあうというわけだ。

今回の東日本大震災では「想定外の震度」とか「想定外の津波」というキーワードがよく使われた。

特に東京電力は、悪いのは地震であり、津波だと「他責化」して原発事故の正当性を主張したいのであろう。

結論から言えば津波の大きさに対する予測技術が拙劣だっただけのことだ。

サフィア・ミニー女史はフェアトレードカンパニーの社長だ。

社会起業家として新興国の人々が生産した雑貨や衣類を日本に輸入して彼らが生活できる収入を得られるようにと起業したが、８年間は赤字に苦しんだという。

「想定外」という言葉はサフィア・ミニー女史が嫌いな「しょうがない」に通じるから、どちらも使いたくない。

　　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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経営者の資質は学歴に左右されない！

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【贈る言葉】

経営者の資格は大学の学科ではなく、経営に必要な何と何を備えているかです。

　　　　　　　　　　～大賀典雄～

８１歳でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。

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【本文】

■経営者の資質は学歴に左右されない！■

若手の後継社長などでＭＢＡを取得している人は多くなってきたが、ＭＢＡを「間抜け、バカ、アホ」と揶揄する人もいる。

私は、学歴はないがすばらしい経営者を知るたびにとても共感を覚える。

「雪国まいたけ」の大平社長は中卒だが極貧生活から抜け出そうと死に物狂いで起業し、太もやしの開発をきっかけにまいたけの人工栽培を成功させた。

関西のお好み焼きの「千房」の中井社長も中卒だがお好み焼きという大衆的な食べ物を普及させ、店舗を全国展開している。

「千房」では募集を掛けても応募してくるのは元暴走族やチンピラばかりだったという。

だが、そのような人たちを立派に育てて人財化し、幹部や店長にしているのだから人財育成の達人でもあるのだ。

山梨日立建機の雨宮社長も中卒だが建設機械を改造して地雷除去機を製造し、カンボジアを始め世界各国に輸出してグローバルな社会貢献を果たしている。

立派な経営者は、学歴は関係なく経営に必要なたくさんの資質を磨き続けているのだ。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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