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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

続カタツムリ歩行で新京成線 常盤平駅周辺を歩く(千葉・松戸)

2017-03-20 20:45:44 | カタツムリ歩行
 2017年3月19日(日)

 彼岸入りして2日目の今日は、「続カタツムリ歩行」の例会に参加した。集合は新京成
電鉄の常盤平(ときわだいら)駅。駅前のコンビニで弁当を求め、10時ちょうどに東口
を出た。

 駅周辺の常盤平一丁目を東北に抜けて、最初は参道がクスノキの大木に覆われた金ヶ作
(かねがさく)熊野神社へ。

 金ヶ作は、もと武州川越藩の郷士石川家5代目彦次右ヱ衛門が、当地の新田開発の元締
めとして天明2年(1782)に入植したが、翌年の浅間山噴火による降灰で田畑が大被
害を受けたため、氏神様として紀州熊野本宮の御魂を拝受してここに熊野神社を創立した
とのこと。現在の社殿は平成9年(1997)の再建のよう。


 その左手背後には、以前の本殿らしいのが残っていた。


     
 境内には熊野本宮のご神木であるナギの木が移植されていて、参拝者はナギの葉をそっ
と懐に入れて帰るのが常だったという。ここで、今年初めてのウグイスのさえずりを聞く。


 少し東へ回ると、屋敷林を背後にした古くからの農村風景が残り、畑にはスイセンが咲
き、屋敷のコブシがかなり開花している。
        




 すぐ先が、南側に広い樹林を残す祖光院で、樹林を背にして松戸史跡七福神の恵比寿天
と大黑天が祭られていた。
       

 祖光院は曹洞宗の寺で、熊野神社と同様、川越から入植した石川家により文政8年
(1825)に創建されたとのこと。



 樹林横のヒカンザクラが見頃で、庫裡(くり)の前の紅白のボケも開花し始めていた。
    

 東に延びる参道には、弘化4年(1847)造立の青面金剛塔が2基並んでいた。


 寺の東側を南北に走る県道57号の東側一帯は「金ヶ作自然公園」で、豊富な樹林が残
されている。
     

 だがここには、あの東日本大震災による東京電力福島原発の爆発による放射能で除染さ
れた土が何か所も埋設されているようで、埋設後に測定した放射線量測定値を示す一覧表
が掲示されていた。


 公園の東北端の交差点を西進すると、北側の広い畑の向こうに豊富な平地林が残ってい
る。畑の一隅では、大きなハクモクレンが開花し始めていた。



 その樹林の中心部に、大きな住宅が見えたので門前まで行ってみた。先着していたKさ
んによると、ここがこの地一帯を開拓した石川家とのこと。どうりで広い敷地のりっぱな
屋敷だったのだ。



 屋敷の外の白梅がまだ満開の花を残し、そばの花壇にはパンジーが咲き競う。


 門前から延びる道路際には、畑の堆肥に使うらしい落葉が集積されていた。


 西進する道路の南側にもヒノキやケヤキなどの豊富な樹林が残っている。「囲いやまの
森」と呼ばれ、松戸市の保護地区に指定されていて、南北200m、東西100mの約2
㏊あり、ウグイスやコジュケイ、コゲラ、シジュウカラなど野鳥も豊富なよう。

 この森では里山ボランティアが、こどもたちの自然観察や森体験などの活動をしている
という。説明板を見ていたら、ウグイスのさえずりが始まる。そういえば、最初に訪ねた
熊野神社の北側なのだ。


 すぐ先には自家野菜の販売所があり、新鮮なダイコンやカラシナ、ミカン類などを販売
していた。


          
 交通量の多い県道51号を横断し、その先の点在する住宅と畑の間の細道を南西に進む。
大きなハクモクレンがかなり開花し、そばの牧場では3頭のポニーが遊んでいた。


 T字路に出て広い通りを北西へ。西側一帯は新しい大きな建物の千葉西総合病院である。



 相対する天真寺の本堂は近代的な造り。法事中なのと樹木など少ないのですぐに去る。
境内の早咲きの若桜が見頃になっていた。


 隣接した奥の方に、集合住宅だろうか「パークヴィラ陽春館」と呼ぶ大きな建物が見え、
その入口付近に何本かのミモザがいっぱいの花を競っていた。


 すぐ先で高木小の東側を北に抜けると、スギやカシに囲まれた参道の上に八坂神社が祭
られている。


 狭い境内の左手には、八幡、稲荷、山、天、大杉、愛宕、疱瘡(ほうそう)の各神社が、
2枚の石碑に文字で刻まれ祭られていた。


 次の交差点の手前には、自由宗教 一神会の大きな社殿が見えたが、信徒以外は入場禁止
になっていたので、入口から眺めるに留める。

 そばの消防訓練センター西側の細道を南進して、広い敷地の「21世紀の森と広場」に北
口から入る。

 1993年に開園した「自然尊重型都市公園」で、千駄堀(せんだぼり)地区に残る貴
重な自然を生かした50㏊以上の敷地は、自然、文化、レクリェーションの三つのテーマ
で整備されているという。

     
 樹林の間を南東に進み、バーベキューなどで賑わう「こもれ陽の森」の横をV字状に折
り返す。


 広葉樹林を緩やかに下り、公園の中心部を南北に走る広い道路の「森の橋」の下
を西側に抜けた。
     


 湿地帯の先に大きな千駄堀池が広がり、周囲を豊富な樹林に囲まれている。







 池の南側の野外演奏会場では、10時から15時まで「和太鼓の公演」が開催されてい
て、たくさんの観客が暖かい日差しを浴びて演奏を楽しんでいた。


 正午が近いので演奏は聞くのは少しだけにして、さらに南に回り南口から公園を出た。

 JR武蔵野線の東側、千駄堀集落の台地下の住宅地沿いを少し折り返し、林間を台地に
向かって上がる。円能寺の前を通過して、ゴールの香取神社には12時20分に入った。


 境内左手には、千駄堀天満宮の小さな社殿も祭られている。



 昼食後に記念撮影とミーティングをして、13時前に散会となる。

(天気 晴 距離 5㎞、地図(1/2.5万) 松戸、歩行地 松戸市、歩数 11,000)

 このあと、帰路の行程は次回アップします。





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