あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

国重要文化財の小野家住宅と近くの松林寺へ(埼玉・所沢)

2023-05-03 21:53:51 | 所沢だより

 このところ、2月で活動を終えたカントリーウオークグループの会報終刊号の編集作業
に追われて投稿が遅れてしまい、今日も10日前の記録です。

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 2023年4月23日(日)

 市内西部の林地区にある国指定重要文化財の小野家住宅で、イチハツが見頃になったよ
うだという情報を入手したので、行ってみることにした。

 西武池袋線の狭山ヶ丘駅に10時14分に下車して西口へ。


 駅前から住宅地を抜けて西南に延びる狭い市道を少しで、とんがり屋根のみどり保育園
の横を通過する。


     
     民家の池垣に、きれいなテッセンがたくさん咲いていた。


 密集してはいないが商店の続く通りをさらに進む。


 所商通り入口交差点を渡り右折、国道463号線バイパスを西北の入間市方向へ。


 2つ先の信号、林3丁目交差点でバイパスを離れ、住宅地の間の細い市道を西南西へと
進み、500mほどで新緑の林の間を抜けて行く。
     


 林の一角に咲くミズキ


 その先は住宅と畑が点在するようになり、小さな交差点の南西側に麦の穂が伸びていた。


 もうこの辺りで小野家住宅への標識がありそうだと思いながらもが気づかず、さらに少
しで松林寺の山門前へ出たので、先に拝観することに。


 松林寺は曹洞宗の寺で、承応2(1653)年の開山、本尊は釈迦如来という。武蔵野
三十三観音霊場の第15番霊場でもあり、霊場巡りなどで2、3度訪れた記憶がある。 


 山門を入ると両側に刈り込まれた2株のツツジが咲き、白花の方はかなりの花。





 力強い仁王像の間をさらに進んだ、正面の本堂の周辺にも白花のツツジが。


 本堂に参拝したが写真は撮り忘れ。本堂の右手前に立つ玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)
法師像。
     

     
      鐘楼前のハナミズキは花いっぱい。


     
      本堂前のこの木にはたくさんの実が。


      西南側のお堂は薬師六角堂とか。
     

           南東側には新しい十三重塔も。
          

      本堂の左手前、西側には大きな白衣観音像が立っている。
     
 

 こちらのピンクのツツジはちょうど見ごろに、



 本堂の西南側、大きな葉の上に乗るのは一葉観音像



     近くにはユーモラスな石像も。
     
 
 植栽豊富な境内を一巡したので、山門を出ることにする。


 往路を道標を探しながら少し戻ったら、先ほど麦の穂を撮ったところに小野家住宅への
道標があった。文字がかすれていたので見落としたか、それとも認識機能の低下か・・
     

 
 両側の新芽の伸びた茶畑や小さな流れを過ぎる。



 突き当たりの三差路際にかやぶき屋根の小野家住宅があった。ずいぶん前から知っては
いたが、この場所の記憶は無いので来たのは初めてのようだ。

 
 公開は日曜日のみ、建物は開放されているが案内者はいないので、自由に見学すること
にした。

 イチハツは庭に咲いているのかと思って来たが、屋根上だとすぐに気づく。


 この住宅は、2002(平成14)年に屋根のふき替えをしてから約15年経過したの
で、2017(平成29)年9月から翌年3月にかけてふき替え工事をしたようだ。
 
 その際、屋根上の部分は雨漏りを防ぐために「棟仕舞(むねじまい)」という作業をし
ており、その作業は「くれぐし」と呼ぶ当地独特の棟で、かやぶき屋根の頂上に土を盛っ
て植物を植えるという方法。

 土のう約70袋分の盛り土をした後、芝と花を植えて根を張らせて土を押さえ、雨漏り
防止とともに屋根飾りとしたもの。その植物がイチハツで、約100株植えたという。


 イチハツは、ほぼ咲き揃っている感じ。


 入口から建物に入り中を観覧する。こちらは土間周辺。


     

          
 
 土間から「ざしき」と呼ぶ囲炉裏(いろり)のある手前の部屋と、「おく」と呼ぶ奥の間方面。


     
     かやぶき屋根の屋根裏の構造。


     ざしきの北側に置かれた機織機(はたおりき)。
     

 台所の流し
     

 土間に残る農機具など


 東側から裏手に回ってみる。東西の屋根のひさしは低いのが特徴のようで、手が届くく
らいの高さ。
     

 裏手、東北側からの建物の全容。


 裏手から見上げたイチハツ

 
 西側屋根下には、米や麦をひいた後の粒ともみを振り分ける唐箕(とうみ)も。


 建物の西南側からの庭


      釣り鐘のような花は、ヒヤシンソイデスという花のよう。 
     


 

 ざしきの前の縁側には、四季折々の建物周辺の風景写真が展示されている。


     



     
     東側に咲く花を幾つか眺め、小野家住宅を後にした。


 
 近くの民家周辺に咲くスズランやトケイソウ


 帰路は、少し戻って細道を南東方向に回る。途中に咲いていたフジ


     こんなに衛星放送受信用アンテナの上がった民家があった。
     

          畑の片隅に咲くのはセイヨウオダマキ?
          

 林小学校の北西端の交差点に出て少し東進、北東に延びる住宅地を貫く車道を進み、国
道463号バイパスの所商通り入口交差点を横断、往路より2本東側の市道を駅に向かう。


 駅の近くにあった、このスーパーで惣菜を購入する。


 狭山ケ丘駅西口には13時20分に戻った。


 改札口のすぐ上に、訪れた松林寺の看板があるのに気づく。


 13時20分発の上り池袋行き普通電車に乗る。


 (天気 晴、距離 6㎞、地図 「ところざわ ウオーキングナビ④ 北エリア」の一部、
  歩数 11,700)



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