Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

コンクリートスロープを作りました!

2020年03月07日 22時19分56秒 | 日曜大工

2019年9月から2020年3月

熊本県立農業大学校研修部は、昨年2019年4月に新築された『研修交流館』に移りました。
その場所は、かつての旧男子寮で、使われなくなってから長年幽霊屋敷状態でした。

この写真の自転車が並んでいる所が旧男子寮への渡り廊下で、自転車小屋として使っていました。



研修交流館の新築のため、ちょうど渡り廊下を含め、写真奥の足洗い場まで直線的にえぐり取られ、その段差はブロック1段の高さがありました。

昨年4月から再び研修部に勤めることになり、この段差の解消に、またまたイライラ虫が騒めき始めました。
『実習後には毎日使う足洗い場に、こんな危険な段差が出来てしまっている!どうして業者にこの段差無くしを依頼しておかなかったのか?機械力とちょっとの資材があればすぐになだらかに出来るのに?』
と思ってはみても後の祭り、それに既に立ち場上口にはしません。
(あらためて業者に頼めば、10万円?そんな予算があれば、新しい研修交流館の充実が優先だろう。・・・もう、自力でするしかないか・・・)

2019年9月

具体的には、スロープ的緩傾斜にすることですが、コンクリート量を節約して段差を埋めるのには、石を詰めること
それから農大敷地内で見かけたダゴ石から小石までを拾い集める日々が続きました。



園芸用の黒い籠に集めては、敷き詰める。
そしてハンマーで打ち込み、噛み合わせる。
そんな事を時間を見つけては繰り返しました。



2019年10月

とうとう、敷地内に転がる石が無くなった頃、ウロウロ物色していると、隣のカントリーパークの駐車場の隅っこに、コンクリート砕石を積んだ場所を見つけました。
この撤去と利用は双方にメリットのある事!
さっそく農業公園のトップに電話して許可を得ることが出来ました。
ローダーを運転し、バケットを満たすと2回ほど運びました。



あっという間に段差を埋めることが出来ました。
(もう少し早く見つけておけば、あんなに・・・・)と思いました。
急に埋まりましたが、要は締め付けが大事です。

ランマーというバイブレーションによる地盤締固め機械を使えば、10分とかからない面積ですが、人力ハンマーでガンガン叩き込み、空間をつぶし締め付けの日々が続きました。



沈んだ窪みには、さらに砕石砂利を見つけて運びました。
コンクリート止めの枠板を実家から持ち込み、竹串を作り止めました。



2019年11月

セメントだけは購入してもらいました。
砂とセメントが一緒に入った、インスタントセメント@450円×13袋=税込み6,435円・・・安いものです。



同僚職員のお父さんが使っていたという『コンクリートミキサー』を運び込んでもらいました。
しかし、スイッチがおかしい
開けてみると、オン・オフを戻すバネが一つ無い
代用の同大のバネも見つからず、他のバネを焼き戻し、無くしたバネの大きさに巻きなおして、さらに焼き入れでバネ性を取り戻し取り付けました。

2019年11月15日

スイッチも復活し、さっそくコンクリートミキサーで、生コンづくりです。
最初は一人でやっていましたが、実習から帰ってきた研修生が手伝ってくれました。




コンクリートを砂利の上に広げ、鏝(コテ)で広げていきます。
『石の隙間には、鏝先で突きながら詰め込んで、空間が出来ないように!』と指示をしました。



もともと、1回で仕上げるつもりはありませんでしたので、こんな感じで凸凹にして、仕上げ塗りの食い付きをい良くする塗り方にしました。



社会人の研修生は、様々な職業の経験者の集まりですので、腕に覚えのある人が居ると、僕は現場監督的立ち場に昇格しました。



その時間で、『注イ!コンクリートぬりたて!』の看板を準備しました。



第1段階の下地塗りが終わりました。
研修生(実践農業コース)の事業計画発表~修了式と忙しくなり、また放置の日々が続きました。



2020年3月4日

研修生(実践農業コース)は修了し、プロ経営者コースは農家研修中。
年が明けると研修部も静かになりました。
1月行って、2月になると世間は『新型コロナウィルス』一色になり、農大も休校の判断が下されました。
学生も居なくなり、時間が出来ました。
このチャンスを逃すまいと、仕上げ作業を再開しました。

下地塗りから数ヶ月経過したので、高圧洗浄機で綺麗に汚れを落としました。



今度は研修生も居ないから、一人で取り組みました。



仕上げ塗りなので普通は平滑塗りですが、ここはスロープ傾斜、しかも足洗い場ということもあり、波的な模様の仕上げにしました。
鏝を一方向へ一定の上下押さえをしながらずらすとこんな滑り止め的な波模様になります。



ところが、左側半分を残してセメントが無くなりました。
と同時に、意地悪するかの様に小雨が降り始めました。



まだ乾かない(固化)前だったので、慌ててシートをかけました。



2020年3月5日

職場には、『コンクリートが足りなくなり、あと3袋くらい買わなければならない。』と報告しました。
皆は『また購入伺いをして、それからでも良いですよ!』と慰め?ましたが、時間差の継ぎ目が目立つのが嫌なこと・必要量の目測を誤ったこと・発意から半年以上もかかっていて、いい加減に早く仕上げたい思いがありました。
昼休みにホームセンターに走り、自腹でセメント1袋・砂3袋を買い求めました。
職場に戻ると、塗り面を汚さない様に、重たいコンクリートミキサーを一人で下の段に移動させました。



午後から忙しく一人で塗りましたので、写真は撮れませんでした。
4日に設置した『2代目自転車修理用具収納棚』が写り込んでいます。



なんとか丁度のコンクリートで仕上げ塗りを終えることが出来ました。
完成です!



取り組みから半年も過ぎてしまいましたが、これで令和2年度研修生には段差のない安全な足洗い場を準備することが出来ました。

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