この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

このミステリーがすごい!2007年版。

2006-12-12 23:32:51 | 読書
 本文の入る前にお知らせ。
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 ブリトニー・スピアーズのヌードなんて見たくねぇ!

 えー、十二月なのに沖縄では気温が二十四度もあるそうで(ほんとかね?)、こちらでも十四度とか十五度とか小春日和の日が続いています。
 こんな天気では十二月だと思え!って方が無理な話で、もしかしたら本当の自分は四月の穏やかな陽射しの中で午睡をしていて、いつになく暖かな冬の夢を見ているだけなのかもしれません。
 って自分でいっといてなんですが、そんなことないですよね!?
 誰かそうだといってください!!
 ま、寝言はそれぐらいにして。
 毎年この時期になると欠かさず購入するのが宝島社から刊行されている『このミステリーがすごい!』(通称『このミス』)です。『このミス』を手にすると一年の終わりが来たんだなぁって思えます。
 で、『このミス』をざっと目にして毎年思うこと、それは貧乏人は本を読むもんじゃないなぁってことです。
 2007年版の国内ベストテンのうち、千円以下の本は一冊しかありません。あとはみんな千五百円以上します。まぁ通常の映画料金が千八百円することを考えれば決して高くはないのでしょうが、、、いや、やっぱり高いです。映画料金がレイトショーや前売り券など様々なサービスがあることに比べ、年々高騰していく(ように思える)本の価格は如何なものかと思います。
 そういった点で唯一千円以下だった米澤穂信著『夏期限定トロピカルパフェ事件』はその価格だけで読んでみたくなりました。
 あと既読の作品は国内編ではベスト5の乙一著『銃とチョコレート』、海外編ではベスト2のジェフリー・ディーヴァー著『クリスマス・プレゼント』だけでした(ほんと、読まなくなったなぁ)。
 『銃とチョコレート』はジュブナイルとしては悪くないですけど、ミステリーとして読むとちょっとねぇ、って感じです。でも乙一は贔屓の作家なので彼の作品が読めるだけで満足なんですけどね。
 『クリスマス・プレゼント』は決して面白くないわけではなかったですけれど、これがベスト2っていうのは何だかなぁって思います。サプライズエンディングばかりで途中で驚かなくなってしまいました・・・。
 第五回『このミステリーがすごい!』大賞の選考委員コメントは読んで笑いました。今回はいつにも増して駄作揃いだったみたいです。笑。
 あと過去十八年間の最も面白かった作品を選ぶ『ベスト・オブ・ベスト座談会』は辛口&毒舌でこちらも笑わせてもらいました。
 伊坂幸太郎の新作『フィッシュ・ストーリー』が一月に発売になることがわかったのが個人的には収穫でした。でもそれまでに読まなくちゃいけない本が山積みなんですけどね。。。
コメント (9)
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