この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ディセント。

2006-12-30 18:33:37 | 新作映画
 ニール・マーシャル監督、『ディセント』、DVDにて鑑賞。


 実のところ『ディセント』という映画には多少因縁があります。
 まぁ因縁といっても大したことでないのですが、この作品が日本で公開される四ヶ月ぐらい前、自分が知る限りは試写会など一切行なわれていない頃、早々とブログでレビューをしている人がいたんです。それも一人や二人じゃなくて。
 外国映画を日本での公開初日よりも早く観る方法はいくつかあります。
 例えば一番手っ取り早いのは製作本国に行って、『ディセント』の場合イギリスになるのかな、観ることでしょうね。
 あと『ホテル・ルワンダ』みたいに日本での公開が何らかの事情によって通常より遅れた場合外国でのDVD発売が公開日よりも早いことがあります。
 それに映画配給会社に勤めていれば当然早く鑑賞することもあるでしょうね。
 しかし『ディセント』のレビューに限って言えば、状況証拠しかないのですが、自分は何らかのソフトを使って不正DLして鑑賞したのではないかって疑っています。
 それらのレビューの前後に外国旅行に行ってきました、というような記事は見当たりませんでしたし、『ディセント』は日本での公開が遅れたという話も聞きませんし、まして映画配給会社に勤めている人間がネタバレ含みのレビューを書くことはありえないでしょう。
 こういった場合、皆さんならどうしますか?
 一番多いのはまぁスルーでしょうね、それが普通だと思います。
 でも自分はスルーできないんですよ。許せないっていうか、ムカツクって言った方が正しいかもしれません。
 極端な話、自分が知らないところでならいくらでもWinnyだろうが何だろうが、好きなだけ不正DLして映画を見ても構わないんですけど、堂々と公然の場でもあるブログでレビューされているとムカムカしてくるんですよね。
 こっちは馬鹿正直に安くはない映画代を払っているのに!って感じで。
 ですから、よっぽどそれらのブログを映画配給会社に告発してやろうかと思いました。
 でも、、、考えた末にやめました。
 やっぱり何といっても状況証拠しかないですしね。
 イギリスで観てきたんだよ、と開き直られるともうどうしようもないですし。
 なので、自分はこの問題は結局のところ自分自身の問題なのだ、そう思って、以来、映画館で映画を観た場合は必ずどこの映画館で観たかをレビュー記事には明記するようにしました。
 すべての映画レビューを書く人がどこの映画館でその映画を観たかをきちんと申告するようにすれば、不正DLで映画を見てレビューを書く人はいなくなる、そう思います。さすがに不正DLそのものはなくせないと思いますけど。
 それで、何人か映画レビューを書く人に同じように鑑賞した映画館名を明記しませんか、と誘ってみたのですが、結局誰からも賛同は得られませんでした。
 それも仕方ないことなのかもしれないな、と思います。映画レビューには人それぞれスタイルがありますし、映画館名を書くことによってそのスタイルが崩れることを厭う人もいるでしょう。
 上述したとおりこれは自分自身の問題なので誰からも賛同を得られなくてもいいのですが、この記事をご覧になった方で、映画レビューを書いている人、よければレビューを書く際映画館名も付記しませんか?
 あなたのその小さな行動がもしかしたら将来、不正DLを無くすことに繋がるのかもしれません。。。


 前置きが長くなってしまいました。
 さて、肝心の『ディセント』の感想なのですが、一言で言うと女版川口探検隊。
 一応六人の登場人物に性格付けがされてるんですけど、浅はかな性格が主人公も含めて全員に共通するので、洞窟内が暗いことも相まって誰が誰やらよくわかりません。
 本当にありえないぐらい全員の行動が短慮なのですが、でも実際人災が起こる場合ってこういうもんなのかなぁとも思うので、逆にある意味リアルといっていいかもしれません。
 なので、人災予防マニュアルなどがあれば、この作品の鑑賞を薦めるように記述してはどうかと思います。笑。
コメント (6)
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