この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

天国はまだ遠く。

2009-12-08 23:33:33 | 旧作映画
 長澤雅彦監督、加藤ローサ/徳井義実主演、『天国はまだ遠く』、DVDにて鑑賞。

 
 昨日も一昨日も書きましたが、ほんとDVDなんて見てる暇はないんです。土曜日までに借りていた本を読まなきゃならないので。
 にも関わらず『天国はまだ遠く』を見ることにしたのはマイミクのharu☆さんが「すごくよかったですよ♪」と薦めてくれたから。
 基本的に人が薦めてくれた映画は出来るだけ見るようにしています。親しい人であればなおさらです(俺が/私が薦めた作品は見てないじゃん!!という方はコメント欄で督促してください。忘れていると思うので。)。

 ジャンルは癒し系になるのかな。基本的にその手の映画は好んでは見ないのだけど、本作はよかったです。
 製作に吉本興業が名を連ねてるし、主演がチュートリアルの徳井だし、もっとおちゃらけた作品なのかと見る前は思っていたけど、そんなことは全然なくて、とても丁寧に撮られた作品でした。
 ロケ地となった京都の宮津の風景も美しく、音楽も作品に合っていて、何より主役二人の自然体の演技には好感が持てました。特に徳井は単なる変人じゃなかったんだね。笑。

 ただ、一つ難を言えば、ヒロインは仕事や人間関係に疲れて、死ぬことを決意するわけですが、そのことを恋人に一言も相談しないっていうのはちょっと不自然な気がします。その恋人はわずかな手がかりを元にヒロインを遠く宮津まで訪ねてくるという優しさを持っているのに(まぁ恐ろしく鈍感ではあるけど)。
 その導入部が納得いかないので、諸手を挙げて「傑作!!」とまでは褒めちぎることは出来ませんが、良作であることは間違いありません。
 仕事や人間関係に疲れて癒されたいときにお薦めの一本です。笑。
コメント (2)
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