ここだけの話、と断ることでもないのですが、自分は大学時代美術部に所属していました。
で、ある年の文化祭でカレンダーを売ることを思いついたんですよね。
せっかく絵の得意な人間が集まっているのだし、有志で十二枚イラストを描いて、それでイラスト付きのカレンダーを作って文化祭で売ったら、きっと売れるだろう、そう思ったんです。
まぁイラストを一枚か二枚描くとなるとそれなりに大変かもしれないけど、皆で一つのことを何かをすればいい思い出にはなるはずだし、買ってくれた人は安価でいいお土産が手に入るし(カレンダーの出来にもよるけど)、部の財政は潤うわけだし、いいこと尽くめの企画だと思ったんです。
月例部会で、イラストを描いてくれる有志を募いました。
さすがに十二人集まるとは思ってなかったけど、六人ぐらいは集まるだろう、それで充分だ、と目論んでました(その時部員数がどれぐらいだったか、正確には覚えてないけど、四十人ぐらいだったかなぁ…。)。
で、実際イラストを描いてもいいと申し出てくれた人が何人だったかというと、わずかに一人。
こうして自分が立案した文化祭カレンダー販売計画は船出をする前に進水式で沈没してしまいましたとさ、めでたしめでたし♪
このエピソードは単純に大学時代の自分に如何に人望がなかったかを表すだけなのかもしれませんが、この一件に限らず、自分が何か企画や計画を立てても、それがどれほど面白そうだと思えるものであったとしても、最終的にうまく行った試しがありません。
たぶん自分はそういう星の元に生まれている。涙。
面白そうな企画を考えるのって実は簡単なんですよね。
要は自分が面白いと思えるものを見つければいいだけの話ですから。
でもその面白そうな企画を(人を巻き込んで)実現させる、というのは、もうメチャメチャ難しいと思います。
五十歩百歩という諺があるけど、この二つは五十歩と一万歩ぐらいの差があるんじゃないでしょうか。
自分の周りに、自らの夢を実現させた人間が何人かいます。
一人は不思議博物館の館長である角孝政氏。
ぶっちゃけ館長のやっていることって芸術家であれば誰でも思うことではあるんですよね。
誰でも思う、という言葉に語弊があるなら、夢見る、夢想する、といってもよいですが。
ともかく芸術家であれば自身の作品を常設的に展示し、多くの人に見てもらいたい、と誰しも夢見ると思うんです。
しかし、夢見たからといってそれを実行に移す人は、一万人に一人もいないんじゃないかなぁ。
数字に根拠はないですけど、ともかくそれぐらいすごいと思っています。
同じく自らの夢を実現させた人に札幌在住の編集人であるデヴォン山岡さんがいます。
デヴォンさんは『ローデッドウェポン』という映画専門(!)のフリーペーパーを不定期で発行しています。
この『ローデッド~』、ほんとくだらないんですよね。
内容は深夜に映画好きが三人ファミレスに集まって、だらだらと駄弁る、そんな感じ?
などというと、まるで悪口を言ってるようですが、『ローデッド~』がくだらないってことはデヴォンさんが公言していることなので問題ないでしょう(本人が言うのと他人が言うのとではニュアンスも違ってくるものだけどね)。
しかし、くだらないと同時に『ローデッド~』は本当にすごいんです。
何がすごいって、もう通算四十号も出てるんですよ。
フリーペーパーって直訳すると無料冊子という意味ですが、発行するのは無料じゃないはずで、当然手間とお金と時間がかかる。
くだらないことをここまで真剣に出来る、それってすごいことではないでしょうか?
そんなすごいデヴォンさんが新しい雑誌を発刊しました。
それが『Shangri-La』。

この『Shangri-La』、コンセプトが「すべてのオンナは美しい」で、一言で言えば女性賛歌の雑誌です。
表紙では美少女(というか美幼女だよね?)が微笑み、冒頭にクレイジー・ケン・バンドの横山剣のインタビューが掲載され、全ページカラー、巻末には読者プレゼントまであります。
で、驚いたことに『ローデッド~』と同じくフリーペーパーなんですよ。
う~~~ん、絶対無理だと思うんだけど、この冊子を無料で配布することは。フリーペーパーにありがちな広告欄もほとんどないし。
まぁ不可能を可能にするのがデヴォンさんのすごいところなんでしょう。
笑えるのは、雑誌のコンセプトである「すべてのオンナは美しい」をデヴォンさんの小学四年の娘さんが「美しいわけないじゃん」と否定していること。笑。
自分も叶姉妹には一切魅力を感じないし、娘さんの考えを支持したいですね。
次号発行は7/1だそうです。
『ローデッド~』と違って予定通りに発行されるんでしょうか???果たして!?
不思議博物館に行ったり、デヴォンさんのフリーペーパーを読んだりすると、自分ももう一度夢を見てもいいのかな、って気になります。
で、ある年の文化祭でカレンダーを売ることを思いついたんですよね。
せっかく絵の得意な人間が集まっているのだし、有志で十二枚イラストを描いて、それでイラスト付きのカレンダーを作って文化祭で売ったら、きっと売れるだろう、そう思ったんです。
まぁイラストを一枚か二枚描くとなるとそれなりに大変かもしれないけど、皆で一つのことを何かをすればいい思い出にはなるはずだし、買ってくれた人は安価でいいお土産が手に入るし(カレンダーの出来にもよるけど)、部の財政は潤うわけだし、いいこと尽くめの企画だと思ったんです。
月例部会で、イラストを描いてくれる有志を募いました。
さすがに十二人集まるとは思ってなかったけど、六人ぐらいは集まるだろう、それで充分だ、と目論んでました(その時部員数がどれぐらいだったか、正確には覚えてないけど、四十人ぐらいだったかなぁ…。)。
で、実際イラストを描いてもいいと申し出てくれた人が何人だったかというと、わずかに一人。
こうして自分が立案した文化祭カレンダー販売計画は船出をする前に進水式で沈没してしまいましたとさ、めでたしめでたし♪
このエピソードは単純に大学時代の自分に如何に人望がなかったかを表すだけなのかもしれませんが、この一件に限らず、自分が何か企画や計画を立てても、それがどれほど面白そうだと思えるものであったとしても、最終的にうまく行った試しがありません。
たぶん自分はそういう星の元に生まれている。涙。
面白そうな企画を考えるのって実は簡単なんですよね。
要は自分が面白いと思えるものを見つければいいだけの話ですから。
でもその面白そうな企画を(人を巻き込んで)実現させる、というのは、もうメチャメチャ難しいと思います。
五十歩百歩という諺があるけど、この二つは五十歩と一万歩ぐらいの差があるんじゃないでしょうか。
自分の周りに、自らの夢を実現させた人間が何人かいます。
一人は不思議博物館の館長である角孝政氏。
ぶっちゃけ館長のやっていることって芸術家であれば誰でも思うことではあるんですよね。
誰でも思う、という言葉に語弊があるなら、夢見る、夢想する、といってもよいですが。
ともかく芸術家であれば自身の作品を常設的に展示し、多くの人に見てもらいたい、と誰しも夢見ると思うんです。
しかし、夢見たからといってそれを実行に移す人は、一万人に一人もいないんじゃないかなぁ。
数字に根拠はないですけど、ともかくそれぐらいすごいと思っています。
同じく自らの夢を実現させた人に札幌在住の編集人であるデヴォン山岡さんがいます。
デヴォンさんは『ローデッドウェポン』という映画専門(!)のフリーペーパーを不定期で発行しています。
この『ローデッド~』、ほんとくだらないんですよね。
内容は深夜に映画好きが三人ファミレスに集まって、だらだらと駄弁る、そんな感じ?
などというと、まるで悪口を言ってるようですが、『ローデッド~』がくだらないってことはデヴォンさんが公言していることなので問題ないでしょう(本人が言うのと他人が言うのとではニュアンスも違ってくるものだけどね)。
しかし、くだらないと同時に『ローデッド~』は本当にすごいんです。
何がすごいって、もう通算四十号も出てるんですよ。
フリーペーパーって直訳すると無料冊子という意味ですが、発行するのは無料じゃないはずで、当然手間とお金と時間がかかる。
くだらないことをここまで真剣に出来る、それってすごいことではないでしょうか?
そんなすごいデヴォンさんが新しい雑誌を発刊しました。
それが『Shangri-La』。

この『Shangri-La』、コンセプトが「すべてのオンナは美しい」で、一言で言えば女性賛歌の雑誌です。
表紙では美少女(というか美幼女だよね?)が微笑み、冒頭にクレイジー・ケン・バンドの横山剣のインタビューが掲載され、全ページカラー、巻末には読者プレゼントまであります。
で、驚いたことに『ローデッド~』と同じくフリーペーパーなんですよ。
う~~~ん、絶対無理だと思うんだけど、この冊子を無料で配布することは。フリーペーパーにありがちな広告欄もほとんどないし。
まぁ不可能を可能にするのがデヴォンさんのすごいところなんでしょう。
笑えるのは、雑誌のコンセプトである「すべてのオンナは美しい」をデヴォンさんの小学四年の娘さんが「美しいわけないじゃん」と否定していること。笑。
自分も叶姉妹には一切魅力を感じないし、娘さんの考えを支持したいですね。
次号発行は7/1だそうです。
『ローデッド~』と違って予定通りに発行されるんでしょうか???果たして!?
不思議博物館に行ったり、デヴォンさんのフリーペーパーを読んだりすると、自分ももう一度夢を見てもいいのかな、って気になります。