この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

観に行って損はなかった『フライト・ゲーム』。

2014-09-08 20:20:59 | 新作映画
 リーアム・ニーソン主演、ジャウマ・コレット=セラ監督、『フライト・ゲーム』9/6、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2014年32本目。


 実はこの『フライト・ゲーム』、そんなに積極的に観ようと思ったわけではないのです。
 ただ、この日夕方から飲み会が天神であったので、じゃあついでに何か映画を観ようかなって感じで…。
 何を観るかも決めきれなくて、『フライト・ゲーム』にするか、それともリュック・ベッソン監督の『LUCY ルーシー』にするか、ギリギリまで迷いました。
 でもこちらを選んでどうやら正解だったみたいです。
 『LUCY ルーシー』を観てたら、たぶん「ハズレを引いてもた!」って後悔してたでしょう(『LUCY ルーシー』の映画レビューをざっと見回った感じでは、ですが)。

 『フライト・ゲーム』、予想していたよりもずっと面白かったです。
 ただ、その面白さというのはあくまでアクション映画としての面白さでしたね。
 これが、主人公を脅迫していたのは誰なのか?というサスペンス映画として評価するとなると、途端に駄作の烙印を押さずにはいられません。

 映画序盤の脅迫犯の万能感たるやハンパじゃありません。
 何でそんなことを知ってるの?何でそんなことが出来るの?あなたはもしかして神様ですか?って言いたくなるぐらい万能なんです。
 しかし、正体がバレてからの小者感がまたハンパじゃなくて、その落差の凄まじさはたぶん映画史に残る。笑。

 この映画、「犯人の正解率3,4%!」みたいな宣伝がされてるんですが、正当なヒントが与えられているわけでもなければ、絶妙なミスリードが為されているわけでもないので、まともに観ていても犯人が誰かなんて当たりっこないです。
 自分は、もしかして、あの少女が犯人?みたいな捻ったことを考えていたんですけど(登場人物の中で唯一怪しくなかったので)、さすがにそんなわけはなかったです。まぁそれだと同じコレット=セラ監督の『エスター』ですけどね。笑。

 というわけで、映画の見方によって評価の変わる作品ではありますが、航空機内を舞台にした、単純なアクション映画として観れば、かなり楽しめる作品だと思います。
 とりあえずアクション映画が好き!という方は観に行っても損はないと思いますが、そうでない方はDVDで見てもいいんじゃないかなって感じです。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする