この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

一年の締め括りに相応しい大娯楽作!!『バーフバリ 王の凱旋』。

2018-01-04 21:09:36 | 新作映画
 S・S・ラージャマウリ監督、プラバース主演、『バーフバリ 王の凱旋』、12/29、ユナイテッドシネマトリアス久山にて鑑賞。2017年53本目。


 2017年に劇場で観賞した映画のワーストについては早々と書きました(こちら)。
 日本一早いワースト映画記事だったとまでは思いませんが、かなり早い方だったのではないかと自負しています。
 しかし、ベスト映画の記事の方は未だに手を付けていません。
 なぜか?
 理由は単純、年の瀬に公開されたある映画がベスト級だったからです。
 その映画とは映画大国インドが世界に送り出した大娯楽作『バーフバリ 王の凱旋』。
 
 とにかく、こんなパワフルな映画、観たことないです。
 そしてただ単にパワフルなだけでなく、肝心なところはきちんと細部まで描かれていて、その人物がなぜそのような行動をしたのか、ちゃんとわかるようになっています。当たり前のことのように思えますが、それが出来ていない映画も多いです。

 他の映画を引き合いに出すのもなんですが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、どうしてカイロ・レンがスノークを裏切ったのか、説明出来る人っているんですかね?自分の目にはこれといった考えもなしに、ただ何となく裏切ったようにしか見えませんでした。

 『バーフバリ 王の凱旋』にも裏切り者が出てきます。その裏切り者は家族同然のバーフバリに背後から剣を突き立てるのです。
 通常だったらあり得ない展開ですよ。裏切る必要、無いじゃん!と突っ込まずにはいられないでしょう。
 でもちゃんと裏切らざるを得ない理由が用意されているのです。
 脚本の上手さには舌を巻かずにいられません。

 老若男女に自信を持って薦められる大娯楽作であり、スペクタクル活劇です。
 上映館が少ないのが難ですが、もしお近くの映画館でやっているのであれば、絶対観た方が良いですよ。
 一年の幕開けに相応しい一作です。


 
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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