この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

観たことをちょっとだけ後悔した『ガーディアンズ』。

2018-01-21 22:15:34 | 新作映画
 サリク・アンドレアシアン監督、『ガーディアンズ』、1/21、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2018年2本目。


 2017年は劇場まで53本映画を観に行きました。
 なぜそれほど多くの映画を観に行ったかというと、理由は一本でも観る映画を少なくするためです(単に暇だったからというのもありますが)。

 多くの映画を観た理由が一本でも観る映画を少なくするため?何のこっちゃ?って思われるかもしれませんが、実際そうなんですよ。

 映画を観に行くときって、だいたい「この映画は面白いに違いない!」もしくは「この映画は面白そう!」だと思って観に行きますよね。
 敢えてつまらなそうだと思う映画を観に行く人はいないわけです(たまにそういう人もいますが。笑。)。
 
 けれど、面白いに違いない!面白そう!だと思って観に行った映画がつまらないこともままあるわけです。
 映画を観る目、じゃない、映画を見る目がなかったってことですね。

 映画を見る目を養うには一本でも多く映画を観なくちゃいけないのです。
 そして予告編や事前の情報だけでその映画が面白いのかどうか判断出来るようにならなければならない。

 映画を見る目を養うことが出来れば面白そうだと思って観に行った映画が面白くなかった!なんてこともなくなるわけで、そうすれば自然と観に行く映画の数も減るはずなのです(理屈では)。

 多くの映画を観る理由が観る映画の数を少なくするためと言ったことを理解していただけたでしょうか?

 そういった意味では『ガーディアンズ』、自分に映画を見る目がないことを再確認出来る映画でしたね。
 まったくいいところがない映画だったわけではないんですよ。
 例えばガーディアンズの1人であるハンは黒い戦闘スーツに黒いマスク、そして長髪というかなりカッコいいキャラなのですが、よくよく見ると、というか、一目見て、『アベンジャーズ』に出てくるウィンター・ソルジャーにクリソツ!
 さらに透明になる美女や岩石を身にまとう男など、『アベンジャーズ』や『X-MEN』で見たな、と思うようなキャラばかりなのです
 唯一オリジナリティを主張してもいいかなと思えるのは熊に変身するキャラなのですが、高速で移動する!とか、透明になる!とか、念動力が使える!といった特殊能力に比べて、熊に変身する!といわれてもそれで強くなるというふうにはどうしても思えないんですよねぇ、くまったもんだ(何だそれ)。

 敵キャラクターも魅力に乏しかったです。
 何をしたいのかかがよくわからない奴でした。
 衛星を使ってモスクワを消滅させようとするのですが、それで何?って感じなんですよね。
 モスクワを消滅させることが最終目的なのか、それともそれは次の計画のためのステップなのか、作中語られることはまったくなかったです(なかったですよね?)。
 
 そんな感じで『ガーディアンズ』は観たことをちょっとだけ後悔するような映画でした。
 何でこの映画の前売り券を買ったんだろ、ボーナスをもらったばかりで気が大きくなっていたのかな?と思ったりもするのですが、来週観に行く『ジュピターズ・ムーン』も同じ日に前売り券を買っているんですよね。
 自分の映画を見る目に期待したいです。切実に。


 
 お気に入り度★★☆、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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