この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

アジサカコウジ冬個展2020「面影ロック」を観てきました。

2020-12-07 20:44:48 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 土曜日は映画を見終わった後、アジサカコウジ冬個展2020「面影ロック」を観てきました。

   

 アジサカコウジ、存命の画家としてはトーナス・カボチャラダムス国王と同じぐらいに好きですね(カボチャラダムス国王が館長を務めるカボチャドキア国立美術館は2022年5月5日に閉館することが決まっているそうです。行ったことがない人は急げ!)。
 彼の絵のどこが好きかというとやっぱり目ですかねぇ。
 どこか遠くを見る目、こちらをじっと見つめる目、藪睨みの目、目、目、どのキャラクターも目力がハンパないのです。

 今、「アジサカコウジ」と呼び捨てにしました。
 呼び捨てにしたのはリスペクトをしていないから、ではなく、むしろその逆で、手の届かない存在だと思っているからです。
 例えばピカソやゴッホを「さん」づけで呼ばないのと一緒。
 でも今回会場に行ったら、思いがけずアジサカさん本人がいらっしゃっいました。
 これまでアジサカさんの個展には、5、6回は行ったことがありますが、在廊しているご本人とお会いするのは初めてでした。
 どんな人がこの絵を描いているのだろうと長年の疑問だったのですが、実際お会いしたアジサカさんは気さくな方で、面識のない自分にも気軽に話しかけてくださいました。
 知り合いの方も交えて、時ならぬ映画談義に花を咲かせました。
 アジサカさんが韓国映画の『お嬢さん』を見たばかりだというので、お薦めの韓国映画と今年のベスト映画を教えました。
 購入したポスターカレンダーにもサインをしてもらえました。

   

 展示会は撮影OKだし、本当に気の置けない方でした。
 勝手に距離が近まったように感じたので、これからはアジサカ「さん」と「さん」付けで呼ぼうかと思います。

 個展は27日までなので出来ればもう一回行きたいです。
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