この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最高の大河ドラマだったと思う『いだてん』。

2019-12-16 20:37:36 | テレビ
 昨夜、惜しまれつつもとうとう『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が最終回を迎えました。
 惜しまれつつも、と言っても周りで見てる人は誰もいなかったですけどね。
 個人的には、最高の大河ドラマだったと思います。
 面白い、面白くないは人それぞれだけど、だとしても日本人なら『いだてん』を見ろ!と言いたいですね。
 今を生きる私たちは、今という時代を当たり前のように甘受しているけれど、その礎を築くために先人たちがどれほど苦労してきたのか、知る必要があると思うのです。
 そのための教科書として『いだてん』ほど素晴らしいテキストはない、そう思います。

 私たちは女子テニスや女子ゴルフなど、女子のスポーツを当たり前のものとして見ています。
 でもそれが当たり前ではない時代があったんですよね。
 それも遠い遠い昔というわけではなく、ほんの100年ほど前のことです。

 そのほんの100年前に誰かが、女子だってスポーツをやっていいんじゃないの?女子だってスポーツをするべきじゃないの?なぜ女子はスポーツをやってはいけないの?と思ったんですよ。
 その誰かのうちの一人が『いだてん』の主人公の一人である金栗四三だったわけです。
 だから、『いだてん』は万人に薦めたいドラマではあったけれど、女性には特に見て欲しかったですね。。。

 戦争物としても秀逸でした。
 恋愛ものとしても、親子愛、師弟愛を描いたドラマとしても、どの側面から切り取っても本当に素晴らしいドラマでした。

 視聴率はまったくもって振るわなかったですが、スポンサーの顔色に一喜一憂する民放ならともかく、受信料を徴取するNHKが視聴率を気にする方がおかしいと自分は思います。
 NHKにはこれからも本当に見る価値のあるドラマを作り続けて欲しいです。
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