この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

傑作ではなかったが、面白く観ることは出来た『エスター ファースト・キル』。

2023-04-03 20:49:03 | 新作映画

 イザベル・ファーマン主演、ウィリアム・ブレント・ベル監督、『エスター ファースト・キル』、4/2、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞(キャンペーンにつき鑑賞料金1100円)。2023年16本目。

 

 もしホラー初心者に「お薦めのホラー映画は?」と訊かれたら、自分は『エスター』を推します。

 怖くて、意外性があり、何より切ないんですよ。

 自分はホラー映画って単に怖いだけではダメだと思うんです。

 プラスアルファがなければ。

 『エスター』の場合、そのプラスアルファが切なさだと思うのです。

 エスターが望んだのは人並みの幸せだった、しかしそれが手に入らないと悟った時、常軌を逸したモンスターになった、そう自分は考えます。

 だとしたら、『エスター』ってすごく切なくないですか?

 

 そして『エスター』の前日譚である『エスター ファースト・キル』が公開されました。

 残念ながら前作のような傑作ではありませんでしたが、途中のツイストもあって、面白く観ることは出来ました。

 

 前作『エスター』において、イザベル・ファーマンは当時12歳で、実年齢が33歳、見た目が9歳という設定のエスターを演じました。

 難しい役でしたが、彼女は見事に演じ、また、12歳の少女が9歳の少女を演じてもそこまで違和感はありませんでした。

 そして本作『エスター ファースト・キル』では彼女は25歳でエスターを演じています。

 はっきり言って違和感バリバリです。

 本作のエスターはどう見ても9歳には見えません。

 そのことにケチをつけている人もいますが、自分はそういうものだと思って観ました。

 違和感はバリバリですが、そこがまた面白かったですよ。

 

 残念ながら本作は前作のような傑作ホラーではありません。

 はっきり言ってツッコミどころも多いですが(エスターは刑事の家にどうやって行ったのか?また刑事の家の警備がいくら何でもザル過ぎるのでは?といったことなど)、途中のツイストなどもあり、自分は充分楽しめました。

 次回作もあればたぶん観に行きます。

 イザベル・ファーマンには生涯エスターを演じ続けて欲しいです(←それは無理)。

 

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ミオ)
2023-04-04 11:43:15
「エスター」私も観ましたよ。

そうなんです、違和感バリバリで笑ってしまいました。周り気が付かないって笑える〜。
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ご覧になったんですか? (せぷ)
2023-04-04 20:56:57
ミオさんも『エスター ファースト・キル』、ご覧になったんですか?
「ファースト・キル」と言いながら、登場した時点で7人殺しているらしいですからね。
「ファースト・キル」、ちゃうやん、って思いました。笑。
まぁそういったツッコミどころも含め、自分は面白く観ることが出来ました。
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