この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

文句なしに面白かった『ワールドトリガー』24巻。

2021-12-11 21:59:45 | 漫画・アニメ
 葦原大介著、『ワールドトリガー』24巻、読了。

 遠征選抜試験が本格的に始まった24巻ですが、文句なしに面白かったです。
 これまで脇役でしかなかったキャラにスポットライトが当てられ、え、コイツ、こんなヤバいキャラだったの?と思わされたり、主人公の三雲が何気に窮地に陥ったり、前巻までの派手さこそないものの、目が離せません。
 また、時折り差し込まれる笑いも自分のツボでした。 
 57pの生駒の「…俺は?」とか、110pの菊地原の「組まされてるよ」とか、思い出しただけでも笑いが込み上げてきます。

 個人的に文句なく面白く、Amazonのカスタマーレビューも星5つ中の4.8と非常に高くはありますが、満点ではないことからもわかる通り、低い評価の人もいるんですよね。
 星2つ、もしくは星1つの人のレビューに目を向けると、、、

>トリオンが電力に代替できる便利すぎるエネルギーなのに、地球の他国が開発はじめないのが不思議ですけど。
 それは日本以外の他国が、正確には三門市にあるボーダーという組織以外はマザートリガーを所有していないから、でしょ。
 別に不思議なことでも何でもないと思うけれど。

>C級隊員がさらわれて助けに行こうと決意したの何年前でしたっけ?
 作者の持病の悪化で途中休載があって、ずいぶん時間が経ったような気がするけど、アフトクラトルの大規模侵攻から遠征選抜試験が開始されるまで一ヶ月ちょっとしか作中の時間は流れてないんですよ。
 何年前でしたっけ?という発言は明らかに読み違えてますね。

>もっと取捨選択をして焦点を絞ってくれないことには、連載の掲載、単行本の刊行ペース、作者の加齢、体調などの諸々を考慮すると、遅々とした歩みで永遠に終わらない気がしてきます。
 『グイン・サーガ』の栗本薫や『ベルセルク』の三浦健太郎のように作者の急逝によって作品が完結しないことはままあります。
 しかし作品が完結しないかもしれないから、(必要な箇所を端折ってでも)物語の展開スピードを上げろ、というのは論外です。
 遠征選抜試験はB級ランク戦が始まったときからの規定路線ですよ。
 取捨選択だの、焦点を絞れだのという意見は的外れだと思います。

>ただでさえペースが遅いのにここで閉鎖空間使って長々と試験って…遠征行く気ないでしょ
 『ワールドトリガー』の展開スピードが決して速くないことは認めるところですが、だからといって遠征に行く気がないと決めつけるのはどうか、って思いますね。

>もうこれ回復不能なレベルまでグダってしまって打ち切りもあるんじゃなかろうか。
 評価数が1200を超え、そのうち星5つをつけている人が89%いる『ワールドトリガー』が打ち切られるかもしれないと考えているのは宇宙広しと言えどたぶんあなただけです。

>(作者は)どうして女の子のバストサイズを比較評価して面白がるんですか?
 最初このレビューを読んだとき、巻末に女性キャラクターのバストサイズの一覧表でも載っているのかと思ったのですが(九州での発売は関東より三日遅い)、何のことはない、作者が人物紹介の際に「たぶん今でも麓郎とかより強そうなBカップ」と書いているだけでした。
 まずわからないのは、作者が人物紹介の欄にそのキャラクターのカップ数を書くことがなぜバストサイズを比較評価することになるのか、です。
 バストサイズを抜き出して勝手に比較評価をしているのはあなたですよね?
 それに作者が自作のキャラのカップ数を公表することで小学生にどのような悪影響を与えるのかもマジでわかりません。
 世の中自分が不快に思うものは存在すべきではないと考える人が多すぎて嫌になります。

 星2つ、もしくは星1つの人のレビューに対する反論、思うことは以上です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年劇場鑑賞映画ワー... | トップ | 『桃子白書』、売ります。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

漫画・アニメ」カテゴリの最新記事