ドウェイン・ジョンソン主演、ジャウマ・コレット=セラ監督、『ブラックアダム』、12/3、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ACチケットBC4、鑑賞料金1000円)。2022年49本目。
DCコミックス原作映画最新作『ブラックアダム』を観てきました。
いや~、完全に予想外でしたね。
公式サイトや予告編などで、「破壊神覚醒」とか、「DCの歴史を変える最恐アンチヒーロー」などと煽っているので、自分はてっきり「人の心を持たないアンチヒーローが周りの人の献身によって正義のヒーローとして目覚める」というようなお話なのかと思っていたのですが、そんなお話ではまったくなく、最初からフツーに正義のヒーローでした。
まぁ悪人に容赦をしないというのが目新しいと言えば目新しいですが、向こうも重火器をバンバン撃ちまくってくるような相手なので、容赦をしないからといって残酷だという感じはしなかったです。
「アンチヒーロー」と聞いて思いだしたのが『ブライトバーン/恐怖の拡散者』でした。
「スーパーパワーを持つ少年が邪悪な心を持ってしまったら?」という文字通り『スーパーマン』のアンチテーゼともいえるような、恐ろしく胸糞悪くなるホラー映画です(だからといって一見の価値がないということはない)。
まぁ冷静に考えればあのドウェイン・ジョンソンがそういったアンチヒーローものに主演するはずもないのですが、でもあれだけ「破壊神覚醒」
」だの、「最恐アンチヒーロー」だのと煽られるとそういった勘違いもしてしまうというものです。
配給会社も宣伝には頭を悩ませているのでしょうが、だからといってこういったミスリードと呼ぶのも憚られる、明らかに事実と異なる宣伝をするのはどうか、と思いますね。
それはどうかと思ったことは他にもあって、この『ブラックアダム』はカーンダックという架空の国を舞台にした物語です。
カーンダックは武装勢力に制圧され、そこに住む人々は虐げられています。
そして『ブラックアダム』の世界には「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」という名のスーパーヒーローによって構成される組織が存在しているんですよ。
ここで疑問に思うのは、なぜそのJSAがカーンダックの武装勢力を排除しないのか、ということです(作中でも一応そのことに触れられてはいますが)。
彼らが武装勢力を排除さえしていれば、ブラックアダムも蘇ることもなかったはずです。
いわばJSAの怠慢によってブラックアダムは蘇ったといっても過言ではないのに、彼らがブラックアダムを危険視するのは筋が通らないような気がします。
まぁこんなところかな。
DCコミックス原作映画最新作『ブラックアダム』はごくフツーのヒーローもので、これといってべた褒めするところはないのですが、単純にアクション映画が好き、という方は楽しめるかもしれません。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
DCコミックス原作映画最新作『ブラックアダム』を観てきました。
いや~、完全に予想外でしたね。
公式サイトや予告編などで、「破壊神覚醒」とか、「DCの歴史を変える最恐アンチヒーロー」などと煽っているので、自分はてっきり「人の心を持たないアンチヒーローが周りの人の献身によって正義のヒーローとして目覚める」というようなお話なのかと思っていたのですが、そんなお話ではまったくなく、最初からフツーに正義のヒーローでした。
まぁ悪人に容赦をしないというのが目新しいと言えば目新しいですが、向こうも重火器をバンバン撃ちまくってくるような相手なので、容赦をしないからといって残酷だという感じはしなかったです。
「アンチヒーロー」と聞いて思いだしたのが『ブライトバーン/恐怖の拡散者』でした。
「スーパーパワーを持つ少年が邪悪な心を持ってしまったら?」という文字通り『スーパーマン』のアンチテーゼともいえるような、恐ろしく胸糞悪くなるホラー映画です(だからといって一見の価値がないということはない)。
まぁ冷静に考えればあのドウェイン・ジョンソンがそういったアンチヒーローものに主演するはずもないのですが、でもあれだけ「破壊神覚醒」
」だの、「最恐アンチヒーロー」だのと煽られるとそういった勘違いもしてしまうというものです。
配給会社も宣伝には頭を悩ませているのでしょうが、だからといってこういったミスリードと呼ぶのも憚られる、明らかに事実と異なる宣伝をするのはどうか、と思いますね。
それはどうかと思ったことは他にもあって、この『ブラックアダム』はカーンダックという架空の国を舞台にした物語です。
カーンダックは武装勢力に制圧され、そこに住む人々は虐げられています。
そして『ブラックアダム』の世界には「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」という名のスーパーヒーローによって構成される組織が存在しているんですよ。
ここで疑問に思うのは、なぜそのJSAがカーンダックの武装勢力を排除しないのか、ということです(作中でも一応そのことに触れられてはいますが)。
彼らが武装勢力を排除さえしていれば、ブラックアダムも蘇ることもなかったはずです。
いわばJSAの怠慢によってブラックアダムは蘇ったといっても過言ではないのに、彼らがブラックアダムを危険視するのは筋が通らないような気がします。
まぁこんなところかな。
DCコミックス原作映画最新作『ブラックアダム』はごくフツーのヒーローもので、これといってべた褒めするところはないのですが、単純にアクション映画が好き、という方は楽しめるかもしれません。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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