この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

久しぶりに映画を観て面白いと思った『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』。

2023-03-26 21:42:10 | 新作映画
 阪元裕吾監督、高石あかり&伊澤彩織主演、『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』、3/26、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケットBD7④にて鑑賞料金1000円)。2023年14本目。

 映画鑑賞が趣味です。
 映画鑑賞が趣味ということは映画を観ることが好きということだと思いますが、最近はどうも映画を観てもまったく理解出来なかったり、素直に面白いと思えない作品が多いのです。
 
 もちろん世の中の映画のすべてが理解出来ると思っているわけでも、面白いと思えるわけではないと思っています。
 けれど、自分の意志で観に行く以上、ある程度は理解出来るだろう、もしくは面白いだろうと思って観に行くわけです。
 それが実際観に行って、理解出来なかったり、面白くなかったりすると、あれ、自分のアンテナが狂ってる?って思うんです。
 それって自分のことがいよいよ信じられなくなるので精神的にかなりきついことです。
 でも『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は面白いに違いないと思って観に行って、実際面白かったので、ホッとしています。

 一言で言えば「ギャップ」の映画ですね。
 まずは腕利きの殺し屋が若い女の子二人組だった、というギャップ。
 映画の七割、いや八割はその二人組の女の子、ちさととまひろのグダグダな日常が描かれます。
 映画で描かれるのが二人のグダグダな日常だけだったら、さすがにつまらないでしょう。
 でも散々グダグダの日常シーンを見せて精神を弛緩させたところで、残りの二割、つまりクライマックスでキレキレのアクションを見せつけられるんです。
 そのギャップがたまらない。
 ハマる人はハマる映画だと思います。

 まぁいろいろ重箱の隅を突けないわけではないんですよね。
 銀行がショボすぎるだろとか、銀行の金庫がショボすぎるだろとか、銀行強盗がショボすぎるだろとか、主に銀行強盗のシーンですが。
 でも最後には、まぁいっか、と思ってしまいました。
 元からそんなにリアルにこだわった作品というわけではないし、とにかく極上のアクションシーンを観ることが出来て満足しましたしね。
 
 おそらく間違いなくパート3が作られることでしょう。
 パート3ではもうちょっとだけアクションシーンが増えることを希望します。

 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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