この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

偽情報に踊らされた『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。

2021-12-05 21:45:16 | 新作映画
 トム・ハーディ主演、アンディ・サーキス監督、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』、12/4、イオンシネマ福岡にて鑑賞。2021年56本目。

 『ヴェノム:レット~』はイオンシネマ福岡で観ました。
 なぜ家から近いイオンシネマ筑紫野ではなく、イオンシネマ福岡で観たかというと、上映開始時間が筑紫野では9:50だったのに対し、福岡だと9:15だったんですよね。
 この日はスケジュールが立て込んでいたので35分開始時間が早い福岡で観たというわけです。
 というようなどうでもいいことはさておいて。

 最近、タイトルが英語のままで意味がよくわからない作品を立て続けに観ています。
 『アンテベラム』とか、『マリグナント』とか、『ミュジコフィリア』とか、初めて耳にする英単語ばかりです。
 そしてここに来て「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ですよ。
 「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」と聞いて、あぁ、そういうこと、と意味がわかる人ってどれぐらいいるんでしょうか。
 自分はわからなかったので調べてみたら、「レット・ゼア・ビー・カーネイジ(Let there be carnage.)」、直訳すると「大殺戮を起こせ」という意味なのだそうです。
 なるほど、「carnage」で「大殺戮」という意味なのか。
 「大殺戮」、いいですよね。
 現実の世界で起きたら、そりゃ困りますが、映画の世界でなら大歓迎です。
 どれほどの大殺戮が起きるのか、ワクワクしながら映画を観ました。
 ワクワクしながら…。
 ワクワク…。
 ワク…。
 (上映終了)
 あれ、大殺戮シーンなんてあった?
 こんなことを断言するのもなんですが、本作に大殺戮シーンなんてないです。
 せいぜい小殺戮ぐらいですよ。
 それも殺されるのがマッドサイエンティストや囚人、あとは警官ぐらいで、無辜の市民が犠牲になることはないので、そこまで「殺戮」という感じはしません。
 まぁ確かに「大殺戮を起こせ」であって「大殺戮が起きた」ではないので、大殺戮が起きなくても嘘ではないかもしれませんが、それはちょっと、とは言いたくなりますよね。

 それはちょっと、と言いたくなるのはタイトルだけではありません。
 先日の記事で自分は『ヴェノム』はマーベルコミックを原作とする映画ではあるが、マーベル・シネマティック・ユニバース、いわゆるMCUには属さない映画だ、と書きました。
 ソースも無しにそういうことを書いたのではないですよ。
 ソースはあります、ソースは(こちら)。
 しかし本作を観る限りはどうも『ヴェノム』シリーズはMCUに合流するっぽいです。
 マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギがあれほどはっきり「ない」と明言しておいて結局合流するんかい、と言いたくなりました。
 まぁ発言当時とは事情が変わったんでしょうけどね。

 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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