この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【ザ・ウォーカー】、人々を導き、支配する一冊の本とは?

2010-06-20 20:51:08 | 新作映画
 ザ・ヒューズ・ブラザーズ主演、デンゼル・ワシントン主演、【ザ・ウォーカー】、6/19、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年26本目。


 【ザ・ロード】と間違えて前売り券を買ってしまった【ザ・ウォーカー】を観てきました。
 例え間違いであっても面白ければ問題ないのですが、、、正直ちょっと微妙、かな。

 世界に残された最後のある一冊の本をひたすら西へ西へと運ぶ「ザ・ウォーカー」ことイーライと、世界を支配するべく彼からその本を奪おうとするカーネギー。一冊の本を巡る二人の男の壮絶な争奪戦の行方は・・・?というお話。

 『マッド・マックス』的終末世界を舞台にした作品なのですが、『マッド・マックス』が終末世界を舞台にしたのはバイオレンスとアクションを制約無しに表現するためだったのに比べ、本作はかなり真面目に終末世界を描いています。

 だからこそ、『マッド・マックス』であれば「『マッド・マックス』だからな」と無視しえた重箱の隅も突っ込まずにはいられません。
 ネタバレになって恐縮ですが、人々を導き、支配する本というのはつまり聖書のことなんです。
 しかし、人類史上、最も多く印刷されている本である聖書がイーライの手元にある一冊だけ、というシチュエーションはどうにもこうにもイメージ出来ません。
 作中、(核戦争後)戦争の原因と目され焚書された、とカーネギーが語るのですが、それでも普通に考えれば信心深い奴がこっそり持ってそうなものですよね。

 さらにイーライは三十年間(!)に渡って聖書を西へと運んでいるという設定なのですが、どこが出発点であったにしろ、そして移動手段が徒歩であったにせよ、三十年はいくら何でも時間が掛かりすぎだろ!と言いたくなります。

 もう一つ言えば、これだけ荒廃した世界であるのに、つまり、周りは荒くれ男ばかりなのに、ヒロインはいい年をして貞操を守ってますしね。ちょっとありえない。笑。

 結局本作はある種の寓話と捕えるべきなんでしょうね。
 聖書が世界に一冊しかないというのは信仰心が失われたことのメタファーであり、一人で苦役を負う主人公はすなわちイエス・キリストであり、やがて世界を救う聖女となるべき運命にあるヒロインは処女でなければならない、、、そんなに深読み出来ないっつーの。

 はっきりいってお薦め出来る作品ではないですが、まぁでも個人的にはそんなに嫌いではないです。
 日本のある有名な映画の主人公を想起させる、ラストで明かされる、「えぇ!?」と驚く主人公の秘密も含めてね。
 その「えぇ!?」も「えぇ!?そうだったのか!!」じゃなくて「えぇ!?それはありえんやろ!!」なんですが。笑。
 
 お気に入り度は★★★、お薦め度は★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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信号機の設置費用を寄付しました。

2010-06-19 22:52:20 | 日常
 信号機の設置費用を寄付しました(一部ね)。

 つまり、交通違反で警察に捕まったんですけどね。涙。

 自分としては交差点に進入したときは信号は黄色のつもりだったのですが、お巡りさんの目にはそうは映らなかったみたいです。

 皆さんも交通安全と隠れたお巡りさんの存在には充分注意しましょう。。。
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サッカーは未完成なスポーツ。

2010-06-18 23:34:07 | 戯言
 スポーツやゲームには往々にしてルール上の欠陥やシステム上の不備がある。

 例えば将棋は先手が後手よりも若干有利である。
 勝率の差はわずかであるが、プロ棋士はしばしば「後手であれば千日手は止むを得ない(先手ではその選択はありえないが)」というような言葉を口にする。

 囲碁であれば先手の有利さはより顕著で、後手は最初から六目半のコミ(ハンデ)を与えられる。
 コミは以前は五目半だったという。
 これが本当なら、改正前に六目差で負けた後手番は現行では勝者であるということだ。

 野球は先攻に比べ後攻がかなり有利である。
 プロ野球ではホームチームが後攻になるので、先攻後攻の不公平さを解消している。
 しかし高校野球ではそういうわけにもいかず、いつだったか、甲子園大会の駒大苫小牧と西の早稲田実業の決勝で、一試合目で決着がつかず、翌日再試合が行われ、早稲田実業が優勝した。
 このとき二試合とも駒大苫小牧が先攻で、もし二試合のうちどちらか一試合でも駒大苫小牧が後攻であれば結果は違ったのではと思う。

 サッカーのルールでおかしいと思うのはレッドカードによる一発退場である。
 おかしいというより、このルールのせいでサッカーはゲームとしての面白みを半減している。
 考えてもみるといい、11人対10人でまともな試合が出来るはずもない。
 ごく稀に、本当に稀にだが、10人のチームが11人のチームに勝利することがある。
 しかしそれは10人のチームが強かったというより、11人のチームが弱すぎたというだけの話だ。

 いや、それだけ厳しいペナルティを与えないと反則を犯すものが続出するからだ、という意見もあるだろう。
 が、いわせてもらえば、それほど厳しいペナルティを与えないとゲームがゲームとして成り立たないのであれば、そんなスポーツはプレイする価値などない、と。

 無論反則を犯したものに何らかのペナルティは与えられるべきである。
 しかし、プレイヤーの人数を減らすなどというペナルティは論外だと思う。

 今回のワールドカップでもある試合でゴールキーパーがレッドカードによる一発退場を喰らい、そのチームは大敗してしまった。
 自分の目にはあのキーパーのプレイはそれほどダーティなものには見えなかった。
 果たしてあの試合を見たもので、あの判定に納得した人はどれぐらいいるというのだろう。そしてあの試合に満足した人は。

 サッカーもまた他のスポーツ同様、未完成であると思う。
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アリエティとアリエッティ。

2010-06-17 21:45:16 | 新作映画
 自分の大好きな映画なのに何故だか世間的にはひどくマイナーな作品があります。

 一例を挙げるとシュテファン・シュワルツ監督の『シューティング・フィッシュ』
 お人好しの詐欺師二人組の話なんですが、とにかくもう頭のてっぺんから尻尾の先まで楽しいの!!
 そして何よりヒロインのジョージィを演じるケイト・ベッキンセールが超キュートなんです。今となっては妖艶な人妻か、妖艶な尻軽女か、妖艶な人外か、ともかく妖艶なキャラクターしか演じなくなってしまった彼女ですが、この作品ではどこまでもキュートに花嫁姿や白衣、さらに喪服姿まで披露しています。
 そんな超キュートなケイトの七変化を拝むだけでも『シューティング・フィッシュ』は見る価値がある、そう断言出来ます。

 好きな映画を十本挙げろと言われたら、確実にその中に入る一本であり、自分はヤフオクでDVDまでゲットしました。

 そんな大好きな映画なのですが、前述の通り世間的にはひどくマイナーで、ミクシィの『シューティング・フィッシュ』コミュは何と九人しかいません。
 いくらマイナーな作品でも九人はないだろ、と思わずにはいられません、、、が、『シューティング・フィッシュ』はまだマシなのです。
 なぜなら自分の好きな映画の中にはDVDにすらなってない作品もあるので。

 その映画もすごく楽しい作品で、小人たちの小さな小さな大冒険のお話です。
 タイトルは『ボロワーズ』といい、ヒロインの名前は「アリエティ」といいます。
 アリエティ、どこかで聞いたことがありませんか?
 そう、今年の夏に公開されるスタジオジブリ作品、『借りぐらしのアリエッティ』のヒロインであるアリエッティと同一キャラクターなのです。

 元々『ボロワーズ』も『借りぐらしのアリエッティ』もイギリスのメアリー・ノートンという女流作家が書いた『床下の住人たち』が原作なのですが、当然『ボロワーズ』の方が先に映画化されています(1997年)。
 この『ボロワーズ』が本当によく出来たファンタジー映画で、何度見ても飽きません。
 『ボロワーズ』で検索して、その鑑賞レビューをざっと見回っても悪く言ってる人はいないと思います。
 にも関わらず、『ボロワーズ』はこれまでDVD化されていませんでした。

 自分がスタジオジブリの次回作が『借りぐらしのアリエッティ』だと聞いたとき、ジブリの新作が観れることよりも『ボロワーズ』がまた見れる!!と思って小躍りして喜びました。
 だいたい話題作に便乗して周辺作がDVDになることが多いじゃないですか。
 『ボロワーズ』もそうなるに違いないと思ったのです。

 しかし、『借りぐらしのアリエッティ』の公開まであと一ヶ月だというのに、未だに『ボロワーズ』がDVDになるという話は聞きません。
 おっかしいなぁ、何故どのメーカーもあの傑作ファンタジーをほっておく?
 もしかして『ボロワーズ』があまりに傑作なものだから、ジブリがDVDにならないように圧力を掛けてるのでは、、、というのは邪推ですけど(今のジブリならそれぐらいやりかねないとは思いますけどね)、ともかくどこのメーカーでもいいから一日も早く『ボロワーズ』をDVD化して欲しいものです。
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「ケチ」という言葉の意味について。

2010-06-16 23:13:54 | 日常
 ワールドカップ、対カメルーン戦、見事日本チームが勝利しましたね!

 ま、はっきりいって自分のおかげですね。
 自慢じゃないですけど、賭け事にせよ、何にせよ、自分がこうなるに違いない!!と予想して、その通りになった試しがないですから。
 もし自分が日本チームが勝つ方に賭けていたら、日本は負けていたに違いないのです。
 日本チームのサポーターの方々には感謝して欲しいぐらいです(無茶苦茶ゆーなよ!!)。


 それはさておき、日本チームが予選リーグで一勝するか否か、取引業者のBさん(一言で言うとお調子者。仕事でよくミスをするが、そのことで凹んだり、反省したりする様子はない。)と賭けをしていたので、早速負け分を払うことにしました。こういったことは早めにしておいた方がいいというのが信条なので。

 今日Bさんがうちの会社に来たとき、たまたま自分はもらいものの韓国海苔を持っていました。
 で、Bさんに「韓国海苔、好き?」と尋ねると、「韓国海苔、大好きっス!!」って答えるじゃないですか。
 こりゃ丁度良かったと思って「じゃ、ジュース代の代わりにこれでいい?」と聞くと、「あ、それとこれとは話は別ですから」とむべもないBさん。
 もらいものの韓国海苔でジュース代をチャラにしようと考えるのは虫が良すぎるか、と思い、財布から100円を取り出して「はい、ジュース代100円」とBさんに渡しました。

 しかし100円を受け取ったにも関わらずBさんは何故か不服そうでした。
「○○さぁん(←自分のこと)、いまどき100円じゃ自動販売機でジュースは買えませんよ~~」
 ・・・・・・・。
 会社の同僚のAさんと賭けをするときはジュース代といったらヤクルトのおばさんが持ってくるその日のジョア代95円≒100円なんだけどな。まぁ確かに尾崎豊じゃあるまいし、今どき100円じゃ自動販売機では熱い缶コーヒーは買えない。
 でもだからといって20円をさらにせびるか?それぐらいは自分で出しゃいいじゃん!とは思ったんだけど、ジュース代というだけで具体的な金額を決めてなかった自分も悪いなと思い直し、20円を財布から取り出そうとしました。が、小銭がない。20円を払うためには千円札を崩さなくちゃいけませんでした。
 それはさすがに嫌だったので、「20円の代わりに韓国海苔にしてくれん?」と自分が言ったら、「それとこれとは話は別ですから」と同じ台詞を繰り返すB。

 これにはかなりカチンときたけど、これ以上交渉しても仕方ないなと思い、千円を崩して、20円をBに渡しました。
 で、「じゃ、韓国海苔は返してくれる?」と自分が言ったときのBの一言が傑作でした。

えぇ~~~、○○さ~~~ん、そんなケチなことを言うんですか~~~!!!

 お前にだけはケチと言われとうないわぁああああああああ!!!!

 Bとはいつか一晩かけて「ケチ」という言葉の意味について話し合ってみたいです。
 嘘です。話し合いたくないです。

 まぁ、あれですね、賭けっていうのは気の置けない友人としかやっちゃダメですね(もちろんシャレで済む金額内でね)。

ps.韓国海苔はその後別の業者さんにあげました。もちろんタダで。自分には必要のないものでしたから。
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【コーチ・カーター】、スポ根ドラマというより・・・。

2010-06-15 22:52:15 | 旧作映画
 【アイアンマン2】公開記念!!

 というわけでは全然ないのだけれど、ハリウッドが誇る説教親父サミュエル・L・ジャクソン主演の【コーチ・カーター】を見た。
 1999年、アメリカのリッチモンドにある高校で実際に起こった、一人のバスケットボールコーチが齎した奇跡の映画化、、、らしいのだけれど、疑り深い自分はどうしても「マジっすか?」と色眼鏡で見らずにはいられなかった。

 だってさー、フツーのスポ根ドラマでは半年か一年かけて到達するレベルに、リッチモンド高校のバスケットボール部は(いくらハードなトレーニングをこなしたとはいえ)一週間ぐらいで達しちゃうんだもの。
 一週間のトレーニングで弱小チームが常勝チームに変身したら、誰も苦労しないよね。
 もし本当にカーターがそれほどコーチとして有能であるなら、全米の大学チームから、それどころかプロチームからも「うちにコーチに来て下さい!!」とスカウトされまくるだろう。スラムのショボいスポーツ洋品店の店主なんぞに収まっているわけがない。

 おそらく、本作は実話を元にしているとはいっても、かなりの映画的脚色が加えられているのだろう。
 無論それが悪いといっているわけではない。
 ただ本作の場合、あまりに短期間に飛躍的にチームが強くなったので、自分はスポーツドラマとしてリアリティを感じることが出来なかった、というだけの話である。

 とはいえ、本作は見る価値がないかというとそんなことはない。
 本作はスポーツドラマというよりむしろ教育ドラマとして見る者に深い感動を齎す。
 カーターは言う。
「試合での勝利を最優先することは出来ない」と。
 至言である。
 勝負の世界ではしばしば勝利こそが何よりも優先され、そのためであれば何を犠牲にしてもいいというような風潮がある。
 勝利によって報われる犠牲があり、勝利によって与えられる感動があるのは確かだが、勝利することが何よりも優先され、そのためであればどのような犠牲も厭わないという考えは誤りであると思う。

 本作はスポ根ドラマが好きという人はもちろん、教育に携わる人、そして教育者を志す人にこそ見て欲しい、感動の教育ドラマである。
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前略、親父殿。

2010-06-14 23:34:45 | 日常
 テレビの旅行番組で熊本の天草(あまくさ)が紹介されていたとき、「(亡くなった)お父さんに連れて行ってもらう約束をしたんだけどねぇ」とお袋が呟くように言うのを耳にして、「よし、親父の代わりに連れて行っちゃる!!」とお袋に約束をしたことは少し前の日記で書きました。

 それからインターネットでよさそうな宿を探して手配し、本屋で天草の観光ガイドを買ってきて、お袋に「見たいところはないか、探しといて」と手渡しました。

 翌日、「よさそうなところあった?」と尋ねた自分にお袋はこう言いました。

「天草、見るところないねぇ・・・」

 ・・・・・・・・。

「お父さん、(天草の)どこに連れて行きたかったんだろうねぇ・・・」

 ・・・そんなことを自分に聞かれても。


 前略、親父殿、あなたはお袋を天草のどこに連れて行き、何を見せたかったのでしょうか。

 もしよければ今晩にでも枕元に立って教えて下さい。

 よろしくお願いします。
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このビッチが!!

2010-06-13 23:59:21 | UFOキャッチャー

      


 相変わらず映画を観た後はゲーセンに寄ってアホみたいにUFOキャッチャーをやってます。
 っていうのは本当なんですが、前みたいに狂ったように、とまではいかないかな。

 それは、一つにはUFOキャッチャーの設定が以前に比べ辛くなったことによります。
 以前ならある程度投資すれば取れるかな、というプライズ(景品)の置き方だったのが、今はどう頭の中でシミュレートしても取れそうにない置き方なんですよね。
 これじゃやる気が起きないよ。

 もう一つ、プライズがぶっちゃけパッとしない・・・。
 これも以前であればキティちゃんやミッキーマウスが主流だったのに、今はウサビッチが目に付くんですよね。
 ウサビッチ、好きな人もいるんでしょうが、ぬいぐるみを愛でる習慣のない自分の目から見てもあんまし可愛くない。。。

 このままウサビッチがのさばれば、自然と自分の足はゲーセンから遠のくのかも知れないですが、それはそれで寂しいような気がしないでもありません。
 ま、経済的にはすごく助かるけどね。笑。
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【アイアンマン2】、アイアンマンって結局、、、。

2010-06-12 22:33:54 | 新作映画
 ロバート・ダウニー・Jr主演、マーク・ファブロー監督、【アイアンマン2】、6/12、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年25本目。


 アイアンマンって結局アメリカそのものなんだと思う。
 どこら辺がっていうと傲慢なところとか、自己中心的なところとか、自らを正義と疑ってないところとかね。
 だから、アメリカ人がアイアンマンを好むのはよくわかる話だ。
 何しろ映画の中では、すいません、大量破壊兵器はありませんでした、みたいなオチはなく、正義の味方はどこまでも正義の味方なのだから。

 しかし、アメリカ人以外の人にとって【アイアンマン2】がお薦め出来るかどうか、正直疑問だ。
 映画の序盤、主人公トニー・スタークは公然と宣言する。
 (アイアンマンである)私が抑止力なのだ、と。
 しかしこのとき彼はとある事情によりいつ命が果てるとも知れない状況にあるのだ。
 よくよく考えると(考えなくても)彼の行動と発言は無茶苦茶である。
 が、同時にその無責任さは如何にもアメリカ(人)ともいえる。

 終盤近くになり、トニーは新元素を見つけなければいけない状況下に陥る。
 で、その元素を見つけるためのヒントが彼の父親が残した模型地図だったりするのだが、もしそれを意図して模型地図を作ったのだとすると彼の父親は科学者というより予言者だし、模型地図のデザインがたまたまヒントになったのだとすると、そんな偶然はありえんよな、とツッコミたくなる。

 一事が万事こんな感じで、物語があまりにテキトーに進んでいくので、お世辞にも脚本がよく出来ているとは言いがたい。
 アクション大作であるのだから脚本が不出来でも構わない、アクションに魅力があればいいじゃないかという意見もあるだろうが、本作で一番手に汗握るアクションはスカーレット・ヨハンソン扮するブラック・ウィドーが敵の兵器工場に乗り込み、警備員をばったばったとなぎ倒し、ぶちのめすシーンだったように思う。
 ぶちのめされる警備員の中には監督であるマーク・ファブロー本人がいたという。
 力の入れ具合が違うなと感じるのも道理である。
 自分が監督であってもスカーレット・ヨハンソンには華麗にぶちのめされたいなと思うし、彼女とは出来るだけ綿密な打ち合わせと親密なトレーニングをしていたことだろう。笑。

 かように、正直あまりお勧めしたいと思う作品ではないけれど、何も考えずに観る分にはそれなりに楽しめるかもしれない、、、とはいえ、ローディ役がテレンス・ハワードからドン・チーゲルにチェンジしていたのには何があったんだろう?と勘繰らずにはいられないけれど(最初こんなキャラいたっけ?とわかんなかった。二人は全然似てないし。)。

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ワールドカップ予想♪

2010-06-11 17:05:25 | 日常
 いよいよ2010FIFAワールドカップが始まりましたね!

 といっても個人的にはサッカーには大して興味はありません。
 どれぐらい興味がないかというと、ワールドカップがWカップと略されてるのを見ると、Wカップって、Aカップ、Bカップ、Cカップ、Dカップ・・・といくとどんぐらいの大きさのバストになるんだろう?二メートルぐらい?もっとかな?と思うぐらい興味がないですね(ただのエロオヤジだろ!)。

 しかしサッカーには興味はなくともギャンブル自体は好きなので、ワールドカップをネタに何人かと賭けをしています。

 まずは会社の同僚Aさんと日本が予選リーグを突破するかどうかでジュースを賭けました。
 もちろん自分は突破しない、Aさんは突破するに賭けてるんですけどね。

 また業者のBさんとは日本が予選リーグで一勝するか否かで賭けをしました。
 これまたもちろん日本は一勝もしない方に自分は賭けています(どこまでも母国チームの力を信用しない奴。笑。)。

 予選リーグを突破するかどうかというのと、予選リーグで一勝するかどうかというのは微妙に条件が違いますが、まぁどちらも自分が有利な賭けをしたと思っています。

 予選リーグ最終戦が今から楽しみです♪
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