この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

第52回超ウルトラ階段のぼり大会に参加してきました。

2015-10-11 23:59:49 | 日常
 10/11の土曜日は福岡タワーで開催された《第52回超ウルトラ階段のぼり大会》に参加してきました!!
 一緒に参加してくれたのは、絵りぃさんとまささんと穴下さんの三人。さすがにこの手のイベントに一人だけで参加しようとは思わないのでありがたいことです。

 この階段のぼり大会に参加するのは初めてでした。11:30の回に参加するつもりだったんですが、何時に行けばよいのかわからなかったので、少し早めに車で家を出ました。途中まささんと絵りぃさんを拾い、一路福岡タワーへ。


   

 現地にて穴下さんと合流。
 10:00ぐらいに受付けをしたら、何と9:30の回に参加出来るということ!
 ラッキー♪っていうか、階段のぼり大会、そんな人気イベントというわけではなかったみたいです。
 電話で問い合わせたときは「大勢の参加者の方がいらっしゃいます」って言われたんだけど。 まぁそりゃそっか、半年に一回開催されてるし、好き好んで577段(!)も階段をのぼろうなんて人はそんなにいないってことですね。

 というわけで、11:30の予定が大幅に繰り上がって10:10に階段のぼりトライ開始と相成りました。
 実はここだけの話、階段のぼりには自信がありました。
 なぜかというと、自分は三年ほど前に御坂遊歩道を踏破したことがあるのです。
 御坂遊歩道、ご存知でしょうか、熊本の美里町にある日本一の石段を誇る遊歩道です。その段数、実に3333段!!
 福岡タワーのおよそ六倍の遊歩道を踏破したのであれば、福岡タワーなんて軽い軽い♪
 なんてトライ前は思ってました。
 が、大間違いでしたね。
 めちゃめちゃキツかったです。
 おかしい、御坂遊歩道の時と何が違うのか。
 たぶん、ですが、あのときは本当に自分のペースで登って、キツくなるたび小休止していました。
 今回の福岡タワーでも自分のペースで登った、といいたいところなんですが、いや、自分のペースで登ってよかったんですが、やっぱり同行メンバーに先に行かれると焦るんですよね。
 そのせいでついつい焦って(途中の写真撮影を除いて)休みを取らずに登り続けました。
 およそ12分後、へとへとになりながらもゴール地点であるである5F展望室に到着!!
 やった、やったよ、エイドリアン!!って感じでした。


   

 11分34秒というのは成人男子としてはかなり遅い方だとは思います(だいたい成人男子であれば10分を切るぐらいのペースではなかろうか)。一応言い訳すると途中二度、三度、写真撮影のために足を止めたから、、、う~ん、言い訳になってないぜ!

 ここで一つだけ文句を言いたいことがあって、今回の階段のぼり、自分は少しでも身軽な恰好で登ろうと思いました。
 で、公式サイトを見ると、
>参加された方にはもれなく記念品(缶バッジ)とドリンクサービス(コカ・コーラウエスト協賛)がございます。
 って書いてありました。
 ドリンクサービスがあるなら飲み物は敢えて持っていく必要はないな、と思ったので、持参した水筒は車に置いてました。
 展望室にへとへとになりながら何とか到着し、「ドリンクはどこですか?」と聞いた自分に係りの人は無情にもこう言いました。
「ドリンクサービスは(地上1Fの)受付けにて行っております」
 ・・・・・。
 いやいやいや、そりゃないよ、セニョール。
 こっちはドリンクサービスがあるって書いてあったから飲み物を持参しなかったのに。
 まぁ文句を言っても仕方ないので、というか文句を言う気力もなかったので、結局飲み物を口にすることなく、展望室の椅子にへたり込みながら体力の回復を待ちました(展望室には飲料の自動販売機はなかった。あったら文句を言いつつ買ったと思う。)。
 それから展望室のパノラマを堪能した後、3Fまで階段で降りて、エレベーターに乗って1Fに戻りました

 こうして自分の超ウルトラ階段のぼり大会は終了しました。
 チャレンジしてよかったとは思うけど、もう二度とチャレンジしないと思うな。笑。
 付き合ってくれた絵りぃさん、まささん、穴下さん、ありがとうございました。
 また別のイベントにお付き合い下さい。
コメント (4)
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前評判ほどは悪くなかった『ファンタスティック・フォー』。

2015-10-10 22:01:10 | 新作映画
 ジョシュ・トランク監督、マイルズ・テラー主演、『ファンタスティック・フォー』、10/10、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2015年36本目。


 自分の中で、SF・ホラージャンルの映画監督はデビュー作こそが最高傑作であることが多いという法則があります。
 その代表例は何といってもアンドリュー・ニコル監督の『ガタカ』ですよ。
 SF好きで『ガタカ』を未見という人はガタカた言ってないでさっさと見ろ!って言いたいですね。
 『ガタカ』は持たざる者の叫びなんですよ。
 見るたびに泣けます。

 さて、SF・ホラージャンルの映画監督はデビュー作こそが最高傑作であることが多い、なんて訳知り顔で言っちゃいますが、実はその法則に当てはまるのってこれまでアンドリュー・ニコルしかいなかったんですよね(それ法則と言えるのか)。
 しかし、今この法則に当てはまる映画監督が新たに誕生しました。
 その名はジョシュ・トランク!
 彼の長編デビュー作『クロニクル』は『ガタカ』同様持たざる者の叫びであり、そして見るたびに泣ける映画です。
 その『クロニクル』の次回作なのですから、『ファンタスティック・フォー』も観らずにはいられません。

 しかし、、、観るのは結構怖かったんですよね。
 なぜかというとこんなに前評判の悪い映画って聞いたことがない、ってぐらい前評判が悪かったですから。
 具体的には【ファンタスティック・フォー 前評判】などで検索してもらうとして、ともかく全米では大コケ、酷評の嵐のこの作品に鑑賞前は戦々恐々だったのです。

 で、実際観ての感想ですが、、、前評判ほど悪くないんじゃない?といったところでした。
 確かに本年のベスト3に入る傑作!!ってわけではなかったですけど、観たことを後悔するほどの駄作ってこともなかったなぁ。
 アメコミ原作でもっとひどい作品もあったと思いますけどね。
 例えば、、、『アメイジング・スパイダーマン』とか『アメイジング・スパイダーマン2』とか。比較の対象が微妙ですが。笑。

 ともかく自分はそれなりに楽しめましたよ。
 主人公のリードと親友のベンとの幼い頃のエピソードなんかは微笑ましくてよかったけどなぁ。
 そんなわけで自分はこの映画を観ても監督であるジョシュ・トランクへの評価を下げようとは思いませんが、彼の置かれている状況を考えると次回作というのは厳しいかもしれませんね。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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前作よりはかなりマシかなって感じだった『Arknoah 2 ドラゴンファイア』。

2015-10-09 23:22:19 | 読書
 乙一著、『Arknoah 2 ドラゴンファイア』、読了。

 シリーズ前作『Arknoah 1 僕のつくった怪物』を自分はかなり酷評しました(こちら)。
 まず、いじめられっ子が本の世界に逃げ込み、冒険を繰り広げるという基本プロットがミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を想起させて感心しなかったし、アークノアの世界の、住人が年を取ることもなければ死ぬこともないというシステムも上手く機能しているとは思えませんでした。
 展開もトロくて本当に読み進めるのに苦労しました。
 それに比べるとシリーズ第二作の本作は乙一の独自色がだいぶ出せているように思えて、サクサク読めて面白かったです。
 続きが気になる終わり方でもあったしね。

 それにしてもこれを読み終わった次の日に伊坂幸太郎の新刊『陽気なギャングは三つ数えろ』を購入する予定という、何というタイミングの良さ!
 こんな感じで途切れなく面白い本を読んでいければいいのだけれど、『陽気な~』のあとはだいぶ間が空くっぽい。
 又吉直樹の『火花』でも読んでみるかな。
 いい加減ブックオフで売っててもよさそうなものだけど。笑。
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星形の小箱。

2015-10-08 21:13:58 | 折り紙・ペーパークラフト
 今日もネタがないので折り紙ネタです。
 星形の小箱を作ってみましたよ。


   

 《六芒星の小箱》です。
 なぜこんなきれいに六芒星の形になっているのかというと、答えは簡単、六角形の紙で折っているからです。六角形の紙で折れば六芒星も簡単に出来るというわけです。
  
 自分は折り紙というものは不切正方形一枚折りのみを指すと思っているので、厳密にいえばこの作品は折り紙ではないということになりますね(では何かというとペーパークラフト)。

 ではもういっちょ。


   

 今度は《五芒星の小箱》です。
 なぜこんなにきれいに五芒星になっているかというと五角形の紙で折っているから、、、ではありません。
 五角形の紙でも折れるかもしれないけど、五角形は作図が面倒なので止めました。
 ではどうやって折っているかというと、それは企業秘密です。笑。
 

 
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ぬいぐるみを立て続けにゲットしました。

2015-10-07 21:44:18 | UFOキャッチャー
 以前はもう本当に狂ったようにUFOキャッチャーにハマっていた時期がありました。
 財布の中にあるお金を全部突っ込む!とまではいかないものの、え?そんな大金をUFOキャッチャーにつぎ込むの?と第三者から言われそうなぐらいやってましたよ。
 おかげで部屋の中には溢れんばかりのぬいぐるみがたまりまくって大変でした。
 自分はぬいぐるみを集める趣味はないんですけどね。
 そのときのぬいぐるみはどうにかすべて貰い手を見つけることが出来ました。
 
 最近はすっかり足を洗って、、、というわけにはいきませんが、映画を観るまで時間があるとついゲーセンに寄っちゃいます、それでもかなり常識的な範囲内でおさえることができるようになりました。
 なので必然的にゲットするプライズ(景品)も少ないのですが、今回たまたま続けて三つぬいぐるみを上手くゲット出来ました。


   

 まずはくまもんのぬいぐるみ。
 ここだけの話、くまもんのどこが可愛いのかよくわかりません。
 ふなっしーと違って気の利いたことを言うわけでもないしねぇ。


   

 正確にはぬいぐるみではなく、パペットのウサギ。これは¥200でゲット出来ました。本当は隣りに置いてある奴を取ろうと思ってコイツが取れたのはここだけの秘密です。笑。


   

 ジャンボハムスター。ハムスターって小っちゃいから可愛いと思うんですけど、これだけデカくて可愛いんですかねぇ。ちょっと疑問。
 毛並みは気持ちいいです。

 ちなみに三体とも貰い手を募集中です。
 いつかのようにぬいぐるみがたまりすぎたら困るなぁ。。。
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こんなものを作ってみました。折り紙編。

2015-10-06 22:18:19 | 折り紙・ペーパークラフト
 こんなものを作ってみました。折り紙編。


   

 正八面体のスケルトンです。正方形の板を三枚組み合わせた形状といったらわかりやすいかも(わかりにくいか。汗。)。イメージ的にはマキビシ、かなぁ。
 当然不切正方形一枚折りです。
 あ、これ、ユニットに出来るじゃんと思って作ったのが次のやつ。


   

 基本的に自分は折り紙でもユニット折りには手を出さないようにしているのですが、まぁ自分で考えたのなら話は別だよね。
 ユニット折りの作品としてはイマイチだけど、初めてならこんなもんでしょ。


   

   

 何だろうね、自分でもよくわかんない。出来るかな?と思って作ってみたら出来ました。笑。
 当然不切正方形一枚折りです。
 最後にもういっちょ。


   

   

 これも試しに作ってみたら出来ました。そんなに難しくない、、、と思います。一番面倒なのは一辺を五等分しなきゃいけないことかな。笑。
 これをデスクの上に飾ってたら見栄えがすると思うんだけどなぁ、どうだろ。

 以上です。
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理想的な漫画実写化映画だった!!『バクマン。』

2015-10-05 22:32:53 | 新作映画
 大場つぐみ&小畑健原作、大根仁監督、- 佐藤健&神木隆之介主演、『バクマン。』、10/3、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2015年35本目。

 
 観てない映画についてとやかく言うのも何ですが、劇場版『進撃の巨人』に対するバッシングって相当激しくないですか?
 でも言わせてもらうと(結局言ってる)予告編を見た時点でう○こ映画だってことはわかりそうなものなのに、何でそんなに激しくバッシングするんでしょうね。
 予告編を見てもう○こ映画だってことがわからなかった?面白そうだなって思っちゃったのかなぁ?
 誰に強制されたわけでなし、自分の意思で観に行って、それで面白くなかったとしても、まず責めるべきは自分自身の鑑賞眼じゃないですかね、、、

 などとものわかりがいいことを言っちゃってますが、自分も『ターミネーター3』を観に行ったときはブチ切れましたけどね。笑。
 許せん!!って思いましたよ。
 で、未だに許してない。
 誰を許してないかというと『ターミネーター3』の監督のジョナサン・モストゥですけど。
 あれからモストゥの監督作は一切見ていません。
 まぁ幸いモストゥの監督作に面白そうな作品がないからよかったですけどね。

 のっけから話がズレまくりですが、映画『バクマン。』ですよ。
 予告編からもう傑作オーラがびんびんと発揮されまくり!今月は結構観たい映画が目白押しだったので観に行くかどうか迷っていたのですが、結局ちょっと無理をして観に行きました。
 スゲーよかったです。
 『進撃の巨人』もそうですが、漫画の実写化映画って微妙なものが多いですよね。『るろうに剣心』や『寄生獣』こそ及第点を与えてもいいかな、ぐらいの出来で、あとは悉く壊滅、、、のような気がします(成功例ってありましたっけ?)。
 でもこの『バクマン。』は本当によかった!!
 漫画の実写化映画の最高傑作といってもいいんじゃないかなぁ。
 
 漫画の実写映画の何が難しいかといえば、まず映画化されるぐらいだから原作の漫画は基本人気作であり、必然的に長大だと思うのだけれど、その長大な原作を二時間前後にまとめるってことがまず難しいですよね。
 当然原作のどのエピソードを拾い、捨てるか、選択をしなければならないのだけれど、ほとんどの実写映画でそれが失敗している。
 けれど、この『バクマン。』では上手く行ってるんですよねぇ。本当に感心しました。
 もう潔いぐらい捨てるところは捨てちゃっているので、主人公の二人、最高と秋人の家族すら出てこない。
 そのせいで、最高が入院した時にも家族の影すら見えないというある意味シュールなシチュエーションになっちゃってますが、自分は英断だと思いました。
 もしここで家族を登場させちゃったら、当然その前から登場させなくちゃならず、(漫画家になることを説得するといったシーンを描くことで)尺を割かれますからね。
 他にも原作に登場するキャラクターの多くが省かれていますが、それでいいと思います。

 あと、原作から結構イメージが変えられたキャラクターが何人かいました。
 例えば、ヒロインの亜豆美保や編集者の服部など比較的重要なキャラクターの性格が改変、より映画的になっていてよかったです。

 作画シーンがそのままバトルになっているというのもヤラれたなぁって感じでした。こんなシーン、見たことない!!なるほど、これなら『バクマン。』を映画にする理由があるのだなぁと思いました。

 あと感心したのはスタッフロールですよ。
 詳しくは書きませんが、これが本当に粋でねぇ、、、これもヤラれた!と思いました。

 長大な原作をまとめているので、ストーリー的には若干の無理も感じられましたが、純粋に映画としてはとても面白かったです。
 原作が好きな方も、原作を知らないという方にもお薦めです。

 
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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新時代の戦争映画『ドローン・オブ・ウォー』。

2015-10-04 21:43:38 | 新作映画
 アンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホーク主演、『ドローン・オブ・ウォー』、10/3、TOHOシネマズ天神にて鑑賞。2015年、34本目。


 新時代の戦争映画だ。
 そこには戦闘による高揚感もなければ、血生臭さもない。
 あるのはどこまでもゲーム的な、モニターを通した戦闘である。いわゆるドローン(作中「ドローン」という名称は用いられなかった気がする)、無人戦闘機による爆撃はわずかにタイムラグがあるものの、非常に精度が高く、何より遠隔操縦によって行われるので、仮に戦闘機が撃墜、もしきは墜落したとしても、パイロットが喪われることはない。
 これは極めて重要なことである。
 新谷かおるの漫画『エリア88』にも無人戦闘機が登場したことがある。
 作品の中で「戦闘機のパイロットの値段は戦闘機そのものより高い(一人前のパイロットを育てるには莫大な費用が掛かる)」という説明があった。
 つまり無人戦闘機の登場は人命の観点よりも経済的な理由によるものだった。
 しかしながら現代の戦争において無人戦闘機が重用されるのは、人命の観点も否定しないし、経済的な理由もあるだろうが、一番の理由は墜落した戦闘機のパイロットが敵国に捕縛されるのを恐れているのではないか、と思う。
 捕縛されたパイロットが、銃を持った敵国兵士に脅されながら、アメリカの犯した罪を読み上げ、最後には銃殺される、そんな光景がネットにアップされる。
 それが何度も続けば兵士の士気もやがて下がるであろうから、それをアメリカ政府は何より恐れているのではないだろうか。

 主人公のイーガン中佐は苦悩する。
 果たして自分たちのやっていることは正義なのかと。
 純粋に悪だけを正せるのであればよい。だが前述通り遠隔操作による爆撃はタイムラグがある。どうしたって無辜の市民を巻き込むことがある。幼い子どもや女性の命を奪う。
 これが正義の戦いと言えるのか…。
 最終的にイーガンは人間的な行動を取る。そして物語は幕を引くのだが、よくよく考えるとイーガンを主人公とする物語は終わったとしても、現実の戦争はまだまだ続く。
 その戦争の中で無人戦闘機を操縦するのはイーガンのように苦悩することなどない、ただ指令に対して盲目的なまでに従順であろう若者たちだ、ということだ。
 それは恐ろしいことだと思う。

 しかしさらに恐ろしいのは、これだけ非人道的なことをやっておいて(戦争というものは非人道的なものだが)、アメリカは対テロ戦争に勝利したというわけではないということだ。
 そう考えると背筋が寒いものが走る。
 どこまで非人道的になれば人は戦争で勝利を得られるのだろう?
 答えは出ない。

 
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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ミスター・オクトーバーを探して。

2015-10-03 23:40:44 | 日常
 土曜日は『ドローン・オブ・ウォー』と『バクマン。』の二本、映画を観ました。
 一日に二本映画を観るとさすがに疲れるので、二本目を観たあとそのまま家に帰ってもよかったのですが、この日はちょっと寄り道をしました。
 二週間前のシルバーウィークにお袋と古湯映画祭に行ったのですが、最初の予定では数少ないリアルの友人であるまささんと行く予定でした。
 しかし直前になってまささんからブログにカバンが無くなった旨のコメントがあり、急遽お袋と行くことにしたのです。
 それ以後、まささんからの連絡は一切なし。
 カバンの中に重要な書類か何かが入っていて、それを無くしたことで会社を首になり、そのことを苦にして自殺、、、なんてことはまささんに限ってないとはないとは思ってましたが、それならそれでやっぱり連絡は欲しいじゃないですか。
 なので、この日、天神からの帰り、大橋にあるまささんに二回ほど連れて行ってもらった、まささん行きつけの居酒屋に行ってみることにしました。
 他に当てもなかったので、そのお店で見つからなかったら諦めるつもりでした。
 大橋はほとんど土地勘がなく、その店にたどり着けるかどうかも心配だったのですが、大橋自体がそれほど広くないので件の居酒屋は案外簡単に見つかりました。
 入口の戸が閉まっていたらどうしようかって思っていました。自分は別に客というわけでも何でもなく、人探しをしていただけですからね。それでガラガラと戸を開けるのは気が引けました。
 しかし幸い戸は開いていて、外からでも店の中が窺えました。
 カウンターの席でまささんが気持ちよさげに酒を飲んでいました。
 こんばんは、と声を掛けるとまささんが「あれ?」みたいな顔をしたので、「連絡がないから探しに来たんですよ」というとまささんは「あー、悪い悪い」とあまり悪びれる様子もなく謝りました。
 う~~~ん、自殺という言葉が世界で一番似合わないのはこの人だな。笑。
 とはいえ、まささんもそれなりに反省はしていたようで、カバンを紛失してからは外飲みを控え、この日は二週間ぶりのお酒だったようです。
 しかし、二週間ぶりのお酒のせいか、この日のまささんはまさに鯨飲。しかもつまみにウニやらフォアグラやら値が張るものばかり注文して、23:00に会計をしたときには目が飛び出るぐらいの金額の領収書をマスターから渡されてました。
 それだけのお金があればフツーに中洲で豪遊できるよ。。。
 しかもまささんは手持ちのお金が足りずに自分が少しだけ貸すことになりました。
 うん、まささんには反省という言葉も似あわないね。笑。
 まぁ何事もなくてよかったです。

 ここまで書くと何だか自分がえらく友人想いの人間のように思われるかもしれませんが、実は自分の行動にはきわめて個人的な理由があります。
 まささんのことが心配だったというのももちろん嘘ではないのですが、11日の福岡タワーで行われる超ウルトラ階段のぼり大会に一緒に参加してくれる知り合いがいなくて、同志を探していたんですよね。
 それでまささんに大会のことを話したら、最初は「え~~、きついよ~」とごねていたんですが、「迷惑をかけたんですから、それぐらいいいじゃないですか」というとまささんも渋々参加を了承してくれました。
 もしかしたらまささんがカバンを無くしていなかったら、大会参加を了承してくれなかったかもしれないので、まささんがカバンを無くしたことは自分にとって結果オーライでした。
 と書くと何だか自分がえらく打算的な人間のように思われるかもしれませんが、それはその通りです。笑。
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Perfumeの『FanService』を買ったよ♪

2015-10-02 21:19:15 | 読書
○『お婆ちゃん!それ偶然だろうけどリーゼントになってるよ!!』(松尾スズキ)
○『ダンスはうまく踊れない』(風間俊介)
△『トイレ、その後に』(天久聖一)
△『わたしのテレビ日記』(清水ミチコ)
×『たちまち、語リンピックせん?』(Perfume)
×『自意識がぴゅびゅー』(岩井秀人)

 テレビブロスの連載コラムに○と(△と)×をつけました。
 そうか、せぷって奴は松尾スズキのコラムが好きで、Perfumeや岩井秀人のコラムは好きじゃないんだなと思った方、外れ。
 実はこの○×(△)は好き嫌い、もしくは面白いかどうかを基準につけたものではないのです。
 では何を基準につけたのかというとズバリ字の大きさ。笑。
 テレビブロスのコラムって連載陣ごとに字の大きさが違うんですよ。
 で、(正確に測ったわけではないのですが)おそらく松尾スズキのコラムの字が一番大きく、岩井秀人のコラムの字が一番小さいのです。
 松尾スズキのコラムは一ページ丸ごとですが、他の連載陣は半ページです。
 同じ半ページであれば字が小さければ小さいほど文字数が多いわけですが、文字数と原稿料って比例するんですかね?

 さて、恥ずかしながらこの二、三年、視力が衰えてきて(でも最近またよくなっているような気がする、、、ってそんなことってありえるのか?)、あまり字が小さいコラムは読まないようになってきました。
 なのでPerfumeのコラムも読み飛ばしていました。
 いや、連載陣の中でPerfumeが一番のファンなんですけどね。汗。
 コラムを読み飛ばすって本当にファンなのか?という問題はさておき、字の小ささに泣く泣く『たちまち、語リンピックせん?』を読み飛ばしたPerfumeファンのために(かどうかは知らないが)、このたびテレビブロスにおける8年間の連載が一冊の本にまとめられました。
 その名も『FanService』
 今回、ワケあって密林書房で注文したのですが、箱から取り出してその分厚さにビックリ。
 生涯読み終わることがないんじゃないかってぐらい分厚い!!
 字(の大きさ)もブロス掲載時より若干大きかったです。買ってよかった。

 今月は31日から公開されるPerfume初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume WORLD TOUR』も観に行きます。
 Perfume尽くしの1ヵ月間です。
 本当はPerfumeの本領はライブでこそ発揮されると思うので、出来たらライブに行きたいところなのですが、それは来年の楽しみに取っておきましょう。
 さすがにもうツーデイズは行かないと思うけどね。笑。
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