おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

アメリカの作曲家

2010-06-16 23:48:56 | 音楽
 雨の日の通勤は、家から職場まで徒歩。約25分の旅である。区画整理でできた線路沿いの真っ直ぐの道をひたすら歩く。「真っ直ぐ」とは、意外に単調である。歩いていて面白さを感じない。まぁー、晴れた日のマイチャリ通勤も同じ道なのだが。

 道すがら、CDを聴きながら歩いている。今日は、久しぶりに音楽。3月に東京・お茶の水のディスクユニオンで買った中の1枚。ヨーロッパ版のアメリカの作曲家シリーズ。ライナーノーツも、英語、ドイツ語、フランス語。じっくりと読めばいいのだろうが、面倒なので、読まずに聴くこととしている。

 このCD、ガーシュイン、バーバー、バーンスタインの曲が収められている。指揮とピアノは、バーンスタイン。

   

 ガーシュインは、「ラプソディー イン ブルー」。のだめのエンディングでお馴染みか。ジャズの音色の中に、クラシカルな部分を感じる。ガーシュインといえば、ほかに「パリのアメリカ人」や「ボギーとベス」の「サマータイム」が聴き慣れた曲である。
 ガーシュインは、「ラプソディー イン ブルー」のピアノ部分を、ピアノロールに残している。ピアノロールとは、演奏情報が紙ロールに収められている。まぁー、昔のレコードといったところか。ガーシュインのそれを使って、オーケストラと共演しているディスクもある。
 さて、今回の演奏はバーンスタイン。この演奏、やけにゆったりしている。晩年の演奏なのだろうか。この曲、もう少しアップテンポの方が良い。

 バーバーは、「弦楽のためのアダージョ」。これまた、映画「プラトーン」で流れていた。「プラトーン」は、DVDを持っている。ベトナム戦争の悲惨な状況、兵士の精神的な苦悩が映像から伺うことができる。そして、このアダージョがマッチしている。すすり泣くような響き、そしてクライマックスの叫び。
 ちょうど、YouTubeでバーンスタインの演奏を発見

 そして、バーンスタイン。ミュージカルの「キャンディード序曲」や「ウエストサイドストーリー」。バーンスタインのミュージカルは、のりが良い。旋律も好きだ。キャンディード序曲は、テレ朝の「題名のない音楽会」のオープニング、エンディングに流れている。司会の佐渡裕はバーンスタイン最後の弟子といわれている。今度、ベルリンフィルの定期演奏会で指揮を執る。

 バーンスタインのキャンディード序曲(晩年かなぁ)

 以前は、アメリカの作曲家の作品をあまり聴くことはなかったが、映画やテレビを通して聴き始めると、はまってしまった。近々、またお茶の水に出かけて、CDを漁ってこよう。その時は、当然、博物館浴、美術館浴も合わせて実行の予定。東京都写真美術館で、良い企画展が開かれる。

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