N響アワーでは、月1回、マーラーのシンフォニーを放映している。
今日は、マーラー最初の交響曲「巨人」。指揮は、ズービン・メータ、多分、N響とはお初ではなかったか。このシンフォニー、最初は、5楽章で構成された交響詩だったが、第2楽章の「花の章」が削除され、今の形になったそうだ。
小生、最初に聴いたマーラーのシンフォニーは、まさに「巨人」。ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団のLPだ。マーラーとワルターは師弟関係とのこと。なかなかの名演だと思う。
マーラー、「いつか私の時代がやってくる」、と言い残したように、一時、マーラーブームが起こった。小生、天の邪鬼につき、ブームになると別なものを聴きたがる性分で、その時は、もっぱらブルックナーを聴いていた。でも、マーラーのシンフォニーは奥深い。
ところで、ベルリンフィルを確固たる地位に高めた指揮者、アルトゥル・ニキシュという指揮者がいる。ニキシュの遺族は、「ニキシュ・リング」という指輪を、指揮者カール・ベームに贈呈した。1981年8月にベームは逝去。遺言により、そのリングが手渡されたのは、本日の指揮者ズービン・メータである。
メータは、イスラエルフィル時代、アンコールで、イスラエルでは御法度の「ワグナー・トリスタントイゾルデ前奏曲」を演奏してしまった。ユダヤ系民族のワグナーに対する敵意は、第2次世界大戦のなせる技。恐らく、メータは、あくまでも芸術的な視点から演奏したと思うのだが。
戦争がもたらす影響。恐ろしい。
今、WOWOWで「ザ・パシフィック」という第2次世界大戦、とりわけ、ミッドウェイから沖縄戦までのドラマをやっている。アメリカ製作なので、当然、視点もアメリカであるが、いずれにしても、戦争の悲劇は味わいたくない。
今日は、マーラー最初の交響曲「巨人」。指揮は、ズービン・メータ、多分、N響とはお初ではなかったか。このシンフォニー、最初は、5楽章で構成された交響詩だったが、第2楽章の「花の章」が削除され、今の形になったそうだ。
小生、最初に聴いたマーラーのシンフォニーは、まさに「巨人」。ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団のLPだ。マーラーとワルターは師弟関係とのこと。なかなかの名演だと思う。
マーラー、「いつか私の時代がやってくる」、と言い残したように、一時、マーラーブームが起こった。小生、天の邪鬼につき、ブームになると別なものを聴きたがる性分で、その時は、もっぱらブルックナーを聴いていた。でも、マーラーのシンフォニーは奥深い。
ところで、ベルリンフィルを確固たる地位に高めた指揮者、アルトゥル・ニキシュという指揮者がいる。ニキシュの遺族は、「ニキシュ・リング」という指輪を、指揮者カール・ベームに贈呈した。1981年8月にベームは逝去。遺言により、そのリングが手渡されたのは、本日の指揮者ズービン・メータである。
メータは、イスラエルフィル時代、アンコールで、イスラエルでは御法度の「ワグナー・トリスタントイゾルデ前奏曲」を演奏してしまった。ユダヤ系民族のワグナーに対する敵意は、第2次世界大戦のなせる技。恐らく、メータは、あくまでも芸術的な視点から演奏したと思うのだが。
戦争がもたらす影響。恐ろしい。
今、WOWOWで「ザ・パシフィック」という第2次世界大戦、とりわけ、ミッドウェイから沖縄戦までのドラマをやっている。アメリカ製作なので、当然、視点もアメリカであるが、いずれにしても、戦争の悲劇は味わいたくない。