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博物館浴(東京国立博物館)

2016-05-03 20:03:50 | 博物館・美術館
 先日、江戸に出奔したときに、東京都美術館の若冲と東京国立博物館のアフガニスタンを観ようと上野へ。平日の午後につき、大丈夫だろうと思って高をくくっていたら、若冲は、美術館の玄関ではなく、入口から行列。入場まで待ち時間60分。汽車の時間もあり、断念。GWが終わってから再挑戦することにした。

 その足で、東京国立博物館に向かう。「特別展 黄金のアフガニスタン ~守りぬかれたシルクロードの秘宝~」

  


  


  


 会場は、いつもの平成館ではなく、表慶館。本館に向かって左手の洋風の建物である。

 アフガニスタンの遺跡といえば、アルカイダがバーミヤン遺跡を爆破した映像が脳裏に浮かぶ。その後、ソ連侵攻時に隠されていた秘宝が世界10カ国で巡回展示されている。
 地勢的に、インダス文明とメソポタミア文明の中継地・「文明の十字路」として発展した。文明の交流を語る「黄金のゴブレット」、ギリシア人の植民都市がアイ・ハヌムから発掘されたものには、ヘレニズム文化を感じることが出来る。地元の言葉で「金の丘」を意味するティリヤ・テペでは、有力者の墓が手つかずで発掘され、副葬品は金やトルコ石がちりばめられていた。首都カブールの北約70km、海抜1,600mの高地にある都市遺跡・ベグラムでは、ローマやエジプトなど地中海世界のガラスや青銅、石膏製品、インドの象牙製品、また中国の漆器などが大量に発見された。

 引き続き、本館へ。「平成28年 新指定 国宝・重要文化財」。平成28年(2016)に新たに指定される国宝4件、重要文化財46件と、追加指定された重要文化財5件のうち、4件の国宝を含む52件が展示されている。この企画も、「発掘された日本列島」と同様、毎年恒例の展示であり、毎年、観に行っている。


 上野駅から博物館エリアまで急いで行ったので、汗まみれになってしまった。ハンカチで汗をぬぐいながらの見学。扇子を持参していたので、少し助かった。
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