けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

護る人

2009-11-03 16:17:16 | football
休日でまったりできているので、普段拾ってる余裕のないような記事も読むことができます。ASから、まずはこんな話。

ラモスとナバス

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セルヒオ・ラモスは、自分が、スペイン代表におけるヘスス・ナバスの保護者になることを申し出ている。長年にわたってセビージャで共に過ごした間、セルヒオ・ラモスはナバスのボディ・ガードであり続け、離れがたい友人の部屋で彼を守るため、ホテルにエクストラベッドを入れさせていた。U-21代表の合宿時、彼らは離れがたい親友となった。年月がたち、彼らは再び出会うだろう。今回は、ビセンテ・デル・ボスケの召集するフル代表だ。
「ヘススは十分に成熟した。僕たちと一緒に代表に行ける準備はできたと思う。そうできるんだと彼を励ましている。彼は、僕が彼を助けることも、どんな時でも彼を守ることもわかっている。」 
そうコメントしたセルヒオ・ラモスは、彼が、この何年かで代表に行くという計画を妨げてきた問題を克服することに、何も障害はないと確信している。
「すぐに馴染むはずだ。代表には、素晴らしい雰囲気がある。始めてみれば、それが長い(代表の)期間の始まりになるだろう。守られていると感じるはずだ。」
この2人の仲、そしてセルヒオ・ラモスが示す責任感は、常にラモスの方が若いにもかかわらず、ナバスの兄貴的な存在であることを示してきた。もしナバスが彼の心理的な障壁を取り壊せるのなら、彼は来週月曜日に発表されるラ・ロハのリストに載ることだろう。そして彼はその多大なサポートを望むはずだ。セルヒオ・ラモスの。

ナバスの周囲は彼の召集は確実だと見ている
もしヘスス・ナバスの気持ちが急変しないのであれば、彼は次の月曜日に発表されるフル代表に初めて召集されるだろう。代表の監督、コーチ陣は、彼がまもなく最後の一歩を踏み出すことを確信している。同様に、選手の周囲も、彼が次のラ・ロハの合宿に参加するだろうと確信している。すべてはビセンテ・デル・ボスケの最終的な発表にかかっているが、いずれにせよ、ナバスはスペイン代表に行きたいという自身の意思を公式に認めている。まもなくわかるだろう。ナバス次第ではあるが……。
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根回し
実はこの件に関して、先週(10月30日付)、フェルナンド・イエロがヘスス・ナバスを訪ねた、という記事がありました。これもざっと目を通しただけでちゃんと読む余裕がなかったもの。

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スペインサッカー協会のスポーツ・ディレクターであるヘルナンド・イエロは昨日、コルドバでヘスス・ナバスと会った。これは、11月14日に行われるアルゼンチン代表とのフレンドリーマッチに向けた召集に、彼が入れるコンディションであるかどうかをしるためであった。ナバスは、親しんだ環境にしっかり馴染んでいる選手であり、長期の合宿については古くから問題を抱えているが、その性質は調子を整えられてきており、前へステップを運べるようになってきている。しかし彼は、まだデル・ボスケの召集に入れるようになったと宣言するタイミングを測りかねている。
「この話し合いで、非常に大きな希望があると感じた。しかし一歩一歩進まなければならない。」
フェルナンド・イエロはそう説明した。
その夜、ナバスはホセ・マリア・デル・ニド(セビージャ会長)、モンチ(SD)、マノロ・ヒメネス(監督)と共にラジオ番組に出演し、その考えている道を話した。
「真実、僕は落ち着いているし、だから代表に入れるという可能性を望んでいる。決断する時なんだろう。僕たちは一歩ずつ進まなければならない。僕がイエロと会ったのは本当だ。僕たちは考え方を交換し合い、そういう時期が来たという意見で一致した。」
またデル・ニドは、数日前にスペインサッカー協会のコーチ陣がナバスが召集されるだろうという今回の状況に合わせて動いていること、それが今のナバスにはそぐわないことについて述べていたが、今回は用心深くあることが好ましいとしている。
「ステップは進み続けている。しかし求められるのは、落ち着いて進むことだ。これを決めるのは、選手と監督だ。」
(後略)
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「今度こそ入るだろう」という期待が集まりすぎるのも良くなさそうな気がする。ナバス自身は、もう覚悟を決めたという感じだけど、そう心に言い聞かせすぎるのも……。
でも、とりあえず、保護者セルヒオ・ラモスがいれば大丈夫のはず。

サン・シーロ前日

2009-11-03 09:14:47 | football

サン・シーロにて
レアル・マドリーは、これまでサン・シーロを12回訪問し、2分10敗の成績を残しているのだそうです。実に見事な成績……。

スタジアムでのトレーニングは現地19時よりスタート。どうやら終始雨が降っていたようです。トレーニングの内容は公式日本語で。ディフェンスと攻撃側とを分けて、守備の形、攻撃の形、セットプレーなど確認したようです。
大方の見方では、先発はヘタフェ戦と同じだろうという感じのようです。少なくとも真ん中から後ろは。GKイケル、ディフェンスが右からセルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、アルベロア、ピボーテにラスとシャビ・アロンソ。ここまでは良いとして、問題はそこより前。ヘタフェでゴールを決め好調なイグアインは決まり、カカもまあ外れないだろう。イグアインとのコンビは、ヘタフェ戦では15分ほどしか出なかったラウルか。というと、ここが少し違うらしい。
今のところ、MARCAでもASでもel mundoでも、トップにはベンゼマを置いているのです。ということはイグアイン&ベンゼマの2トップ。そして中盤左には、ヘタフェ戦どおりならマルセロ。ただしASは、マルセロではなくここにラウルを置くのではないかと予想しています。並びでいうと、MARCAの絵がわかりやすそうなので(いつもと同じように)ちょっと拝借。


4-2-3-1で中盤前の3を、贔屓目も含めてAS情報を採択すると、ラウル(図のマルセロの位置)―カカ―イグアインで形成。ラウルとイグアインはもう少し前に位置すると考えて、3トップにカカトップ下、とか考えても良いのかも。ちょっと面白そうな気もするけど、心配だなあ。マルセロが左のラテラルでこの位置にラウルが入るとなったら、左の守備をケアしに走りまくるラウル…というのを想像してしまうのですが、後ろがアルベロアならサイドの守備はとりあえずよしとする。でも、カカが集中的に狙われつぶされる可能性を考えると、中盤がすこーんと空いて、ピボーテが大変になりそうな、そして結局ラウルがピボーテの手伝いをすることになったりとか……。なぜネガティブな考えばかり。いかん。
(追記:ASは結局、ラウルはベンチからだろう、と論調を変えた)

何かポジティブなことを。ええと、まずルートが入っているのは非常に大きいと思っています。得点できないような状況になったら出動をお願いできるのが、ものすごく心強い。いるといないとでは、ぜんぜん違う存在です。
イグアインが好調なのも良かった。先週のグダグダな流れをすっぱり断ち切って、ぱっとポジティブな方向に向けられたのも、ヘタフェ戦で勝つことができたから。その試合でゴールを決めたイグアイン。とにかくゴール前での落ち着きや自信が付いてきたな、と感じられるのが嬉しいです。このまま好調を維持してほしい。

BBC Weatherによると、火曜日の夜も雨の可能性があり、気温も下がる様子。コンディションには十分気をつけて、皆さんがんばってください。


色が薄いけどヒゲ部
チャンピオンズリーグの公式プレスカンファレンスに出る選手は、記者たちからの要望が最も多い選手だという話を聞いたことがあり、それなら間違いなくカカだろうと思っていたのですが、担当はシャビ・アロンソでした。前回もやったから今回は別の人とか、あるのかも。プレスカンファレンスの内容は公式日本語ページで。




マルセイユ
ベロドロームにチューリッヒを迎えるマルセイユの召集選手。

GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボカリ、エインセ、タイウォ、ディアワラ、イウトン、エムボウ
MF:カボレ、シセ、シェルー、エムビア、ヴァルビュエナ、ベナルファ、アブリエル
FW:モリエンテス、ニアン、コネ、ブランドン

先日のトゥールーズ戦で右足首を捻挫したルーチョは、MRI検査を受けた結果、右足首の前小束の捻挫(靭帯の部分損傷)と腓骨に亀裂があることが判明。当初3週間の離脱でCL第6戦(マドリーと対戦)には間に合うのではと言われていましたが、公式の記事を見ると、離脱は3週間以下とはならないだろう、と……もっと重かったということですか。


数週間まともに試合に出ていないだろうと思われるモリエンテス。今度は出番があるか……。