けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

決着

2009-11-11 06:45:48 | football
決着1
本日ポルトガルに向かったクリスチアーノ・ロナウドは、ポルトガル代表のドクターの診断を受け、プレーオフには出場しないことが決まり、マドリーに戻ってきました。代表ドクター、良識ある人で良かった。


決着2
09/10 Copa del Rey Dieciseisavos Vuelta
Real Madrid C.F. 1-0 ADA Alcorcon (agg. 1-4)

マドリーの得点:ラファエル・ファン・デル・ファールト

GK:デュデク
DF:(右から)ラス(69、マルセロ)、ペペ、アルビオル、アルベロア
MF:ガゴ、ディアラ(46、ファン・デル・ファールト)、カカ
FW:イグアイン、ファン・ニステルローイ、ラウル

まともなチャンネルが見つからず、ブチブチ切れるのしか見てないので、的外れもあるかとは思いますが。

もちろん責任は選手にある。ラフプレイ連発で流れを途切れさせてるガゴ、最終ラインでもたもたボールをもってはプレッシャーを受け攻撃につなげられないアルビオル、ポジショニング半端なディアラ、コンディション悪そうなラウル……でも、ペジェグリーニは、本当にこの布陣と、ベンチに入れたリストとで4点以上入れて勝つ気があったのか? 全力で勝ちに行くつもりなら、GKはイケルだろうし、シャビ・アロンソも休ませたりせず、FWには最近お気に入りのベンゼマ&イグアインを並べるとか。
ガゴとディアラのドブレピボーテ。攻めを重視するなら、ピボーテ1枚、ディアラよりもVDVなりグラネロなりマルセロなり、使うべきだっただろう。ここからの攻撃の組み立てなんてろくになく、攻撃の起点はカカの仕掛けか、右ラテラルのラスのクロスくらいしかない。中が固められているので、どちらもまともなチャンスには結びつかない。カカとデランテーロ3枚入れておけば、勝手に点取るとでも思ったんだろうか。右寄りのイグアインは居心地が悪そうで居場所が見つけられず、ラウルにもキレがない。前半は、ほとんど得点の入る感じがしなかった。もちろんペナルティエリア内まで入ることも多いが、すっきりと「これだ」という攻撃が決まらない。
後半頭からラフィが入り、前線に動きが出てきた感じ。シュートがバーに当たる惜しいシーンもいくつかあり、得点が入りそうな雰囲気にはなってきた。それでも、もたついている感じは否めない。4点差をひっくり返すような勢い、圧倒感は皆無。ベルナベウのスタンドからは、「グティ Ole!グティ Ole!」のチャントが聞こえてきました。ピボーテの片割れがグティだったら。それが答えだろうな、と思う。せめてグラネロだったら? ペジェグリーニは、グラネロにも懲罰を与えているつもりなのだろうか(前回アルコルコン戦で大敗したからか)。
唯一、良いプレイをしていたと思えるラスは、70分で交代に。疲労の問題もあるんだろうけど、ここは数少ないクロス供給源だった。なぜ変えた?
代わって入ったマルセロは左ラテラル。守備が危なかったシーンがあったかどうかも、攻撃になにか貢献できたかどうかも覚えてません。でも、もう一枚前で出ていたら、もっと長い時間があれば、攻撃面でのバリエーションは増えていただろう、と思う。
ラフィが入って、ミドルレンジのシュートも増えた。最初はふかしてばかりだったけど。前が混雑してエリア内でごちゃごちゃやってるくらいなら、エリア外から打っていけば、チャンスは増えて……とにかく、攻撃の形もなければ意表をつくようなアイディアもバリエーションもなかったんだと思う。ラスのクロスは攻撃の起点ではあったけど、丁寧で読みやすいのだ。やはり、グティがいたら…に戻ってくる。
80分、ポスト際にグラウンダーでのシュートがようやく決まる。ラフィのゴール。でも残り10分で、そこから3点、4点取れるような気配は、やっぱりなかった。

ペジェグリーニは、いったいこの試合に向けて何をしたんだろう。大量得点を取るための方策を、どう考えていたんだろうか。その答えが、この試合の先発布陣であると言うなら、その能力に問題があると思う。この試合自体には負けないように、でもどうせ4-0なんてひっくり返せないだろうからどうでもいい、という考えだったなら、納得できますが。

勝ち抜けを決め、ピッチ上で喜びを爆発させているアルコルコンの選手たちには、ベルナベウ中から喝采が送られていました。