けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

前へ、どう進む

2009-11-12 20:05:27 | football

ちょっとでもグッドニュース
コパ敗退後、代表選手たちはそのままそれぞれの国へ行ってしまい、渦中の人々(=グティ&ペジェグリーニ)を含め残された選手たち、トレーニングは非常に微妙な空気なんだろうなあ、と推察されるマドリーであります。既に木曜日の、今日のトレーニングの様子が伝えられています。
非常に(強調)グッドニュースなのは、クリスチアーノ・ロナウドがごく一部、トレーニングに合流したこと。といっても、冒頭のペジェグリーニの訓話を聞き、皆と一緒にストレッチを行うことができた程度だそうですが。いや、これは大きい。たとえストレッチができただけでも。水曜日はお通夜状態であった選手たちですが、今日は、クリスチアーノも交え笑いが起きていたとのこと。笑うのは大事。

ストレッチの後は、ママドゥ・ディアラ、ルート、ドレンテ、クリスチアーノ・ロナウドは室内調整。残りのグティ、ラウル、マルセロ、グラネロ、ガライ、メツェルダー、デュデク、アダン、それからカンテラーノのルイス・エルナンデスとサライは通常のトレーニングを実施。

MARCAとASの記事が同じで、誰が書いてるのかよく知りませんが、記者曰く
「トレーニングでの選手たちの表情から見ると、セグンダBであるアルコルコンに敗れ、コパから敗退したことは、ラウルがプレスカンファレンスで「前へ進むことが必要だ」と言ったように、既に忘れられているようだ。そしてこれこそが、マドリディスタのチームであろうと挑戦しているということだ。」

ちなみに、「この日のトレーニングにペジェグリーニが数分遅れてきた、選手たちはピッチの中央で監督を待っていた」なんてことが最後に付け足されています。通常ならなんてことないんですが、今の状況だと「誰かと話し合いでもしてたのかなー……」なんて。





責任の所在1
El Diario Montañésというカンタブリア地方紙からのコラム。

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バルダーノとペジェグリーニ、離婚間近

サント・ドミンゴでのばかげた事態の後(国王杯第1戦)、ホルヘ・バルダーノは状況のコントロールに入っている。まずバルダーノは、アルコルコンのビジター側のロッカールームに入って選手と話し合い、翌日にはバルデベバスに赴いてペジェグリーニと話し合った。ベルナベウで屈辱が完成され(第2戦終了)、ゼネラル・ディレクターであるバルダーノはここで一歩下がり、2番手のミゲル・パルデサに、水曜日にシウダ・デポルティーバにおいて、ペジェグリーニに対し面談を行うよう求めた。この兆候は、レアル・マドリーの監督と、彼の就任を最大に擁護した人物との融合に対する危機以外のなにものでもない。バルダーノは、ビジャレアルのこの監督は、新たなギャラクティコのプロジェクトに対して可能な限り最高の選択肢であると、同監督に対して常に懐疑的であったフロレンティーノ・ペレスに納得させていたのだ。
国王杯においてセルヒオ・ラモスを起用しなかったことに関する説明も、ペジェグリーニとバルダーノがお互いを理解していないか、あるいは互いに話を聞いていないか、もしくはうそをついているかを示す証拠になっている(サスペンションはリーガの規律委員会を経て決定されるが、月曜日がマドリードでは祝日だったそうで、まだ決定の出ていない火曜日の国王杯にセルヒオ・ラモスは実際は出場することができたらしい。ただ、クラブ内ではこの情報が錯綜していて、ペジェグリーニにはこの件が伝えられなかった。責任はバルダーノか、審判問題やリーガのルールを扱うメヒア・ダビラにあるとか、いろいろと。国王杯の試合後にラモスの件を聞かれたペジェグリーニは「聞いていない」と答え、バルダーノは「ペジェグリーニはラモスを起用しないと言った」と回答したとか)。この不透明な問題はラモス本人にも伝えられなかった。彼は、召集から外れるかどうかについての説明を求めなかったことを明らかにした。こうした誰も納得させられないような正当化の行為は、カルデロンとミヤトビッチのマドリーが、チャンピオンズには1人しか登録できないことを知らずに、冬にフンテラールとラスを獲得したのと同じようなものだ。

グティ問題
グティ問題もまた、この両者の違いを示している。ペジェグリーニがグティを4試合続けて召集リストから引き離している一方で、バルダーノは、マドリーにはグティが必要なのだと宣言した。そして「腕を広げて待っている」とし、グティが戻るのは「まもなくだろう」と述べている。ミラノで行われたチャンピオンズの試合では、バルダーノは既に、ピッチの上にカピタンの1人がいないことを物足りないと認めており、彼を元に戻すため昼食を共にした。
「プレイしなければゴールは生まれない」。セグンダBのアルコルコンに敗退した後、バルダーノはそう述べた。監督の心臓への直接の攻撃は、ビハインドを跳ね返すのにディフェンシブなピボーテを2枚並べたことへの批判だった。またバルダーノは、ベルナベウの観客から激しく批判されたラスの交代についてもチリ人監督に説明を求めたと述べた。後に、バルダーノはロッカールームの秘密保持という規約を破り、ペジェグリーニの考えを明らかにした。ラスは個人的な問題でその前の週にほとんどトレーニングできていなかった上に、負担のかかる試合に3試合続けて出場し、さらにはW杯のプレーオフも控えているため、ラスの怪我の可能性を恐れたということだ。
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責任の所在2
でも、任命責任はバルダーノにあるわけですよね。