団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

警察官が多すぎて

2010-01-03 19:26:26 | Weblog
 初詣で今年は西新井大師に行った。けっこうな人混みで、お寺への入場は警察官に規制され、狭い参道をぼちぼちと歩き、お参りをした。
 3日の日に、日本橋で復路の箱根駅伝を見学した。こちらも大勢の見学者が押しかけごった返していた。ここにも警察官がボランティアに混じって、道路の規制をしていた。
 かくのごとく、人混みでは必ず警察官が出張り、人の流れを規制・監視して、無用のトラブルを起こさないようにしている。それもいいのだが、本来の仕事ではないような気がする。
 警察官はやはり犯罪の取り締まりが仕事である。人混み規制のために、我々は警察官に税金を払っているのではない。生活の安全のためであり、犯罪者をとっ捕まえるためである。
 そういうケースは、もっと柔軟に警察官は一定数にして、ボランティアを増やして対応するか、退職警官をもっと使うか、といろいろに方法はある。あるいは、人混み規制だけではないとしても、準警察官を創設してもいいのではないか。仕事は警察官の役割に準じ、犯罪を対象としない仕事を与えるものであっていい。それを民間に委託することも可能だ。
 こうした考え方は、医者にも適用できる。医者が足りないという。だったらもっと養成すればいいが、そのバリアが高い。それならバリアを低くして、かつての看護婦の正看・准看というレベルを作り、従来の医者に対して準医を創っていもいい。準医は医学校の4年ぐらいのカリキュラムで免許を与えるようにすればいい。
 従来の医者の専門性が高くなって、専門医をたらい回しにされる患者も多い。ならば専門医に行く前にも準医として総合医の診察を受けて、そこで解決できるならOK、できなければ専門医に回す手続きをする。そうした仲介的な準医を作ってもいいではないか。
 現状では大半の患者がここで解決するだろう。一定の規模以上の病院には、そうした総合医の設置を義務付ければ、病院の経営も楽になろう。ただ医師会などの反対は予想されるが、それなら代案を出させるべきだろう。
 弁護士の仕事が規制緩和で、司法書士にも拡大した。医者もまた可能のことだろう。警察官もまたしかりである。
 現行の制度の中で、矛盾が出て、それが臨界に達することでクラッシュが起こる。その前にどうにかしよう、というのが知恵である。
 民主党も政治制度を変えようとしている。加えて資格の制度も変えることで、もっと無駄を省くこともできるのである。そこにも手をつけてほしい。

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