団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

区の広報紙を見て驚いた!

2012-03-24 10:15:34 | Weblog
 私は葛飾区在住だが、久しぶりに『広報かつしか』というタイトルの広報紙をしっかりと見てみた。
 それをみてびっくりした。なんと補助金のオンパレードなのだ。3月25日号では、「みんなで守ろう交通ルール」と題して特集を組んでいる。
 それはいい。ページを繰っていくうちに「三人乗り自転車の購入費を補助します」という記事があった。上限3万円で購入金額の半分を補助するというものだ。
 確かに自転車での三人乗りの危険性は指摘されていたが、別に三人乗り自転車でなくても、ふつうのママチャリで立派にママさんたちは乗りこなしてきた。子供が大きくなったら、乗り古した自転車はパパの通勤用になり、ギィーギィーいわせながら乗る羽目になるわけだが、自己責任でその危険性をしっかりとインフォメーションして、自転車店で最小限の補修をすればいいのではないか。補助金なんかいらない。
 次に、別綴じで『パワフル!かつしか』という広報紙もあって、それには親切丁寧にキャリアアップ支援講座の講座名がずらりと並び、宅建や行政書士、簿記、医療事務などの資格が取得できるように謳っている。むろん有料ではあるが、こんなものも民間のそうしたセミナーを紹介する程度で十分だろう。民業圧迫、そして助成金の食い物になっている。
 1枚めくれば、今度はパソコンステーション利用案内があり、低料金ではあるが事細かに定期講習会を紹介している。これも区がやる必要もなく、民間のパソコン講座を案内すれば済むことではないか。
 で、最後のページに「かつしかエコ助成」である。太陽光発電、LED照明機器の改修、エネファームなどの助成金の紹介だ。むろん環境面でその普及は必要なことかもしれないが、導入すれば個人でも事業所でもメリットがあるのだから、助成金なんかなくたって必要なら導入するだろう。
 エコと謳えば、なんだって許される風潮はなんだ。テレビ、車もみんなそうで、結局は業界べったりの政策だ。そこにエコ利権があるわけだ。
 以上のように、葛飾区のわずか1号の広報紙の中で、これだけの補助金や助成金の供与が行われていることが分かる。。こんなことでは行政費用は拡大するばかり。まず地方から、小さな行政組織にしていく方向はないか。
 
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