団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

勝手に動く政治家が多すぎて

2009-06-28 08:07:44 | Weblog
 とうとう選挙のときが近づいてきた。麻生内閣任期満了にしろ、早期解散にしろ、近いうちに選挙があることが視野に見えてきて、急に政治の周辺がうるさくなってきた。
 いろいろな方がいろいろというのはいいが、最近気になるのは、なにかがあるとすぐに閣僚の意見が報道されることだ。それが麻生首相と違うことをいえば、当然閣内不一致となるわけだが、本来は内閣の考え方は統一されており、いちいち畑違いの閣僚の意見を聞くことそのものが見当違いではないか。
 閣僚も閣僚で、マスコミの質問にリップサービスに近いコメントを公表する。「それは私の専門外のことだからノーコメント」でいいと思うのだが、最近はそうではなくなり、物議をかもすことも多くなった。これが政治が騒がしくなった一因ではないか。
 もうひとつは、地方の知事や市長が国政に意見を物申すことだ。むろん建設的な意見ならかまわないが、徒党を組んで国政に圧力をかけようという動きや、国政選挙に打って出る、といった動きまである。
 地方分権がなかなか進捗しない面があることは分かるが、かといって国政に出れば、コマのひとつになってしまって地方自治の首長のようには動けまい。
 問題は立候補すれば、首長を辞めなければならない。それは公約違反にならないか。どんな政治家も立候補すれば、よほどの理由、例えば健康上の理由か逮捕のようなことがなければ、任期満了までその地位にいるのが、自分を選んでくれた選挙民に対する義務であり政治家としての姿勢ではないか。
 それを、状況が変わったから、と勝手に辞める議員や首長が多すぎるのではないか。うっかりすると、離党する人もいるし、新党に参加してしまう者もいる。
 選挙での立候補の絶対条件として、当選したら任期満了まではその地位にとどまり、選挙民の負託に応える、ということを、なんらかの形で制度化したらどうかと思う。
 立候補のときに、その政党から出馬すれば、当然投票する人は、その政党を理由に選ぶ人もいるわけだ。それが途中で辞めれば、やはり話が違うことになるし、首長なら任期中にこれこれの仕事をする、と公約して当選、しかしそれも途中で投げ出せば、やはり公約違反だ。
 つまり情勢の変わりの方の都合で、勝手に負託された仕事を放り出すことになる。もっと自らを律し、選んでくれた人々に対する誠実さを堅持することが、いまの政治家に求められているのではないか。

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