アメリカの金融危機に端を発した株安、円高の連鎖が止まらない。株安は企業などの持ち株の評価損となるなど、持っているだけでも損をする羽目になるわけだが、円高についてはマスコミはそのデメリットばかりを報道しているが、実際はメリットも大きい。
原油だってすでに70ドルを割って、しかも円高である。もっと急激に下がってもおかしくしはないし、小麦だって円高の恩恵で下がってもいい。
実際は、国内に一定の在庫があって、そんなにすぐに値上げしなくてもいいのだろうが、風潮が値上げを後押しする。
反対に円高は、日本の流通は複雑で、輸入される原材料が円高で下がっても、末端までそれが届くまで時間がかかるし、うかうかしているとまた円安に触れて、うやむやになってしまうケースも多い。
今朝のテレビで、韓国からの旅行者が激減、と報じていたが、円安傾向でずっと来て、その環境下でいろいろなビジネスが立ち上がっている。韓国人のゴルファー、オーストラリアのスキー客、超豪華ホテルの海外ビジネスマンなど、みんな円安メリットで来ていた。
円高に触れれば、また世の中で変わって、こんどは円高を当て込んでビジネスが台頭する。それの繰り返しが日本市場の特質だろう。
日本は島国で、前述のように円高のメリットは海外旅行ぐらいしかないように思われるが、ヨーロッパなどは自国の通貨が高くなれば、国境を越えて買い物に走る。通貨高はほとんどの国民が喜ぶことなのだ。むろんユーロになってその恩恵も少なくなっているかもしれない。
日本の円が海外通貨に対して高くなることは、ほんとうは国が強くなることなのだ。かつて1ドル360円時代があった。それだけ日本の国力が弱かったのだ。それがいまや92円、バブル時代は80円台だったろう。
ところが日本は輸出で国を富ませてきた。だから円高を悪者のようにいう。しかしいま手元にあるデジカメはフィリピン製だ。身の回りの商品のほとんどは海外生産品になっているのが現状だ。円高で日本ブラントが安くなってもいい。
トヨタ、ソニー、キヤノンなどの日本のトップ企業が業績の下方修正をしているが、すでに生産だって海外シフトが進んでいる現在、本当に円高で損をするのはどこで、誰なのか。そして円高メリットによって、国民の生活はどう変わるのか。そうした視点で円高騒動を報道してもらいたいものだ。
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日本は島国で、前述のように円高のメリットは海外旅行ぐらいしかないように思われるが、ヨーロッパなどは自国の通貨が高くなれば、国境を越えて買い物に走る。通貨高はほとんどの国民が喜ぶことなのだ。むろんユーロになってその恩恵も少なくなっているかもしれない。
日本の円が海外通貨に対して高くなることは、ほんとうは国が強くなることなのだ。かつて1ドル360円時代があった。それだけ日本の国力が弱かったのだ。それがいまや92円、バブル時代は80円台だったろう。
ところが日本は輸出で国を富ませてきた。だから円高を悪者のようにいう。しかしいま手元にあるデジカメはフィリピン製だ。身の回りの商品のほとんどは海外生産品になっているのが現状だ。円高で日本ブラントが安くなってもいい。
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