女房と二人でよくテレビの2時間サスペンスを楽しんでいる。うちはケーブルテレビとも契約しており、過去に放送されたドラマも録画しては、こまめに見ている。
BSではTBS系のBS-iが平日、午前と午後に1本ずつ、BS日テレ系が土曜日の夕方に火曜サスペンスの再放送、CSはミステリーチャンネルやチャンネルNECO、京都チャンネルなどで放送しており、観賞には事欠かない。
地上波は、常連のテレビ朝日の土曜サスペンス、テレビ東京の水曜ミステリーのほかは、TBSやフジテレビでもやっているが、毎週というわけでもなくなった。
けっこうトリックや犯人当てが面白く、2時間のあいだにああでもない、こうでもない、といった推理を楽しんでいる。
最近は、役者が限られてきて、犯人の見当はほぼついてしまう。逆に奇をてらって刑事が犯人というルール無視もある。しかも殺される方が悪人で、やむにやまれず犯行におよぶパターンが多くなって、ミステリーをつまらくなしている。
古い2時間サスペンスは、原作もしっかりしていて、内容も起伏に富み、結末も意外で、ドラマとしての見応えもあったが、現在は山村美沙や西村京太郎の原作のドラマがひとつのパターンを作り上げて、どれも似たようになり、出演者も同じで、ホームドラマ化して情けない現状になっている。
むろん昔も駄作はあったが、それでもいまほどワンパターンにはなっていなかった。視聴者としての救いは、海外のテレビドラマが楽しめることだ。
最近はNHKのBS-hで「コロンボ」が復活した。CS のスーパードラマTV でも傑作選をずっとやっている。ミステリーチャンネルは英国の重厚なミステリーを多くやっている。ただ字幕というのは、うちにいると億劫になってしまう。
その中で、お勧めはかつてNHKでもやっていた「WITHOUT A TRACE」。FBI が失踪者を追うドラマで、現在はスーパードラマTVで放送している。またAXNでは迷宮入り事件を解決する「COLD CASE」も面白い。最新版はWOWOWでやっている。
日本のドラマとはまったく違う作りで、刑事と視聴者の視点が一致している。刑事の後ろで犯人らしい男がにやりと笑うような思わせぶりなシーンはまったくない。日本のミステリーは刑事が知り得ないシーンまで入れて安直に興味をつなげるから、反対に興ざめしてしまう。
ミステリーにスターは必要なく、時間をかけて練られたシナリオと、丁寧に作り上げる監督がいれば十分だ。現在の制作現場ではむつかしいかもしれないが、せめてそこを目指さなければ本当に2時間サスペンスは視聴者から見捨てられてしまうだろう。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
BSではTBS系のBS-iが平日、午前と午後に1本ずつ、BS日テレ系が土曜日の夕方に火曜サスペンスの再放送、CSはミステリーチャンネルやチャンネルNECO、京都チャンネルなどで放送しており、観賞には事欠かない。
地上波は、常連のテレビ朝日の土曜サスペンス、テレビ東京の水曜ミステリーのほかは、TBSやフジテレビでもやっているが、毎週というわけでもなくなった。
けっこうトリックや犯人当てが面白く、2時間のあいだにああでもない、こうでもない、といった推理を楽しんでいる。
最近は、役者が限られてきて、犯人の見当はほぼついてしまう。逆に奇をてらって刑事が犯人というルール無視もある。しかも殺される方が悪人で、やむにやまれず犯行におよぶパターンが多くなって、ミステリーをつまらくなしている。
古い2時間サスペンスは、原作もしっかりしていて、内容も起伏に富み、結末も意外で、ドラマとしての見応えもあったが、現在は山村美沙や西村京太郎の原作のドラマがひとつのパターンを作り上げて、どれも似たようになり、出演者も同じで、ホームドラマ化して情けない現状になっている。
むろん昔も駄作はあったが、それでもいまほどワンパターンにはなっていなかった。視聴者としての救いは、海外のテレビドラマが楽しめることだ。
最近はNHKのBS-hで「コロンボ」が復活した。CS のスーパードラマTV でも傑作選をずっとやっている。ミステリーチャンネルは英国の重厚なミステリーを多くやっている。ただ字幕というのは、うちにいると億劫になってしまう。
その中で、お勧めはかつてNHKでもやっていた「WITHOUT A TRACE」。FBI が失踪者を追うドラマで、現在はスーパードラマTVで放送している。またAXNでは迷宮入り事件を解決する「COLD CASE」も面白い。最新版はWOWOWでやっている。
日本のドラマとはまったく違う作りで、刑事と視聴者の視点が一致している。刑事の後ろで犯人らしい男がにやりと笑うような思わせぶりなシーンはまったくない。日本のミステリーは刑事が知り得ないシーンまで入れて安直に興味をつなげるから、反対に興ざめしてしまう。
ミステリーにスターは必要なく、時間をかけて練られたシナリオと、丁寧に作り上げる監督がいれば十分だ。現在の制作現場ではむつかしいかもしれないが、せめてそこを目指さなければ本当に2時間サスペンスは視聴者から見捨てられてしまうだろう。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます