団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

災害時のメディアは役立たず

2009-10-09 08:33:13 | Weblog
 台風18号が列島を縦断して、甚大な被害を与えたが、都心に通う通勤客にとっても大迷惑であった。
 うちで雨や風の様子をみて、風はずっと強かったが雨が上がったので、最寄の駅に向かった。駅に着いたら、なんと人で溢れかえっている。ホームも人でいっぱいで、来る電車来る電車、全部満員で入りきらない。
 なにがあったのか分からない。自宅で聞いたテレビの交通情報では、私鉄のことはいっていなかった。それがこの有様だ。駅員さんに聞いても、ほとんどその駅のことしか分からない。
 待っていても、らちが明かないから、バスで行こう、と街道に向かった。ところが、来るバスは満員で乗車もできない。
 しかたないから、またうちに戻り、ひと休み。もう少し待てば空くだろう、と11時に駅に向かった。始発の電車があり、ようやく乗ることができ、周りの話から、JRが止まりその乗客がこちらの私鉄に振り替えられて、この混雑になったとか。
 だから、風雨をついて早めに出かけた人はOKで、様子をみて遅れて出た人は混乱に巻き込まれてしまった。
 そこで考えた。災害時の交通情報は、なにが役に立つのだろうか。テレビはほとんど官庁発表のようなことを繰り返している。
 JRや私鉄の大手の情報などは映し出すが、リアルタイムのきめ細かさはまったくない。その点、ラジオは現時点での情報を、リスナーから聴き取って、それを流している。
 いまの状態を知らせてください、とアピールしているから、現状で足止めをくっている人から電話がかかってきている。
 ただし、自分が欲しい情報が流れるとは限らない。ネットはどうか、といえば、使っている私鉄がその情報をウェブに上げなければ意味がない。ケータイネットもリアルタイムで更新なんかしていないだろう。
 つまり、現在進行中の状況を、どのメディアも知ることができないのだ。こんな情報化社会の中で、なんという体たらくだろうか。
 ということは、もっとも使えるメディアはたぶんモバイルのケータイで、ケータイで鉄道会社に現在の運行状況を聞き取れる仕組みを作ればいいのではないか。
 現在の運行の遅れ、乗降客の多い駅の状況、振り替えの実施などを流せばいい。最新情報を15分ぐらいで更新していく。
 こうすれば、駅に行って、ようやく状況が分かるなんてこともなくなるし、乗換駅の状況も把握できる。最新のメディアの活用を、災害時ほど考えほしいものだ。

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