団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

消費税上げないで民主の勝ち

2009-06-18 09:19:09 | Weblog
 先日、党首討論があったが、麻生内閣は鳩山総務相切りで支持率急降下、同じ民主・鳩山代表は、すっかり小沢さんのみそぎは済んだと意気軒昂。
 そんな中での党首討論ではあったが、政権をとって4年間は消費税を上げない、と言い切った鳩山さんに軍配が上がった。
 この時期に、党首討論をやるのは、当然次の衆院選挙を見据えてのもの。相手をやり込めれば、それで点数が上がり、国民の受けもよくなるが、やはりこの不況期に消費税を上げる、などと能天気なことをいっている自民党には、三下り半を突きつけたくなる。
 この時期、つまり選挙直前には、消費税のことは言わない、というのが、ここ最近の鉄則であるのに、麻生内閣はそのルールを忘れている。
 要は、無駄をなくすこと、それによって浮く金がこれだけで、それなら当分のあいだは消費税はいらない、という論法だが、こんなことは自民党でも同じ立場。政権を降りたくないなら、民主党と同じことをいえばよく、国民はどちらでもよくて、要は国民の方を向いた政治をしてくれればいいのである。
 長いあいだ政権についていると、やはりいろいろなしがらみが多くなる。鳩山更迭問題も、たぶん西川さんの後ろ盾が財界で、そちらからの圧力が強かったらしい。西川を切ったら次の選挙で応援はしない、といったことまで言われたのではないか。
 民主党も千葉市長選で勝った、とはしゃいでいるが、逮捕された現役市長と同じ仕事をしていた副市長なのだから、やはり同じしがらみを引っ張る。そういうのが嫌だから、選挙をするわけで、そんな人物を自民党が押すから負けるし、民主党推薦だから、勝ったわけでもない。
 地方レベルでは、もう政党云々ではなく、人物とタイミングで選挙民の心を掴むことができる。組織ではなくなっている現実を、まだ自民党は理解できていないらしい。
 このまま行けば、たぶん麻生さんは不名誉にも、政権を奪取された首相として歴史に名をとどめる。それが嫌なら、早めに総辞職をして、選挙対策内閣をつくり、小池百合子ぐらいを総理にして、打って出たらどうだろうか。
 私は小池百合子さんを応援しているのではなく、女性初の宰相を掲げるぐらいのショック療法でないと、この危機は乗り切れないのではないか。
 それでも負けたら、一気に自民党は崩壊、新党ラッシュの混乱期が続くと予想される。

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