新しい元号の「令和」をめぐって喧しいが、平成から令和になって、日本社会の課題がなくなるわけではない。もっとも深刻な問題は少子高齢化だろう。
高齢化は社会保障費の増大が災いを招くことになるが、団塊の世代が80~85歳ぐらいになるまでに、多くが亡くなっているから自然に解消していこう。要はそれまでの辛抱である。
先日ラジオを聴いていたら、健康で70歳までの人が生きる余命は、男93歳、女99歳だとか。やっぱり100歳時代がそこに来ており、100年間の時間を考えた人生設計に切り替えていく必要はある。
大学を出て、30歳まではボランティアに従事し、30歳ぐらいから社会に出て働き、75歳までは働くような社会通念を築き上げる必要がある。これも時間がかかる。
しかし少子化はそんな悠長なことはいっていられない。日本の人口が目に見えて減っていくのには、まだ時間がかかるものの、確実に働く人が減っていくことが深刻で、これまでに築き上げてきた社会制度が維持できなくなる可能性がある。
それで移民に似た制度を作って、労働人口を確保しよう、というのが為政者の狙いであろうが、それが社会に根付くまでにはまだ時間がかかるし、デメリットも表面化してこよう。
そんなことをしている間にも、子供を多く作る夫婦は増えない。ならば、産みやすい制度を作ってやらなければならない。
例えば、子供1人産んだら月に10万円を進呈したらどうだろうか。ベーシックインカムに似ているようではあるが、2人目も10万円、3人目も10万円とすれば、年間で360万円の子供収入が得られる。
母親は働かなても、育児に専念できよう。父親も子供の心配なく仕事に励むことができる。小学校卒業まではこれを続け、中学から上は、徐々に支給金額を下げていく。
教育無償化はする必要はない。あくまで日本の人口を増やすための施策だからだ。
こんな状態になってしまったのは、核家族化が生んだ弊害だったのだが、いまさら大家族に戻れ、とはいえない。だったら産みやすい制度を作るしかあるまい。
これも本気で考えなければならない問題で、先送りはもう許されないのではないか。平成の時代は深刻な問題を避けて通ってきた。本音は後回しで、建前ばかりできれいごとが多かった。昭和から引きずってきた問題を真正面から向き合ってこなかった。いまそのツケが令和に持ち越されることになった。
真に令和の時代を美しくするためには、ひとつひとつ解決策を提示していくことではない。もう逃げられない。
写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。
高齢化は社会保障費の増大が災いを招くことになるが、団塊の世代が80~85歳ぐらいになるまでに、多くが亡くなっているから自然に解消していこう。要はそれまでの辛抱である。
先日ラジオを聴いていたら、健康で70歳までの人が生きる余命は、男93歳、女99歳だとか。やっぱり100歳時代がそこに来ており、100年間の時間を考えた人生設計に切り替えていく必要はある。
大学を出て、30歳まではボランティアに従事し、30歳ぐらいから社会に出て働き、75歳までは働くような社会通念を築き上げる必要がある。これも時間がかかる。
しかし少子化はそんな悠長なことはいっていられない。日本の人口が目に見えて減っていくのには、まだ時間がかかるものの、確実に働く人が減っていくことが深刻で、これまでに築き上げてきた社会制度が維持できなくなる可能性がある。
それで移民に似た制度を作って、労働人口を確保しよう、というのが為政者の狙いであろうが、それが社会に根付くまでにはまだ時間がかかるし、デメリットも表面化してこよう。
そんなことをしている間にも、子供を多く作る夫婦は増えない。ならば、産みやすい制度を作ってやらなければならない。
例えば、子供1人産んだら月に10万円を進呈したらどうだろうか。ベーシックインカムに似ているようではあるが、2人目も10万円、3人目も10万円とすれば、年間で360万円の子供収入が得られる。
母親は働かなても、育児に専念できよう。父親も子供の心配なく仕事に励むことができる。小学校卒業まではこれを続け、中学から上は、徐々に支給金額を下げていく。
教育無償化はする必要はない。あくまで日本の人口を増やすための施策だからだ。
こんな状態になってしまったのは、核家族化が生んだ弊害だったのだが、いまさら大家族に戻れ、とはいえない。だったら産みやすい制度を作るしかあるまい。
これも本気で考えなければならない問題で、先送りはもう許されないのではないか。平成の時代は深刻な問題を避けて通ってきた。本音は後回しで、建前ばかりできれいごとが多かった。昭和から引きずってきた問題を真正面から向き合ってこなかった。いまそのツケが令和に持ち越されることになった。
真に令和の時代を美しくするためには、ひとつひとつ解決策を提示していくことではない。もう逃げられない。
写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます