きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

ニーズとウォンツ

2013-10-03 22:00:14 | 徒然に2010-2013
今日、そういう話になった。というか話をした。小さい頃から、ニーズとウォンツの違いは意識する必要がある。
もろ年寄りの発言だが今は物が簡単に手に入る世の中になって、我慢をするとかやり繰りして買うとか考えて買うとか、そういう感覚が薄いイマドキのヤツらの話を耳にする。親がそうなんだろうな。

社会に出る上で、教えてもらわなくてはならないこと、知っておかなくてはいけないことは確かに多くなっている。昔はシンプルだった。今は何かにつけ難しく引っかかりやすい。携帯の料金プランなんて、説明書読んだだけでは分からんもん。万事が何が危険で何が安全か分かりにくい。
そして、今のヤツらは、今までなら「保証人だけはなるな」「借金してまで物を買うな」「仕事をして給料稼いで一人前」みたいなことを親から何の疑問もなく聞き、それを守ろうと育ってきた我々世代とは少し違う感覚のようである。親が言わんのだろうな。

ちなみに、今儂がかかわっているヤツらは、割合よく考えているヤツが多い。ほっとする。ただ、これで終わりではなく、お金のことから消費生活にかかわる諸々のこと、収入を得るための糧、貯蓄等々、今何をすべきかみたいなことまで考えてもらわなければならない(勿論これだけではないのだが)。

儂ら世代と彼らが少し違うと思うのは、高級志向がないということだろうか。モノは揃っているに越したことはないが、別に高いモノでなくてもいい、みたいな。バブルが弾け、デフレの時代に成長した世代だからだろうか。某テレビ番組のバナナとキウイとマンゴーみたいな。だから、経済観念やニーズとウォンツを説明するときに、ちょっと戸惑ったりする。まあ、こちらが思わんようなものにお金をつぎ込んでいたりするかもしれないがそれはお互いサマか。

前置きが長くなった。
先日、特売のワゴンに入っていて定価の3分の1の値段になっている、前々から興味があったサイズの合わない靴をどうしても履いてみたくて買う。

通常より1センチも小さいのに、足が入ったからまあいいか、なんて、大雑把な選び方である。
そして、予算より高かったが、程度の良い使用時間の短い美品という触れ込みのモバイルPCをオークションで落とす。

本当に中古とは思えない程の超美品だったので、結果オーライだったが、リスクが全くなかったわけではないだろうに。それにタブレット全盛の今、同じ額で結構いいもん買えたん違うか?と。

まあ、散財したが無駄遣いではなかったのが救いか。偉そうなことを云いながら、儂のニーズとウォンツの境界はかなりグレーであったということ。
どちらもレビューは後日。