単車で昔走ったときはずいぶん時間が長くかかるなと思った国道378号線。兎に角、直線距離なら大したことはないはずだが、海岸沿いをクネクネと走っているため。立派なリアス式。
駅を出る。店の入れ替わりは激しいが、何とか街おこしに懸命な様子が見て取れる。地方都市の性である。
あっちへ行けば、九州へ。今回は逆の方向へ。いつかは、と思う。
しばらく行くと分岐点。左に行けば近道だが、右の海岸ルートへ。絶妙な所にローソンがあるが、まだ用はない。でもこの先店はそんなにないはずだから少々不安ではある。トイレのことも含めて。
海に出るには、山を越えなければならないようで、これが思ったより勾配があるのできつい。
こんな感じで延々と上る。一歩一歩脚を前に出す。もうすぐ峠。
峠を越え下りに入る。スピードはそれほど出ない。
上ると云うことは、見渡せるということ。海が見えた。
海に近いところというのは、割合どこでも似たような雰囲気を感じる。ここを左へ。右は確か自転車のトライアルコースみたいなのもあって、それはそれで面白いはず。
海です。というより、両側の陸地がこの道の「リアス」さを物語っている気がする。
山の方は、ずっと蜜柑畑が続く。この辺りは愛媛有数の「高級」蜜柑の産地。
直に書く。効果的である。
海が青い。空が青い。良い。
山の方を振り返れば、モノレール。「楽々ラック、モノラック」のCMが懐かしい。小学生の時は、山へ行ってこのレールづたいに上の方へ上っていた。身体が弱いと云いながら、それぐらいの遊びはやってた。
再び上り坂をクリアし、見渡せるところへ。何の養殖だろうか。これもまた絶景。
鎌倉とかとは一寸違う感じの、でも海の街。
漁船が留まり、養殖の筏がある海。人が生活している海岸沿い。
山の上にも小屋がある。山は全部利用するようで。
「人工技」ではなく「人・土・技」か。今回のルートでは他にもいくつか見た。
濃い緑と青のコントラスト。初夏というより夏。
近景。何度も立ち止まり、カメラに納める。
遠景。何度も立ち止まり、カメラに納める。
ねこ、うまいな。人も昔はこんな感じで、暑いときは暑いなりのやり過ごし方で乗り切っていたはずだが。
結構大きな病院といえば病院だが、トイレ借りたり、購買利用したりできるほどではないか。断念。
くじら病院の近くだからくじら島と思ったら、ねずみ島。
これがそう。ほお。
これを見た後、少し上り勾配で山道のような感じになる。
やや高い位置から見ているのが実感できる。佐田岬半島か(しゃんと変換してくれATOK)。
これ赤潮?
すぐ傍は、漁港。
桟橋。
蜜柑を積み出す船用と拝察した。違うか。
港の周辺は、賑わっている。コープもあった。ラッキーと入る。
いつもの奴を買う。カロリー補給は本当にいつもいつもこれである。
道は細いが家が多いのは、古くからの街である証拠だろう。
街を抜ける。展望が開ける。
あの島は、どの辺の島かと思いつつ進む。
再び、街。この辺りにも店があった。まだまだ活力が残っている証拠だと思う。
街を抜ける。道が狭くなる。
上り勾配。交通量が多い感じではなくなる。でも国道。四国の国道。
上るのはしんどいが、しんどいだけの景色は得られる。
夏の日。否。夏の陽。
おやもっと道が狭くなった。
で雰囲気的に、峠かなと思ったら。
そのとおりであった。
市を跨いで、やや景色が変わる。道が広くなる。
とはいえ、元々はここも西宇和だった。平成の大合併で東宇和に移ったのだが。
人の流れとか結びつきとかそういうのを考えると、ということなんだろうな。
これも見事な丸い島。
と思ったら、奥に細長く伸びている。こちらの方がくじらっぽい。
手前は町工場。何を造っているんだろう。休日だが煙がもくもくと。
家がぽつんぽつん。
直線距離なら近いはずだが。本当に。
小さな船が通り過ぎる。
当たり前のように海が目の前にあるという生活。
漁船の群れ。当たり前のように生活がある海。
トンネルに入る。街へ。
これは海に出るんだろうか。
道の駅やら、大きなコープやら。コープに入って補給を考えるが、気乗りせず止め。
で左へ。残りは10キロ余りぐらいか。
楽勝と思っていたら甘かった。東宇和は大野ヶ原のような四国の尾根みたいな山もあるが盆地が中心(宇和米が有名)。ということは上る上る。
まだこんなもんなのに既にしんどい。水分が急に気になる。コープで買っとけばよかったか。
と思っていたところで、想定外の救いの水。
確認。
今までこういうのを何度か見てきたが、飲んだのは初めてである。頭にも被った。気温が上昇していたらしい。結構バテていたが、これで気持ちが随分変わった。
結構高い。これまで以上に高い。
できるだけ日陰に入るようにしながら走る。季節は違うが、初めて走ったウルトラ(丹後歴史街道ウルトラの60キロの部)の時のことを思い出す。
ここまで気持ちを切らさずに頑張ったる距離はそうでもない。5キロぐらいか。標高も確認していないが、結構上ったはず。ようやく安堵。
昔は郡境のトンネル。
トンネルを抜けると、田園が広がる。米どころ。
とにかく広い。トンネルからあまり下ってはいないのにこの風景。
雑貨屋さん。まだこういう感じで残っていると嬉しくもある。
ここは典型的な盆地なので、朝晩はかなり冷える。反面日中はくんっと気温が上がる。10年ぐらい前まで、ここで仕事をしていたからよく分かる。
市街地に近付いてくる。コンビニないかなとそればかり。
国道に入り、最初のコンビニで補給。直後、職場の方に会う。目的地は同じ。
そうか。いつかは、って、どうやって。思いながら国道を右へ。目的地に到着。ここまで40キロはなかったが、結構アップダウンがあって、というより最後のアップでかなりやられた。
用務を終え、バス乗り場へ向かう。見えるのはJRの線路。
日が傾く。以前いた職場。あの頃は走るなんて考えても見なかった。途中からとはいえ、こうやってここへ来れたというのも我ながらびっくりである。
駅を出る。店の入れ替わりは激しいが、何とか街おこしに懸命な様子が見て取れる。地方都市の性である。
あっちへ行けば、九州へ。今回は逆の方向へ。いつかは、と思う。
しばらく行くと分岐点。左に行けば近道だが、右の海岸ルートへ。絶妙な所にローソンがあるが、まだ用はない。でもこの先店はそんなにないはずだから少々不安ではある。トイレのことも含めて。
海に出るには、山を越えなければならないようで、これが思ったより勾配があるのできつい。
こんな感じで延々と上る。一歩一歩脚を前に出す。もうすぐ峠。
峠を越え下りに入る。スピードはそれほど出ない。
上ると云うことは、見渡せるということ。海が見えた。
海に近いところというのは、割合どこでも似たような雰囲気を感じる。ここを左へ。右は確か自転車のトライアルコースみたいなのもあって、それはそれで面白いはず。
海です。というより、両側の陸地がこの道の「リアス」さを物語っている気がする。
山の方は、ずっと蜜柑畑が続く。この辺りは愛媛有数の「高級」蜜柑の産地。
直に書く。効果的である。
海が青い。空が青い。良い。
山の方を振り返れば、モノレール。「楽々ラック、モノラック」のCMが懐かしい。小学生の時は、山へ行ってこのレールづたいに上の方へ上っていた。身体が弱いと云いながら、それぐらいの遊びはやってた。
再び上り坂をクリアし、見渡せるところへ。何の養殖だろうか。これもまた絶景。
鎌倉とかとは一寸違う感じの、でも海の街。
漁船が留まり、養殖の筏がある海。人が生活している海岸沿い。
山の上にも小屋がある。山は全部利用するようで。
「人工技」ではなく「人・土・技」か。今回のルートでは他にもいくつか見た。
濃い緑と青のコントラスト。初夏というより夏。
近景。何度も立ち止まり、カメラに納める。
遠景。何度も立ち止まり、カメラに納める。
ねこ、うまいな。人も昔はこんな感じで、暑いときは暑いなりのやり過ごし方で乗り切っていたはずだが。
結構大きな病院といえば病院だが、トイレ借りたり、購買利用したりできるほどではないか。断念。
くじら病院の近くだからくじら島と思ったら、ねずみ島。
これがそう。ほお。
これを見た後、少し上り勾配で山道のような感じになる。
やや高い位置から見ているのが実感できる。佐田岬半島か(しゃんと変換してくれATOK)。
これ赤潮?
すぐ傍は、漁港。
桟橋。
蜜柑を積み出す船用と拝察した。違うか。
港の周辺は、賑わっている。コープもあった。ラッキーと入る。
いつもの奴を買う。カロリー補給は本当にいつもいつもこれである。
道は細いが家が多いのは、古くからの街である証拠だろう。
街を抜ける。展望が開ける。
あの島は、どの辺の島かと思いつつ進む。
再び、街。この辺りにも店があった。まだまだ活力が残っている証拠だと思う。
街を抜ける。道が狭くなる。
上り勾配。交通量が多い感じではなくなる。でも国道。四国の国道。
上るのはしんどいが、しんどいだけの景色は得られる。
夏の日。否。夏の陽。
おやもっと道が狭くなった。
で雰囲気的に、峠かなと思ったら。
そのとおりであった。
市を跨いで、やや景色が変わる。道が広くなる。
とはいえ、元々はここも西宇和だった。平成の大合併で東宇和に移ったのだが。
人の流れとか結びつきとかそういうのを考えると、ということなんだろうな。
これも見事な丸い島。
と思ったら、奥に細長く伸びている。こちらの方がくじらっぽい。
手前は町工場。何を造っているんだろう。休日だが煙がもくもくと。
家がぽつんぽつん。
直線距離なら近いはずだが。本当に。
小さな船が通り過ぎる。
当たり前のように海が目の前にあるという生活。
漁船の群れ。当たり前のように生活がある海。
トンネルに入る。街へ。
これは海に出るんだろうか。
道の駅やら、大きなコープやら。コープに入って補給を考えるが、気乗りせず止め。
で左へ。残りは10キロ余りぐらいか。
楽勝と思っていたら甘かった。東宇和は大野ヶ原のような四国の尾根みたいな山もあるが盆地が中心(宇和米が有名)。ということは上る上る。
まだこんなもんなのに既にしんどい。水分が急に気になる。コープで買っとけばよかったか。
と思っていたところで、想定外の救いの水。
確認。
今までこういうのを何度か見てきたが、飲んだのは初めてである。頭にも被った。気温が上昇していたらしい。結構バテていたが、これで気持ちが随分変わった。
結構高い。これまで以上に高い。
できるだけ日陰に入るようにしながら走る。季節は違うが、初めて走ったウルトラ(丹後歴史街道ウルトラの60キロの部)の時のことを思い出す。
ここまで気持ちを切らさずに頑張ったる距離はそうでもない。5キロぐらいか。標高も確認していないが、結構上ったはず。ようやく安堵。
昔は郡境のトンネル。
トンネルを抜けると、田園が広がる。米どころ。
とにかく広い。トンネルからあまり下ってはいないのにこの風景。
雑貨屋さん。まだこういう感じで残っていると嬉しくもある。
ここは典型的な盆地なので、朝晩はかなり冷える。反面日中はくんっと気温が上がる。10年ぐらい前まで、ここで仕事をしていたからよく分かる。
市街地に近付いてくる。コンビニないかなとそればかり。
国道に入り、最初のコンビニで補給。直後、職場の方に会う。目的地は同じ。
そうか。いつかは、って、どうやって。思いながら国道を右へ。目的地に到着。ここまで40キロはなかったが、結構アップダウンがあって、というより最後のアップでかなりやられた。
用務を終え、バス乗り場へ向かう。見えるのはJRの線路。
日が傾く。以前いた職場。あの頃は走るなんて考えても見なかった。途中からとはいえ、こうやってここへ来れたというのも我ながらびっくりである。