きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

3号のおはかまいりに行く・秋

2015-11-15 15:31:20 | 近場の異邦人
何も予定してなかったので、とりあえず、おはかまいりに行くことに。実家についでの用事もあったし渡りに船。

郵便局に立ち寄ったので、いつもよりやや遠回り。秋に咲くこの花、この後あちこちで見かけたが。

10時過ぎているのに人気のない郊外のバスターミナルのある辺り。暖かくて走りやすいのは有り難い。

山に行くのは少しだけ気持ちを押す要素が必要なわけで。この時期なら紅葉か。昨年いや一昨年は、この先の集落まで行ったか。今年はバスも廃止されているし、力及ばず。

国道沿いの秋なら鑑賞できる。発電所前。地元の新聞にも出ていた。

いつも眺める「烏帽子岳(儂が勝手に命名しただけ)」はピンぼけ。まだ秋って感じの色ではないような気がする。暖かいからか。

それでも夏とは少し違う。確かに。

晴れ間が出てくると気分はいい。

これもまた今の時期ならではか。

おはかに着く。3号に近況報告しまた来るねと後にする。
実家に着く。先日もらった投稿論文の表彰状、とりあえず邪魔にならんところにおいといてと母親に渡す。今日はこれで終わらずにもう少し。

麦より甘いモノがどうしても欲しい、ということで、コンビニでアイスではなくチョコ。甘いもんを食うからには、もう少し走るかと。ペースはキロ8分。へとへとなのと坂道なのと。走りたいから走るのではなく食うためには走る。そういうこと。
ここから行きにトイレを借りたターミナルまでは16キロ。それぐらい走っても良さそうだが、その1つ手前のバス停で止めにしたので9キロ。5分後、バスが来る。運転が荒々しい。何かあったんか?

ターミナルで一息。陽の当たるところで立ち呑み。丁度良い高さでぴったりのフレーズで。

計33キロは、中途半端ではあるが、それでも片道で止めるよりはマシ。3号にも会えたしな。

休日が終わるなあ。

久々に池の方を走ってみた

2015-11-14 17:20:18 | 徒然に2014-2015
曇天だったが、雨は降っていない、ということで、少しだけ仕事をしに行く。身体は重かったが当然のようにラン。
途中から女子大の方へ曲がる。久々である。

池に出る。この道は結構狭いのに交通量が多い。路肩がほとんどなくて気を遣う。気を遣うがそれが逆に安全だったりもする。

温泉地の横を過ぎ、山へ。昔はよく通っていた。逆向きは最近何度か通ったが、職場方面行きは久々である。

おやと思ったら鴨か。ようけおった。

この池が空っからになった約20年前の大渇水の時は、底から自転車とかいろいろ出てきた。変なものが出てこんかっただけマシか。

道路の傍には、檸檬。んー。いい。

今年は順調に紅葉しているようで。

職場到着。えらい時間がかかった。みきゃんお出迎え。
2時間程ごぞごぞと仕事して退勤。走る気は全くなかったが何となくラン。

昨日のJRの駅。ポスターの画鋲の位置に配慮がない。こんなんやから「家康くん」に負けるんやって。他のところでなんぼ盛り上げても、こういうところですべてぱあになるんやって。

駅まで走っている間は雨が降らなかったが、JRに乗っている辺りから降り始める。郊外電車に乗り換える辺りで結構強く降り始め、ザックを頭の上に置く。
もうすぐ我が家、というところでスコールになる。わずか20メートルで、びしょびしょ。ザックを頭に乗せたにもかかわらず、下半身中心に、びしょびしょ。

雨のつもりでランオフも仕方がないぐらいに思っていたので、なんぼ遅くても今日の20キロは上出来である。

失速癖?

2015-11-13 19:29:00 | 徒然に2014-2015
朝の出勤ラン。
1歩目の歩幅(走幅?)が、うまく広がったのでこのまま少しペースを上げる。雨が降りそうだというのもあったし。

2キロ程キロ6分少しでそれ程きつくはなかったので、もう少し上げる。で、5キロごとの結果、28分15秒、26分10秒、26分15秒。最後の3キロはキロ5分30秒ぐらいか。失速気味。
これぐらいの距離は走りきらんといかんのだが。
今日は、朝、パンかじって家を出たからか、ガス欠、というのはなかったが。

今日は、腹が減って、この後職場に着いてからカップラーメンを食す。食べ過ぎかと思っていたら、緊急のクライアントの対応で、昼飯を食べ損ね、結果オーライとなる。

帰りは、それらの対応でくたくたになったのと、雨とで、駅までのランを止め、JRを利用。
以前だったら、こんなことは絶対しなかったがな。
うまく云えんが、気持ちが「まあいいか」になってしまっている。

前の晩結構な量を呑んでも、朝から走っているのだから最低限のことはできている、といえばそうだが、この「失速」気味の諸々、癖にならなければいいが、と気にしている。

否、癖にしてはいかんなと。

いろいろかんがえている

2015-11-12 20:09:00 | 徒然に2014-2015
ある夏の日のこと。

熱中症とか水分とか、どうなんだろう。
衝動性とか緘黙とかなんなんだろう。
何でもかんでも一緒くたにしてる危険性はないんだろうか。この辺りのボーダーは示しようがないわけだし。
この日の午前のクライアント、だんまりを決め込み、にっちもさっちもいかん。1時間程、すったもんだしたが、お互い阿吽で折り合いを付ける。おかんの想いも重い。本人の気持ちも真摯さが感じられる。
この日の午後のクライアント、事情もあるのだろうか、歩いてここまで来ていた。面談中は、落ち着きのなさとか目には付くが、おかんと炎天下普通に歩くんだから、な。普通に頑張れるしな。エアコンもない暑い中1時間、水分に配慮することもなくやり取りを続ける。凄い。普通に充分。

みんながみんな、ではない。でも、ボーダーというのは実際は分からない。何とも云えない。

ただ。
一つの配慮が一つの可能性を摘んでいることだってあるのではないかということはよく思う。
こういう時、儂みたいなもんでも、少しでも役に立ちたい、役に立たねばと大真面目に考えている。

退院記念で

2015-11-11 20:10:00 | 徒然に2014-2015
昨年、事故で入院手術して、まあ無事に退院して。

退院記念で、そのときに家族で食事に行った。一人1万円以上する肉を食いに。多忙の大学生のムスコ氏まで1泊2日で呼び戻して。

肉のようで肉でなかった。所謂溶けるって奴。生まれて初めて食った。凄かった。

高い麦も。

大袈裟でなく、生きるか死ぬかだったからな。

あれから1年。
漸く「かた」がつく。
有り難いこっちゃと改めて思う。
そして。
命を頂いて生きていると改めて想う。

蕪島

2015-11-10 21:25:00 | 徒然に2014-2015
数日前、神社が焼けたというニュース。

最初ぴんとこなかったが、青森のあの辺で海猫なら、ということで記憶が蘇る。

単車に乗り、一人で「野宿(キャンプ場があれば当然そこにしますがない場合は仕方なく)」しながら走っていた学生時代のこと。
東北を1週間かけて走っていただいたい中盤から終盤にかけてのこと。
広い片側2車線か3車線の道で速度超過。
夕方、今晩の宿泊地がまだ決まっていなくて焦っていたのは確か。
だめだよー、と地元のイントネーションで取り締まりの警官。
すんません。GPX、そんなに普段は出ないんですが。
27キロオーバーの青切符(最近まで手元にあったが昨年破棄)。
その代わりに、という感じで、これもソロで東北を走っていたライダーに教えてもらったキャンプ場がある場所をいう。もって来たガイドブックには記されていなかったその場所を切符切った警官に尋ねる。
もうちょっと先だねえと、これも地元のイントネーションで、教えてくれる。

本当にもうちょっと先にそこはあった。

海に面した、ひたすら広い草原(芝生ではなく)で、周りには何もない。その日は3張りのテント。風がやたら強かったのを覚えている。
それから、高かったキャンプ場の代金も。
当時は損したなという感じだったが、今になると良かったと思うのが不思議である。

ソロで走るのが、基本であり今も変わらない。その原点でもある、ライダーの時代を想い、やはり変わってないと思う。

蕪島も変わってない。変わらない。

大丈夫。

2015-11-09 20:29:00 | 徒然に2014-2015
やってもやっても減らん。おまけにタイトな日程で処理せないかんことが多い。
走っても走っても減らん。月600キロ走っても2キロ増。

それでも。

まあ、何とかなるだろう。あてのない推測は確信にもなる。

シルヴァスタインの本を買う。
学生時代、折に触れ何度となく何となく読み返した。
何となく手元に置いてくれればいいのだが。

約2時間でハーフぐらいか

2015-11-08 17:58:00 | 真面目な練習
明け方まで呑み続け、起きたのは7時過ぎ。ヨメさんと昼にメシを食いに行くことになり、このままでは腹が減らないので、それまでの2時間と少し走ることに。

御近所周回コース3キロをできれば7周ということで走り始める。
気持ち少し早めに刻んで3キロごとに以下、19分30秒、18分25秒、17分20秒。3周目の途中でトイレに入る。
トイレから出てきてペースを上げる。
4周目、5周目は15分50秒。ちときついが、歩幅を少し広げる広がる。で、6周目と7周目は15分15秒。
脚が前に行く感じではなく、きつかった。気をつけたのは姿勢と腕の振り、そしてリズム。
靴の関係か脚力か、蹴っても蹴っても前に進まない感。身体が重いというより脚が出ない。
7周走り切った途端に、脚が止まる。でそのまま、2キロクールダウン。

家に帰り、久々にジャージと背広以外の服を着て、出かける。
ヨメさんの提案で久々に松山近郊のI市にある「M」という拉麺屋へ。

いつもあんかけの「焼きそば」とこの「そば」とで迷う。メニューはこれしかないのに。
拉麺ではなくそばというのはある意味的を射ている。麺は硬く独特の癖がある。スープは塩辛く「大」は塩胡椒が目の前で追加される。

まあ確かに昔は「大」喰っていたがな。
昨日喰い過ぎたし呑み過ぎたし、練習もハーフの距離だからこれで丁度良い。満喫しました。

ちゃんと練習せんと、キロ5分を忘れそうでいかん。


追われる、追い付かれる、追い越される

2015-11-07 19:45:00 | 徒然に2014-2015
休日出勤で職場へ。出張の報告と、関係機関からのメール対応でやたらと時間を食う。せっつかれるのはあまり気分は良くないが、ここを疎かにすると後で泣くのは自分なので雑にならないように気を付けて処理する。

思ったより時間がかかり、いつもの退勤時間とあまり変わらなくなる。ポンタで贅沢させてもらう。

昼前にM大前を通ると23度。汗をかくわけだ。

みきゃんも、ついにという感じで首位を明け渡す。自分のことのように無念である。

今日は暖かくて駅でも、ぼうっとしていられたが、普通に霜月。寒さはすぐそこにある。ユニクロで安くなったのと旧モデルとでダウンを3着買い込む。一万五千円余りするところが一万円でお釣りがくるぐらいになる。有り難い。

追い付かれないように逃げてみてもいつかは追い付かれる。
そこからしっかり対応しなければと思う。

そういえば愛媛マラソンの総括をしないまま

2015-11-06 17:31:32 | 装備の話
で残り3ヶ月ということで、今日は試走。ちなみに祝日のイベントの繰り替えで今日は仕事は休み。

みきゃんづくしの県庁前を9時半に出発。昨日は早朝の2時まで呑み、4時まで風呂で寝ており身体が浮腫きっている。頭がぼんやりしている。スタートが遅くなったので、試走を明日にしても良かったが、明日から天気が崩れそうなのと、今日は暖かくて風もそれ程なかったので、強行。まあ6時間で帰って来れたら良しか。
市内では知り合いにお二人ほど会う。何で?と尋ねられるまで今日が平日であることを失念していた。そりゃ何で?だわ。

20キロ手前で一回目の補給。いつものやつ。

淡々とがつがつと走る。途中の写真はなし。トイレと補給と信号待ちで約24分。それを除くとほぼ5時間で完走。
キロ7分から7分半ぐらい。やはりバイパスから県道に入って2回の折り返しをこなす辺りが気分的にきつい。そして、パイパスに戻って残り10キロぐらいまでがペースが上がっていなかった。まだかまだかと気ばかり焦る感じ。
コースはまだ目印とかそういうのが全くなくて、20キロ過ぎの折り返し辺りはだいたいの記憶と道路に刻まれた目印らしきものを手がかりにして。

朝4時の体重から4キロ減で、とりあえず目的は達したが。又呑むので意味なしか。

結局前回の振り返りとかしないままだが、何回走ってもフルはきつい。それでも今回は前々回の好記録お陰もあってアスリート枠でのエントリー。

よくよく考えれば凄い大会である。

にしてもこの写真見事にへろへろ。今回はどうなるか。

まずは諦めずに走ることができればと思う(この写真は2年前の試走時のもの)。

高知往還の記録

2015-11-05 21:42:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
高知というのは、愛媛から近いようで遠い気もする。

今回、高速バスの「早割」サービスに乗っかる形で行ってみることにした。元々は研修みたいなのに合わせて行くつもりだったが、やはり時間のこととかいろいろあって研修の方をパスして走ることに(最近研究会の参加率が低下しているかも)。

奈半利という 高知東部の街まで2回に分けて行った。高知市街からだいたい50キロ余り。1回で行けなかったのは、高速バスの時間の関係。もう1時間か2時間余裕があれば一度で行ける距離かもしれないが、1回の交通費がかなり安く付いたので分ける、という発想ができた。

1回目の行きも利用した土佐黒潮鉄道なはり線車内。車中心の社会になっても、鉄道があるないで随分生活のしやすさは違うはず。

なはり線は後免でJRにそのままはいる。高知駅まで帰る。

えらいでっかいマンションのような気がしたので撮った。これは2回目の高知。この日もそんなに天気は良くなかった。

高知駅には高知らしいオブジェがある。坂本龍馬もあるが。

バス待ち。

満天、青空レストラン、という文字に惹かれ購入。

帰りのバス。よく頑張ったということでいつもより高いのを。奈半利駅近くのローソンではポンタを使ったが、高知駅はセブンが入っていたので、セブン限定で。

太平洋に近いというだけで、何か違うんよ、ねえ。

市駅に戻ると、何となくホッとする。この後市駅前のセブンでもう一缶。

ちなみに、1回目は雨に降られたり小雨に降られたりという感じ。局地的な豪雨には会わなかったので良し。
高知でいろいろ考えることができた。
これも立派な研修ではある、としよう。

靴と鞄は消耗品

2015-11-04 21:06:00 | 装備の話
最近の日々のラン装備、特に靴と鞄の事情。

前々から、靴は1ヶ月ぐらいしか持たないと書いていたが、相変わらずである。3ヶ月前に履いていた靴のことなど忘れてしまう。だから、記録をかねて個人的にレビューを綴っておく必要はある。

ゲルカヤノのウイメンズモデルは、中敷きを薄いのに変えることで思った以上に履き心地が良くなった。ペース走への切り替えも良好。難点を挙げるなら、やはり減りの早さ。

それでもそんなに脚が痛いという感じじゃなかったのでまだ履けると思っていたが。

先日5号に靴紐をいたずらされ、これを機に前倒しで引退。24時間に帯同させても成功した靴だったので、機会があればまた、と思っている。
同じく24時間で「先発」したニューバランスの1040は、もっと減りが早くて、アッパーなんか綺麗なまま。散歩用の家履きに転身ということにし、それまで使っていたウエーブライダー15と交代。
結局サロマレーサーは、偏減りが一番少なくて、まだ使っているが、靴底全体がすり減って、いつ穴があくのだろうという感じ。まだ履くけど。
11月に入ってすぐの現時点は、ウエーブネクサスの7とアディゼロ・テンポ6を併用。アディゼロの方は後1週間もすれば交代目前になりそう、というのは、衝撃が脚に来るようになってきたので。

靴底というより、踵の外側のウレタンというかクッションが衝撃を受け止めきれていない感じがする。昨日今日と厚めの中敷きに変えたが、ぼちぼち次のを準備したほうがいい感じ。ニューヨーク2000辺りをおろすことになりそう。

鞄については、今年度に入ってから、走るときに背中にフィットしたいい鞄に会うことが続いたが、春先のプーマのザック、次のモンベルのザックともに、ファスナーが壊れて突然引退。

このコロンビアも小物を入れるファスナーの操作性がイマイチで壊れやすそうなので、先日「控え」を物色。

アディダスの22リットルザック。ランニング用ではない。やや大きいし、ウエスト部のベルトがない。胸ベルトを思いっ切り下げて使うが肋骨の下に当たって痛い。それでも安さに負ける。それでも五千円程。それでもたくさん入るのは便利だし。
ちなみに今年度に入ってからのザックは、大安売りではないが、ほほ五千円前後に落ち着いた値段のを買っている。それでもこれで4つ目。消耗というか、使用不可になるのが早い。

「断捨離」でモノをなるべく持たないようにとは思っているが、靴と鞄だけはストックがある程度は欲しいなとやはり思う。
今、靴は新品が4足あって、鞄は2つを交互に使っているから、それでも昔に比べればそのストックの量も半分ぐらいにはなったか。

11月は旧モデルのバーゲンの時期だから、買わなければ、の話だが。

高知番外編 ~ ぶらぶらと後免まで

2015-11-03 22:42:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
高知東部走破のためには、時間の関係で後免までワープしたかったが、JR等の時間が合わず結局走った。それはそれで面白かった。

インター傍のバスターミナルを降り、すぐに走り始める。
川を渡る。

道路はえらく混雑している。

高知は愛媛よりも古い車がよく走っている、という印象がある。昭和のセダンとかもよく見かけた。これいい意味で。

南に2キロ程走り、「とでん」の電車通りへ。まだ電車の時間まで少しあるので、行けるとこまで行ってみることに。

川を渡る。

橋の向こう、わずかの区間だが、道路と電車の線路が一時的に離れる。どきどきしつつ、もう少し行く。

再び合流。不安のためか、ペースがキロ5分半ぐらい(推定)になっている。道路の右は電車が来たら確実に接触する。それぐらい狭い。

安芸まで37キロ。そうか。行ければ問題ないんだがどうしても時間制限がなあ。

これは途中までしか行かない電車だから、パスして構わない。事前にリサーチしたのはこの後の奴。もう一駅とペースを上げる。この時の靴はサロマレーサー。やはり頼りになる。

とりあえず、ここでOKとする。よく走った。当初予定の倍ぐらい。

電車が来る。乗り場が分からず、手を振ると、こっちこっちと運転手さん。

実は「とでん」初体験。別に「てっちゃん」ではないが、電車、いいわあ。

で、高知走りのまとめ。
前の回は、薊野(アゾウノ)から後免と、安芸から奈半利まで。
この日は、後免から安芸まで。で、高知東部の半分までは達成。
高速バスの「早割」で実現できた今回の高知東部走り。行くことはかなり難しいと思っていたが、行くことができた。
奈半利から向こうは路線バスを使いながらということになるのだろうが、それでも高速バスで日帰りでは難しい。まあ何時かはと思ってはいるけど。

電子書籍で読書三昧

2015-11-02 20:44:00 | 徒然に2014-2015
この夏の入院前、大量に買い込む。

珍しく小説が多かった。以下短評。

1 火花(又吉直樹)

小学生に「読み」の指導をする際に、一読総合法とか三読法とかいう方法がある。この作品に関しては一読では全体像がつかめない。特に中盤のところ、掛け合いのところは読み込む必要を感じる。
吉祥寺が舞台になっているところはリアリティがある。儂だけが見ることのできる景色がある。

2 猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)

「最期」のところを読み終えた時、背中から痺れた。チェスはよく知らないが、小説全体が優雅なメロディの中で進行している感がある。
小説というのもまた語り手と聞き手の相互作用なのだと改めて感じた次第。

3 霞町物語(浅田次郎)

昭和30年代、リーゼント、エヌコロ、カマロ。
こういう時代、こういう場所が、確かにあったんだろう。
タイムスリップした感じで読み進めていった。

4 理工学部卒のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば(泰丘良玄)

誤解を恐れずにいうなら、念仏唱えるより禅の方が格好良い、と思う。

信長の焼き討ちにあった坊さんがいった台詞だったか。

いろいろな解釈があるのかもしれないが、少なくとも儂は好きである。

5 その日のまえに(重松清)

病院で読むと違った感じがする。
その日、の前と後。

染み込む。

6 靖国神社(島田裕己)

一つのテーマを自分なりにまとめようとするなら、その何倍もの資料に当たる必要があることを改めて知る。偏っていることを自覚した著作ならまだしも、それが自覚できていない主張はそのプロセスが不足している。
資料に当たるのは研究者で、ジャーナリストは人や直接事実に当たる、ということか(例外はあるのは承知の上)。
宗教学者ならではの広い知見に基づいた考察も素晴らしい。

7 ランナー(あさのあつこ)

最後の最後、終わり方についていけず脱落。うーん。
走ることは、というより走ることでいろいろなものが剥げ落ち研ぎ澄まされていくということ。
いろいろなものを背負って走る、ということをよく聞くが、真髄は確かにそちらの方かもしれない。背負って走るという時点で、何かに転嫁している。
著者の作品は、フィニッシュゲートから、を先日読んだ。
この作品より、ランナーの周辺にいろいろな要素が散りばめられていて、重かった。重い話だったが一気に読んだ。
もう一回読まないと、最後の2ページの意味するところが分からん。火花とは、違った意味で要再読である。
何となくで読み進める悪い癖がある。多分、先が知りたいから斜め読みになるんだろうなと。治らんな。

8 歩兵の本領(浅田次郎)

リアルである。どこまで本当なのか、というより人間臭い隊員も組織の有り様も含めて一つのノンフィクションなんだろうな。

浅田次郎は、昨年オークションで落とした訳あり品のソニーの電子書籍リーダーで読んでいて、これがかなりの長編だったにもかかわらずぐいぐいと読み進めていった覚えがある。

訳ありというのは新しい本が入れられないということで、読み終わってからは手放したが、買えばそこそこになるので紙の本ならなかなか購入しようとは思わなかった筈。

まだまだ知らないことがあるなあと。

9 阪急電車(有川浩)

グーグルマップで場所を確かめながら読む。
ほのぼのしていて、どきどきして、良い話だった。

阪急今津線、ピーチを使うことができる機会があったら走ってみたい。

10 パーク・ライフ(吉田修一)

又吉直樹同様、初めて読む作家。割合作家で本を選ぶ傾向が強い。
静かで映像的で、洗練された感じがして、実はこれもある種の日常なのかもしれない。
随所に共感できる台詞があった中、秀逸なのは「周りの人たちとうまくやっていきたいからこそ、土日ぐらいは誰とも会わず、誰とも言葉を交わさずにいたい」というトコロ。
他の本には共感というより学んだり感心したりするコトバが多いのだが。
もう一編は、静かな流れの中で人物が物語が躍動し、面白い作品。ただじわじわともう元に戻ることができなくなっていく怖さとその受け入れ方がリアルであった。

11 友がみな我よりえらく見える日は(上原隆)

以前、ブックオフの100円本で手にして以来の再読。
この作者の書いたものは割に受け入れ安い。
フィクションとノンフィクションの境目は曖昧である。

本というのはつまらなくても途中で止めることができにくい。しかし、時間を使って対峙するものである以上、つまらなければ途中で止めることに積極的な意味を持たせてもいいのかもしれないという気がしている。そして、この本のように再読することも十分に意味あるものととらえる必要がある。

12 ショートサーキット(佐伯一麦)

この作者の作品は、大学の時か就職し始めの時に読んだ。短編ながらずっしりと重い文体。時代が古いが割合映像がよく浮かんで来た。
初めのところは、そこだけで終われば、充分に破滅的で行き先の見えない、というよりあまり良くないエンディングを孕んでいる短編。しかし、読み進めるうちに、かなり現実的な私小説の体をなしてきて、読み応えがあった。
恐らく形こそ違えど、家族が抱えているいろいろな負のものも一緒くたに背負って働く父の姿に共感した。
初めの短編読んだだけではこういう展開になるとは思わなかった。
電気工事に関する詳細な記述ははらはらさせられ、浅田次郎の自衛隊の話のようなリアルな描写に嵌った。
夫婦の微妙な距離感、こちらも「あるある」で、いい意味で裏切られた小説。

13 私が若かった頃(大江健三郎)
これでも大江作品は、何作か読んだことがある。いつも何度かページを戻りつつ読み返すこと、また、細かな描写はスルーすることが常だが。
でもそうすることで薄暗い内子の山間の風景がぼんやりと浮かんでくるのが不思議。
相変わらず気を抜くと全く意味がとれないながらも何とか頑張って読む、という表現が相応しい。
作者が張り巡らした糸に気付かずにスルーしてしまうことが多い。
読むというより活字を追うという自分の姿勢が現れている。

ちなみに。
「オヤジの本棚を荒らす」みたいなことに結構、憧れていたりする。親の本を子供が勝手に読む。何てすばらしい構図かと。
しかし、我が家の場合、ムスコもムスメもそれほどは荒らしてはいないようで。
昨年、「断捨離」の影響で自分自身がモノを持つことに抵抗を感じ始め、本棚3つ分一気に処分。約25年分の書籍。昨年8月のことである(9月に大事故に遭ったから、何か示唆するモノがあったか)。
その後は、電子書籍のアカウントをとりあえずムスメとムスコには知らせている。オヤジの書籍はネット上にある、ということ。

読書の秋といいながら、あんまり活字が追えていない昨今。そういえば今日は、読書の日。

昨日から、ずっと読みたかった下川裕治の不思議列車がアジアを走る、を読み始める。

以下、翌日追記。

どちらかというと、読み切らなければ「負け」の感覚はある。でも確かにそうではないな。
途中で切る勇気も必要だと最近は思う。

「下り・追い風」で久しぶりに軟弱ペース走

2015-11-01 19:31:37 | 真面目な練習
8時に起き、散歩へ。
久しぶりに、シェルティのももちゃんに会う。決して御近所とはいえない距離で、タイミングがよく、しかも珍しくこちらの方に散歩しにきたらしい。ご主人が1号のことを覚えてくれている。我が家の犬たちは犬好きの人はよく分かるらしく、ご主人の近くでしばしご挨拶。

今日は遠出するつもりはなく、御近所周回コースをペース走するか、かぼちゃ公園でヤッソ900するか、バイパスでペース走するか、兎に角短い距離でいいから練習しようとは思っていた。散歩中、風が強かったこともあり、昼前からバイパスでペース走ということにする。
行きの「上り・向かい風」でアップがてらジョグし、帰りの「下り・追い風」で思いっきり走ってみる。この辺りが軟弱である。
久しぶりである。
行きのジョグは10キロが1時間半近くかかる。
帰りのペース走は10キロを45分45秒。想定していたペースには近いが「下り・追い風」にもかかわらず、45分切れない。
息がかなりきつかった。体調が十分ではないのは確かだが、理由はそれだけではない。この息苦しさは、入りの2キロまでで突っ込み過ぎということではないかと思う。後半、脚が止まりそうになった。
体力的年齢的にスピードが上がるということはないわけで、そうなると怪我をしないように練習していくしかない。
やはりきつい練習を避けているということを実感する。反省の多い練習。ペース走というより電動アシスト的軟弱ペース走か。

麦の量も考えんといかんなと思いつつスーパーで珍しいのを見つけ、やっぱり呑む。愛媛マラソンまで後3ヶ月。3時間半切るのはかなり難しいだろうが、できる限り近付けるように走りたいとは思う。