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F is for “John Farnham”!!!!


Fはジョン・ファーナムのF!!!!
昨日ご紹介したリトル・リヴァー・バンドの2代目ヴォーカリストを経て、
ソロシンガーとして成功したオーストラリアの大スターです。

John Farnham Performing You're The Voice at the ARIA Awards in 2003


"You're The Voice"
さすがは元アイドルです!魅せ方がほんと、すごい。
マイクスタンドぶんなげパフォーマンスも健在ですねー(このとき54歳)


John Farnham - You're The Voice LIVE featuring the Melbourne Symphony Orchestra

こちらはメルボルンシンフォニー・オーケストラとの共演
みんな楽しそうです。
ジョンは自分がパーカッション(&キーボーディスト&ギタリスト)プレーヤーなので、
バンドもリズム隊たくさん引き連れているのですが、
オケもホーンセクションも加わりど迫力。
ハンドクラップもバグパイプもこの曲の魅力のひとつですね。

こちらは作者のクリス・トンプソンが歌ったYou're the Voice
You're the Voice - Chris Thompson & Alan Parsons Projetct


アラン・パーソンズ・プロジェクト ft.クリス・トンプソン

この曲のライターはAndy Qunta(アイスハウスのキーボーディスト), Keith Reid(作詞家), Maggie Ryder(シンガー) and Chris Thompson(ギタリスト、シンガー)です。
クリスは当初自分が歌うつもりでいてレコーディングもしたそうですが、イマイチだ、、とどうしても納得いかなくて、デモテープをジョンに送ったそうです。
(クリスが提供した曲ではStarshipの「イッツ・ノット・オーヴァー」も好き!)
こんな良い曲を人にあげちゃうなんて、それは「シンガー」としてはさぞかし悔しかったかもしれませんが、
「コンポーザー」「プロデューサー」として、的確な判断でジョンのところに送ったのは大正解だったのでしょう。



ジョンの大傑作アルバム!!!!!
Whispering Jack
1.Pressure Down 2.You're the Voice  3.One Step Away
4.Reasons  5.Going, Going, Gone  6.No One Comes Close
7.Love to Shine  8.Trouble"  8.A Touch of Paradise  9.Let Me Out
Import オリジナルは1986年発売


John Farnham - Reasons - World Expo '88

ブリスベンで開かれたエキスポ'88 でのライヴ 『Reasons』

John Farnham - "A Touch Of Paradise"



今ではオーストラリアの国民的歌手といわれ、『You're the Voice』にいたっては、かの国のアンセムと言っても過言ではないでしょうが、このソロアルバムリリース時は

『元ティーンアイドルのファーナムの曲なんかを、

なんでかけなきゃならないんだ』


とラジオ局がオンエアを渋ったというから驚きです。
たしかにリトル・リヴァー・バンド加入当初はともかく、その後バンドのセールスは低迷してはいたのですが。(リトル・リヴァー・バンドは本国よりもアメリカでのセールスが良かった)
ジョンはこのアルバムをレコーディングしているときはまだリトル・リヴァー・バンドに在籍していましたが、アルバム制作費は当時のマネージャーが自宅を抵当に入れてまで工面したという苦労話が残っています。
しかし、このアルバムは1980年代オーストラリアで最も成功したアルバムで、25週にわたってチャートの1位に在り続け、近年までその記録は破られませんでした。
リック・スプリングフィールドよりもインエクセスよりもAC/DCより売れてたんですねえ。すごいわ。
名曲『You're the Voice 』は当時の大人はともかく、小さな子供たちもプレスクールで歌ったり、実際に子供たちがジョンと共演したりすることも多く、オーストラリアのみならず、世界中で大ヒットしました。
この曲に出会ったとき、ジョンとプロデューサーのロス・フレイザー(名ドラマー、パーカッショニスト)は「生涯一度出会えるかどうかの大切な曲だ」と感じ、そのとき候補だったもう1曲は歌うのを断ったそうです。
ちなみにこのとき断った曲は、、、、、スターシップがレコーディングしたあの!「シスコはロックシティ」だったんですねー。ミッキー・トーマスのヴォーカル以外での「シスコはロックシティ」、想像もつきませんが、いやはや。。。もしジョンが両方歌っていたらどうなったでしょう、そちらも興味深いですね!

 

ジョン・ピーター・ファーナムはイングランドのエセックス州出身、1949年7月1日生まれ。
オーストラリアで育ち、1964年からジョニー・ファーナムとして、ポップ・ティーン・アイドルとして活躍。
1973年に結婚し、2人の息子さんがいます。
80年ごろ、リトル・リヴァー・バンドのマネージメントをしていたグレン・ウィートリーと出会います。
リトル・リヴァー・バンドのメンバーが彼のアルバムをプロデュースしたり、参加したり、楽曲を提供したり、ツアーを一緒に周ったりしていたのですが、リード・ヴォーカルのグレン・シャーロックが脱退後、リトル・リヴァー・バンドの2代目ヴォーカリストとしてむかえられます。
1982年から1986年まで在籍、86年10月にソロ・アルバムを久々にリリースし、ジョンはリトル・リヴァー・バンドを去ります。
ジョンのいた当時のリトル・リヴァー・バンドも大好きですし、今でもリトル・リヴァー・バンドに戻って欲しいというファンも多いと聞きますが、ジョンがその後歌っているものを聴くと、バンドのカラーとはやはりちょっと違う気がするので、結果的にはよかったのでしょうね。
彼の受賞・ノミネート歴はこちら

ジョンのバンド・メンバーはこちら
かつて一緒にツアーを周った人やレコーディングに参加した人も載ってます。

ジョンのバンドメンバーは大所帯ですが、ブライアン・アダムスのバックバンド同様、メンバーはけっこう不動なので、みなさん馴染み深いです。

特に好きだったのはマレーシア出身のキーボーディストでバンマスのチョン・リムと、ドラマーのアンガス!
アンガスは黒髪で、昔の映像だと髪の毛が長く、ドラマーとしてはそんなに大きくなくって、、ええと、まあ昔の映像でたいていうつっているのはアンガスです。

リムはアジア系だからいるかいないかすぐわかります。

また、リトル・リヴァー・バンドのメンバーとのセッションも続いていて、それも嬉しいです。

2000年のシドニー五輪の際のオリヴィア・ニュートン・ジョンとのパフォーマンスはこちらから




Acoustic Chapel Sessions
クリエーター情報なし
Sony Import 2011年


John Farnham - The Acoustic Chapel Sessions EPK

みんな年をとった!(そりゃそうだ!25年経ってるんだから!)
これはアコースティック・チャペル・ライヴのCD&DVD発売時のプロモ映像。
彼のライヴ盤やベスト盤はいろいろ出ていて今さら、、と思うかもしれませんが、
これはほんと、素晴らしい作品。ファンなら買うべし!


前作の大ヒットのあとのアルバム 『Age of Reason 』  
Age of Reason
1.Age of Reason   2.Blow by Blow  3.Listen to the Wind
4.Two Strong Hearts  5.Burn Down the Night 6.Beyond the Call
7.We're No Angels  8.Don't Tell Me It Can't Be Done  9.The Fire
10.Some Do, Some Don't
Bonus tracks on the CD version:
11.When the War Is Over
12.It's A Long Way To the Top(If You Wanna Rock 'n' Roll)
Sony Bmg 1988年


John Farnham - Age Of Reason - Live Prince's Trust 1989

これはアルバムのタイトルナンバーで、プリンストラストのライヴ映像

チェーンリアクションのほうがより、好きなアルバムとはいえ、、
このアルバムも当時よく聴きましたね~。
うーん、やっぱり、みんないいなあ!
It's A Long Way To the TopはなんとAC/DCのカバーです。



 個人的にはこれが一番好きなアルバム『チェーン・リアクション』
Chain Reaction
1.That's Freedom  2.In Days To Come
3.Burn For You 4.See The Banners Fall  5.I Can Do Anything
6.All Our Sons And Daughters  7.Chain Reaction  8.In Your Hands
9.New Day  10.The Time Has Come
11.The First Step  12.Time And Money
Bmg Int'l 1990年


John Farnham - Burn For You

チェーン・リアクションの中の美しい曲『バーン・フォー・ユー』

John Farnham - Chain Reaction (High Quality)

これもお気に入り。
スティーヴのハーモニカソロも、カントリーテイストのアレンジもご機嫌なタイトルバナンバー。



最後に30歳のときのジョンと60歳のときのジョンを・・・

サイモン&ガーファンクル「明日にかける橋」のカバー
Bridge Over Troubled Water - John Farnham (1979)


ジョンがアイドルからアダルト・コンテンポラリー歌手への脱却をはかっていたころの、
テレビ出演時のものです

John Farnham "Youre The Voice" ft Jimmy Barnes & Mark Seymour

2009年AFLグランドファイナルのとき
ジミー・バーンズとマーク・シーモアが共演
さすがに観客がすぐ横にいるせいか、マイクスタンドは投げていません


ジョンはアイドル時代の曲も80年代~現在に至るまでライヴでよく歌っています。
ですので、曲名とジョン・ファーナムで検索すると、80年代以降の映像がヒットしますが、
ジョニー・ファーナムでさがすと見つかりやすいかな。


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