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ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

似合うってなんだーー宮沢りえさんで考える

2013-07-18 21:46:18 | ドラマのなかの着物


幸田文さんの「福分」やら

「持ったが病」等々で、

「結局自分に似合うきものがベスト」

ということになりましたが(勝手にですが)、

では、この「似合う」って何?

なんて疑問が湧いてきました。

まっ、辞書的にはとても簡単です。

「調和する。映える。ふさわしい」

これを、きもの姿がとてもよく「似合う」

宮沢りえさんを例に考えてみます


P1050847

これはご存じ、お茶のCM。

Miyazawa


これは映画「たそがれ清兵衛」

のときの下級武士の妻。

地味ながら健気な美しさ。

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今ひとたびの修羅、観劇」のあだっぽさ。

どれも「似合って」ます。


美人だからど

これは演技力の問題だと思うのです。

 

形だけではなく心まで

「その人に成りきる」。

お茶のきもののときには、

京都のお茶屋の女主人に。

「たそがれ清兵衛」のときには、

下級武士の妻に。

「今ひとたび~」のときには、

あいまい宿の娼婦に。

それぞれの表情、全然違いますものね。

「似合う」とは、

「ある環境のなかで、

その人らしさが一段と美しく出ている」

ことではないかと思います。

「きれい」と「似合う」は違う。

だから、よくある

「こんな人がこんなに変身!

ビフォアー・アフター」という企画は、

「きれい」ではあっても、どこか不自然。

「板に付いていない」、

すぐに元に戻りそうです。

「憧れ」とは、その人の持つ雰囲気、

中身を含めてのこと。

「あっ、この人のステキ」と思ったとき、

身も心もその人に近づけるよう、

きものだけではなく、

仕草や性格までじっと見て、

着こなして、自分のものにする。

宮沢さんは、「たそがれ~」のとき、

役にりきるため、

たすき掛けの練習を何百回としたそうです

 

似合っている」とは、

その人らしさが一番出ているきもの。

そしてその人らしさが出るのは、

一番数多く着ている傾向のきものを着てこそ、かな?

一番自然にふるまえるきもの。

で、私はどの宮沢さんが好きかといえば、

若い時はともかく、今はお茶屋の女主人

ステキなご主人と充実した毎日を

送っている幸せな表情ですね。

 

でも憧れる、ならばですね、

「私はお茶屋の奥様で、夫はモックンだ」

と言い聞かせつつ

(笑・演技力とは思い込み力ですから)、

それこそ何百回となく練習すれば、

いつか私、宮沢さんになっているかも~??

(いやいや、こんな〆で済みません

こういうあでやかなきものも好き。

 

P1050052

まっ、理屈はともかく、

彼女の美しい姿をお楽しみくださいませ。

応援ありがとうございます。

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コメント (6)
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