神保町で行われた「植田正治トークショー」に行ってきました。
これは先に「ブログで広がるご縁」でお知り合いになった「手から手へ」(集英社)の編集者山本純司さんが写真家植田さんについて語る会です。
会に参加した私は、二つの不思議を経験しました。
山本さんです。素敵な方です。
一つ目の不思議は、20年連絡もしなかった知人に再会したことです。
驚いた!
こんなレトロな写真を撮っているところに、偶然その人も居合わせて、暗く狭い路地でお互いに驚いたわけです。
なんとなんと、彼女も、いまからそのトークショーに行くということ!
もう一つの不思議は、ショーのテーマでもある「花の名前をおぼえてはならない、にまつわることです。
山本さんは、あるものに名前を付けた途端、失うものがあると言います。
確かに、「これはリアリズムの写真、印象派の絵」などと名付けたことでわかったような気になることはあります。
「だから絵でも写真でも自分の眼で感じるままにじっくり観ましょう」と。
トークショーは、植田さんを愛した人、植田さんを愛した人といった風に、彼と関わり合いのあるアーティストから読み解いてくださるわけですが、青春時代おおいに感化を受けた?そんな彼の周りの人物は全部知っているのに、私のなかでは、植田さんだけがすっぽり抜けている。
神保町の美しい夜景。
これは若い頃の私が「花の名前」ばかり覚えるのに忙しかったせいですね。
若いころ仏頂面になるはずですね。
そして今ようやく、知識や頭ではなく、「本当に心を動かされるもの」に目が行くようになった。(祝!)
そんなときに、昔の知人と再開。
彼女は、自分の好きなものを追いかけてきただけ。
私は、この年で「心動かされるままに」行った。
そこでの出会いは偶然ではないのでしょうね。
二つの不思議はちゃんとつながっているのでした。
そんな私のその日コーディです。
久米島紬に博多帯
帯揚げ・緑地に白の花
帯締め・山吹と白黒格子
クリスマス・コーディ、したいのですが、その日は少し大人しく!?
それにしても、ブログを始めてから横にも縦にも、次々と広がっていく輪~~の素晴らしさ。
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