襟まわりは、いまだにわたくしの大きな課題であります。
一年くらい前に、
「ようやく見つけた!快適な襟芯」と題したブログをアップしました。
衿芯には苦労している人も多いらしく、ブログ村以外のアクセス、結構あります。
洋服用の接着芯を応用したものです。
友人には、切ったものを差し上げて好評なのですが、彼女はきものを着る回数もあまり多くないから、弱りも少ない。
しかし、生地屋さんで自分に合ったものを探すのは大変、みたいです。
私はまとめて購入しておりますが、きもの着る頻度が結構高いので、三河芯同様、弱りがきてしまいます。
それに衣紋を広く抜くと、プラより柔らかいので、多少歪みます。
そんな話をしたら、友人がこんな本を貸してくれました。
「長襦袢の着こなし入門」(笹島寿美・世界文化社)
同じ笹島先生の「一人でできる着付け」は何度も読んでいるのですが、長襦袢だけの本があるなんて知りませんでした。
長襦袢の着付けはきものの基礎ですが、今はパスします。
目を引いたのは、「襟芯をより生かす小技」というページ。
まず弱まった襟芯の補強に紙で作る襟芯の作り方。
これは先に挙げた「ようやく見つけた~~」で、大久保先生がおしゃっているのと同じですが(ということはプロの間では紙を使う方法は流布しているってことでしょうか)、この本では、その折り方を詳しく紹介しています。
簡単なので、早速作りました。
写真で、作り方わかりますか?
これは先日の雪の日に着たときです。
いつもより襟を抜いたせいもあり、襟のところにやはりシワが寄っています。
それに紙がガサゴソして仕方がない~。
着付けが下手なせいもありますが、自分のレベルで快適でないものはパスするよりないですね。
で、次なる方法は、襟芯に継ぎ布をするというもの。
半襟に布を継ぎたすのはやっていましたが(これは便利!)、襟芯に継ぎ足すのは初耳。
これもやってみました。
プラだと針通らないので、夏用の襟芯です。
プラより柔らかいので年中愛用していますが、これに足し布を付けることで、襟芯の先の跳ね、がなくなるようです。
で、実際にやってみると~~。
後ろのカーブ、前よりきれいですね。
何本か夏用の襟芯、購入することにしました。
少し柔らかめなので、きものによって、接着芯や三河芯を足したり、自分にちょうどいい襟芯にすべく、いろいろ試してみたいと思います。
というわけで、今回は初心にもどって襟芯のお話でした。
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