友人と有楽町界隈にある三菱一号館美術館でやっている「英国の唯美主義ーザ・ビューティフル」に行きました。
美しい女性、美しい部屋、装飾品などなど、ひたすらに「美」を堪能しました。
19世紀のイギリスで起きた大きなこの動き、今のファッション、しいては日本のきものにも大きな影響を与えています。
これまでのヴィクトリア時代の美とは違う美を求めて、と言っても、こと女性に関しては、その違い、あまりよくわからないんですけどね。
どちらも美しいではないですか!
まあ、しいて言えば古典的な美から個性的な美という「美」の範疇が広がったのではないでしょうか。いいことです。
女性の服装も、装飾過多から体型を隠さない「自然な身体」というものに美を感じるようになった?
こういう考え、たとえばシャネルなんかに反映されていますよね。
部屋をきれいに飾るといった考えや、日々使うものこそ美しいものをという考えは、日本の民芸運動に引き継がれているようです。
美術館のなかにあるカフェ「1984」
天井が高く開放感があります。
私たちが「美しい」と感じる、その感じ方も当然ながら、時代や環境に大いに影響されているわけで、美しいものを周りに置くとは、美に対する感性を磨くということですね。
きもの着るようになるまでは、こんなこと考えたことありませんでした。
きものって、ホント、「美」が凝縮されているなあ、とつくづく思います。
というわけで、本日のきもの。
美術の邪魔にならないようなコーディにしました。
ベージュとこげ茶のぼかしになっている上に絞りというお気に入りの一枚です。
前に着たときは秋でした。
秋専用かなと思っていましたが、春にも着用してみました。
春が欲しくて、ピンクの花がいっぱいの絞り帯揚げ。
襦袢もピンク。
桜色グラデーションの帯締め。
花びらの形のビーズのブローチ。
梅の刺繍の半襟。
バッグはヘビロテの緑のビーズ。
後ろはこんな感じです。
ネープシニヨン。
挿していた鼈甲の簪、いつのまにかなくしていました(涙)。
簪、しっかり髪に留めないせいか、よく落とします。
皆さもお気を付けください。
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