ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

捨てるなら、憶えておこう

2015-08-27 08:35:50 | きもの新陳代謝

 

「フランス人は10着しか服を持たない」とか

「服を買うなら捨てなさい」(宝島社)といった

ファッション系「捨て本」が人気です。

 

現在「捨てる!」が課題の紫苑としては、

やはり気になる。

「買ったら、捨てる」とは

「捨て」の王道なので、いまだ未読なのですが、

キモノを整理しつつ、思うのは

「捨てるなら、憶えなさい」

 

というのは、

「捨てる技術!」の「聖域を作らない」という項目、

→たとえば思い出のモノなどを捨てられない、

そんなときには、「こう考えよう」とあって、

あなたが死ねばみんなゴミ」と、ばっさり。

 

うーん、それでも「子どもが小さいときに自分で作った子どものロンパース」とか、

実物は捨てたけど、写真はなかなか捨てられない!

 

いあ、もうこのロンパ自分で作ったのよ。

恩着せがましく」子どもに見せたい。

それが捨てられない理由~~??

 

そんなとき、私が考えた「こう考えよう」が、

「捨てるなら、憶えておこう」

 

きものや洋服、モノを整理するに当たり、

着ていないもの、使っていないモノは、簡単に処分できるのです。

それは思い入れがないから。

 

一方、思い出のあるものは、なかなか処分できません。

 

 娘のショーに着ていったきものとか、きもの友達と遊んだときのきものとか。

 

母の買ったくれた貴重な一枚とか。

こういう着物たちは、たとえ、災害に遭って失ったとしても、

絶対に忘れない~~。

 

「捨てる」ときには、「見ないでどんどん捨てる」と、

たいていの本には書いてあります。

 

 ロンパースばかり作ってた?

 

でも、捨て作業、そんなに急いでどこに行く?

少なくとも、自分にとっての「聖域」に関しては、

ゆっくり、思い出に浸りながらやってもいいのではないの?

途中に気になる本ならつい読んでしまう、

 アルバムなら見入ってしまう。

少し期間かけて、モノの想い出を呼び起こしながら、捨てる!

 

人って、記憶からできているんですよね。

何を覚えているかが、その人がその人たる所以。

自分を作ってくれたのモノたち。

だから、捨てる前にしっかり頭に刻みつける。

それなら、モノたちも安心して往生できるかも。

人だって同じでしょ。

周りの人、いなくなってもちゃんと覚えていれば、その人は

近くにいるのと同じなんだよね。

年を重ねるしあわせー友の命日に想う」

わが家の百物語」

父と暮らせばと原爆」

 

死んだら、みなゴミ、だからこそ、今、しっかり覚えておく。

それを再確認しながら、「自分の生活」を振り返る、

それもまたいいのではないの?

どんなに気に入っていても、いずれ手放す日が来る。

それでもしっかり憶えておけば、自分の手を離れても

それらは生きているんだと、思う。

うーん、ワタシにとって「捨て作業」って

センチメンタルジャーニー、ノスタルジー、

(汚?)部屋の片隅からの小さなタイムトリップ。

 年齢のせい?

 

応気が向いたら

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コメント (2)
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