マスクを作り、
具合を確かめるために、
何度も鏡を覗いたのはいいけど、
頭の白いモノがどんどん
広がっているのに気づいた。
お見苦しいのは承知ながら、
ここはリアル重視。
分け目を変えたり、
まして、古いマスカラ使うくらいでは
もう隠しきれない>
先にアップした、
幸田文先生の「ひとり上手」では、
年を重ねた女性が楽し気に
髪をきれいにする様を、
生き生きと描写なさっていました。
ひとり暮らし、
その上、
人に会わない時期が長くなり、
だんだん、
身だしなみを構わなくなる。
化粧をしないのは楽でいいのですが、
緊張感も薄れ、
だんだん小汚くなってく~~。
ひとり名人を目指すどころでは
ありません。
窓の外は雨。
そこで、
知人のメイクアップアーティストさんに、
近況をお尋ねするついでに、
「~~シニアが家で見苦しくない程度の
リアル・スッピンメイク教えて」と
お願いを。
いや、確かに「きたなくなる~~云々」
という雑談は割愛して、
スッピンメイクの「いろは」を。
まずですね、
顔にできたシミ、
これをコンシーラで、
とにかく塗りつぶす。
若いときはともかく、シニアともなると、
これでもかというくらいシミがあります。
こういった目立つ大きいものから、
老眼で見逃しがちのものまで、
塗りつぶしていきます。
リアル重視ということでアップのアップ。
少し薄くなった。
これは、数を塗りつぶすほど、
きれいになります。
疲れたら、そこでストップ。
その程度の気楽さで。
あとは眉の薄いところを足して、
頬に、軽くチークパウダーを。
これで終わり。
雑誌などで紹介しているスッピンメイクは
商品を買ってもらうためなので、
あれやこれややること、
買うもの多く、
とにかく大変、なのだそう。
コンシーラ、
たとえ百均でもいいので、
それを使うことがポイント。
もの足りない方は、
その上からBBファンデなどを
できるだけ薄く。
右の頬から鼻、
左の頬にかけてのゾーンを重視。
シニアは、
ファンデーションを多く使うと逆効果、
というケースも。
目の周りも、という方は
捨てる寸前のアイラインを。
量が少ないので、
濃くならない。
外化粧、気合を入れた化粧とは、
きれいになるというより、
「~~気を遣っています、わたし」という
アピールだからね、と彼女。
メイクより大切なのはヘア。
こちらは、やはり艶、だそうです。
で、やってみた~。
ヘアの白さはそのままに、
少しジェルを付けるだけで、
白さも見苦しくなくなる~~??
身だしなみとは、
きれいになる、飾ると
いうより、
自分に気を遣うということ。
一緒にいる誰かに気を遣っています
というアピール。
蛇足ながら、
我が娘、
うちにいるのに薄化粧しているから、
「うちにいるのに化粧するの?」
というと、
「00君(パートナーのこと)がいるからね💛」
だって。
というわけで、
ひとりでも、自分に気を遣う、
楽しく、しつこくなく~~、
それが、幸田先生の仰っていた
ひとり上手の条件。
髪もまとめるだけなのだが、
丹念に気を入れて行う。
丹念に気を入れて行う。
少し、気を入れて行う、
これだけでだいぶ違うようです。
スッピンメイクなれど、
せっかくだからと、
先の自作更紗帯を
柔らかもので。
はい、自作更紗に色無地。
髪は少々乱れがちですが。
というわけで、
ひとりでも、ずっとおうちにいても、
少しは自分に優しく、
気を遣いましょうか。
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